FlashCopy® マッピング・コピー速度 は、1 から 100 の間の値であり、FlashCopy マッピングがどのような状態であっても変更できます。
| ユーザー指定の rate 属性値 | コピーされるデータ/秒 | 256 KB グレーン/秒 | 64 KB グレーン/秒 |
|---|---|---|---|
| 1 から 10 | 128 KB | 0.5 | 2 |
| 11 から 20 | 256 KB | 1 | 4 |
| 21 から 30 | 512 KB | 2 | 8 |
| 31 から 40 | 1 MB | 4 | 16 |
| 41 から 50 | 2 MB | 8 | 32 |
| 51 から 60 | 4 MB | 16 | 64 |
| 61 から 70 | 8 MB | 32 | 128 |
| 71 から 80 | 16 MB | 64 | 256 |
| 81 から 90 | 32 MB | 128 | 512 |
| 91 から 100 | 64 MB | 256 | 1024 |
コピーされるデータ/秒およびグレーン/秒の数値は、SAN ボリューム・コントローラーが達成を試みる標準を表します。 SAN ボリューム・コントローラーは、フォアグラウンド入出力の要件を考慮した後、ノードから管理対象ディスクを構成する物理ディスクまでに使用可能な帯域幅が十分でない場合、これらの標準を達成できません。このような状況が生ずると、バックグラウンド・コピー入出力はホストからの入出力と対等にリソースを争います。 帯域幅が制限されていなかった場合、この状況では、どちらの入出力でも待ち時間が増大し、結果的にスループットが減少する傾向にあります。
この減少は除々に進行します。 バックグラウンド・コピー、停止中コピー、およびフォアグラウンド入出力は順方向に進行し続け、ノードが停止またはハングしたり、ノードで障害が発生したりすることはありません。
バックグラウンド・コピーは、 ソース VDisk がある入出力グループに属するいずれかのノードによって行われます。 バックグラウンド・コピーおよび停止中コピーを実行するノードで障害が発生した場合、コピーを実行する責任は入出力グループのもう一方のノードに移ります。
バックグラウンド・コピーは最高の論理ブロック番号 (LBA) が含まれているグレーンで開始され、LBA 0 が含まれているグレーンに向かって逆方向に進行します。バックグラウンド・コピーが逆方向に行われるのは、アプリケーションからの順次書き込みストリームとの無用の相互作用を避けるためです。
停止中コピー操作では、停止中マップ上で分割されたそれぞれのグレーンが、そのグレーンに従属する次のマップ (存在する場合) にコピーされます。 操作は、最高の LBA が含まれているグレーンの探索で開始され、LBA 0 が含まれているグレーンに向かって逆方向に進行します。他のマップが従属しているグレーンだけがコピーされます。
FlashCopy マッピングを作成または変更するときは、バックグラウンドのコピー速度から独立して、FlashCopy マッピングのクリーニング速度を指定できます。表 1 に示されているクリーニング速度は、クリーニング処理が作動する際の速度を制御します。 クリーニング処理は、マッピングのターゲット VDisk から、このデータに従属する他のマッピングのターゲット VDisk にデータをコピーします。 FlashCopy マッピングが停止状態に進むには、クリーニング処理が完了している必要があります。
クリーニング・モードでは、FlashCopy マッピングがコピー状態にあるときに、クリーニング処理をアクティブにできます。これにより、クリーニング処理の稼働中、ターゲット VDisk はアクセス可能に維持されます。 このモードで作動するときは、入出力操作がターゲット VDisk に新規データをコピーし続ける場合は、ホスト入出力操作によってクリーニング処理が 100% に達しない可能性があります。 しかし、マッピングが停止中にクリーニングを必要とするデータ量を最小限に抑えることが可能です。
バックグラウンド・コピーの進行が 100% に到達し、マッピングがコピー中状態にあるか、あるいはバックグラウンド・コピー速度が 0 に設定されている場合は、クリーニング・モードはアクティブです。