SAN ボリューム・コントローラーへの接続用にサポートされるストレージ・システムは、
並行保守を可能にする、予備コンポーネントおよびアクセス・パスによって設計されています。
ホストは、コンポーネントの障害および取り替えの間にも、
そのデータへのアクセスを継続します。
以下のガイドラインは、SAN ボリューム・コントローラーに接続された
すべてのストレージ・システムに適用されます。
- ご使用のストレージ・システムの資料に記載された保守の指示に
必ず従ってください。
- すべての保守手順を行う前に、SAN ボリューム・コントローラーのエラー・ログ内の未修正エラーがないことを確認してください。
- 保守手順を行った後、SAN ボリューム・コントローラーのエラー・ログを調べ、エラーがあれば修正してください。
以下のタイプのエラーが発生する可能性があります。
- MDisk エラー・リカバリー手順 (ERP)
- パスの削減
次のカテゴリーは、ストレージ・システムのサービス・アクションのタイプを表しています。- コントローラー・コードのアップグレード
- 現場交換可能ユニット (FRU) の取り替え
コントローラー・コードのアップグレード
コントローラー・コードのアップグレードについては、以下のガイドラインを十分に理解しておく必要があります。
- SAN ボリューム・コントローラーが、ストレージ・システムの並行保守をサポートしているかどうかを調べます。
- ストレージ・システムがアップグレード処理全体を調整できるようにします。
- ストレージ・システムがアップグレード処理全体を調整できない場合は、
以下のステップを実行します。
- ストレージ・システムのワークロードを 50% 削減する。
- ストレージ・システム用の構成ツールを使用して、アップグレードするコントローラーからすべての論理装置 (LU) を手動でフェイルオーバーする。
- コントローラー・コードをアップグレードする。
- コントローラーを再始動する。
- LU をその元のコントローラーに手動でフェイルバックする。
- すべてのコントローラーについて、繰り返す。
FRU の取り替え
FRU の取り替えについては、以下のガイドラインを十分に理解しておく必要があります。
- 取り替えるコンポーネントが直接ホスト・サイドのデータ・パス内にある場合は (例えば、
ケーブル、ファイバー・チャネル・ポート、またはコントローラー)、
外部データ・パスを使用不可にして、アップグレードに備えてください。外部データ・パスを使用不可にするには、
ファブリック・スイッチ上の該当するポートを切断するか、使用不可にします。
SAN ボリューム・コントローラー ERP は、代替パス上でアクセスを転送します。
- 取り替えるコンポーネントが内部データ・パス内にあって (例えば、
キャッシュまたはディスク・ドライブ)、完全に障害を起こしているわけではない場合は、
必ずデータをバックアップしてから、コンポーネントの取り替えを試みてください。
- 取り替えるコンポーネントがデータ・パス内にない場合は (例えば、
無停電電源装置、ファンまたはバッテリー)、コンポーネントは一般に二重冗長になっていて、
追加のステップなしに取り替えることができます。