ホスト・システム は、ファイバー・チャネル・インターフェースまたは IP ネットワークを介して SAN ボリューム・コントローラーに接続されるコンピューターです。
ホスト・オブジェクト は、ホスト・システムが SAN ボリューム・コントローラーとの通信に使用するインターフェースを識別する、ワールド・ワイド・ポート名 (WWPN) のリストおよび iSCSI 名のリストを表す、SAN ボリューム・コントローラー内の論理オブジェクトです。 iSCSI 名は、iSCSI 修飾名 (IQN) または拡張固有 ID (EUI) のいずれかです。
標準的な構成では、SAN ボリューム・コントローラーに接続されているホスト・システムごとにホスト・オブジェクトが 1 つあります。 ホストのクラスターが同じストレージにアクセスする場合、HBA ポートをいくつかのホストから 1 つのホスト・オブジェクトに追加して、構成をさらに簡単なものにすることができます。ホスト・オブジェクトは WWPN と iSCSI 名の両方を持つことができます。
クラスターは、ホスト・システムに仮想ディスク (VDisk) を自動的には提示しません。各 VDisk を特定のホスト・オブジェクトにマップして、ホスト・オブジェクトに関連付けられた WWPN または iSCSI 名を介して VDisk にアクセスできるようにする必要があります。
新しいホスト・オブジェクトを作成すると、構成インターフェースは、未構成の WWPN のリストを提供します。これらは、クラスターが検出した WWPN を示します。候補 iSCSI 名は選択できないため、手動で入力する必要があります。
クラスターは、ファイバー・チャネル・ネットワークを介してクラスターに接続された WWPN のみを検出できます。 ファブリック上でディスクが検出されない場合、ファイバー・チャネル HBA デバイス・ドライバーによっては、ポートをログインしたままにできないものがあります。そのため、一部の WWPN が候補 WWPN のリストに表示されない可能性があります。構成インターフェースは、ポート名を手動で入力できる方法を提供します。
WWPN または iSCSI 名は、1 つのホスト・オブジェクトにのみ追加できます。
ホスト・オブジェクトのポート・マスク・プロパティーを使用して、ホストがアクセスできる各 SAN ボリューム・コントローラー・ノード上のファイバー・チャネル・ポートを制御することができます。ポート・マスクは、ホスト・オブジェクトに関連付けられた WWPN からのログインに適用されます。ポート・マスク構成は、iSCSI 接続には無効です。
ホスト・ファイバー・チャネル・ポートとノード・ファイバー・チャネル・ポートの間でのログインごとに、ノードは関連のホスト・オブジェクトのポート・マスクを調べて、アクセスを許可するか拒否するかを判断します。アクセスが拒否された場合、ノードは HBA WWPN が不明であるかのように SCSI コマンドに応答します。
ポート・マスクは、バイナリーの 4 ビットです。マスクの有効値は、0000 (ポートすべて使用不可) から 1111 (ポートすべて使用可能) の範囲です。例えば、マスクが 0011 の場合、ポート 1 およびポート 2 を使用することができます。デフォルト値は、1111 です。
ファイバー・チャネル接続ホストに対して VDisk からホストへのマッピングを作成する場合、ホスト・オブジェクトに関連付けられたホスト・ポートは、最大 8 個のファイバー・チャネル・ポート上の VDisk を表す LUN を表示できます。ノードは、複数のノード・ポートを経由してアクセスが行われる SCSI LU 用の米国規格協会 (ANSI) ファイバー・チャネル (FC) 規格に従います。単一の入出力グループ内のすべてのノードは、それらのノード上のすべてのポート全体に、整合した SCSI LU のセットを提示します。
同様に、単一の入出力グループ内のすべてのノードは、これらのノード上のすべての iSCSI ポート全体に、整合した SCSI LU のセットを提示します。
各 WWPN または iSCSI 名を認識できるノードの数は、ノードごとに報告され、ノード・ログイン・カウント と呼ばれます。 カウントが現行構成から予想される値より小さい場合は、接続問題がある可能性があります。