高可用性の目的で、SAN ボリューム・コントローラー・クラスターを 3 つの場所に分割し、データをミラーリングできます。
ロケーション全体に影響を与える電源障害などのような障害から保護するために、単一の SAN ボリューム・コントローラー・クラスターを 3 カ所の物理位置に分割する構成が使用できます。 ただし、分割クラスターは、通常かなりのパフォーマンス低下をもたらすことを考慮する必要があります。
分割クラスター構成では、アクティブ・クォーラム・ディスクは 3 番目のサイトに配置されます。 1 次サイトと 2 次サイト間で通信が失われた場合、アクティブ・クォーラム・ディスクへのアクセスを有するサイトがトランザクション処理を続行します。 アクティブ・クォーラム・ディスクへの通信が失われた場合は、他のサイトの代替クォーラム・ディスクがアクティブ・クォーラム・ディスクとなることができます。
SAN ボリューム・コントローラー・ノードのクラスターは最大 3 つのクォーラム・ディスクを使用するように構成できますが、状態を解決するために選択されるクォーラム・ディスクは 1 つのみです。ここで、クラスターは同一サイズのノードの 2 つのセットに区分されているものとします。 他のクォーラム・ディスクの目的は、クラスターが分割される前にクォーラム・ディスクに障害が発生したときの冗長性を確保するためです。
図 1 では、クォーラム・ディスクのホストであるストレージ・システムは、1 次サイトおよび 2 次サイトの両サイトのスイッチに長波ファイバー・チャネル接続を使用して直接接続されています。 1 次サイトまたは 2 次のどちらかで障害が発生した場合、残ったサイトがクォーラム・ディスクのホストであるストレージ・システムへの直接アクセスを保持できるようにする必要があります。
代わりの構成としては、3 番目のサイトの追加ファイバー・チャネル・スイッチを使用して、そのスイッチから 1 次サイトおよび 2 次サイトに接続することも可能です。 このタイプの構成は、クォーラム・ディスクのホストであるストレージ・システムが拡張クォーラムをサポートしている場合にのみサポートされます。 SAN ボリューム・コントローラーはクォーラム・ディスクを実現するために他のタイプのストレージ・システムを使用することも可能ですが、これらのクォーラム・ディスクへのアクセスは常に単一パスを通して行われます。
クォーラム・ディスク構成の要件については、次の Web サイトの「Guidance for Identifying and Changing Managed Disks Assigned as Quorum Disk Candidates」技術情報を参照してください。
Guidance for Identifying and Changing Managed Disks Assigned as Quorum Disk Candidates