管理対象ディスク (MDisk) とは、クラスター内のノードが接続されている SAN ファブリックまたは LAN 構成にストレージ・システムがエクスポートした論理ディスク (通常は RAID またはその区画) です。
したがって、MDisk は、単一の論理ディスクとして SAN に提示される複数の物理ディスクで構成することができます。 MDisk は物理ディスクと 1 対 1 の対応関係をもっていない場合でも、物理ストレージの使用可能ブロックをクラスターに対して常に提示します。
MDisk はいくつかのエクステントに分割されており、これらのエクステントには、MDisk の始まりから終わりまで 0 から順番に番号が付けられています。 エクステント・サイズは、MDisk グループのプロパティーです。 MDisk が MDisk グループに追加されたときに、MDisk が分割されるエクステントのサイズは、 それが追加された MDisk グループの属性によって決まります。
| 状況 | 説明 |
| オンライン | MDisk にはすべてのオンライン・ノードがアクセスできます。
言い換えれば、現在クラスターの作業メンバーになっているすべてのノードがこの MDisk にアクセスできます。
MDisk は、以下の条件が満たされている場合、オンラインです。
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| 劣化パス | MDisk が、クラスター内の 1 つ以上のノードからアクセスできません。
劣化パス状況は、
ディスク・コントローラーまたはファイバー・チャネル・ファブリックの誤った構成の結果である可能性が最も高い。
ただし、ディスク・コントローラー、ファイバー・チャネル・ファブリック、
またはノードのハードウェア障害がこの状態の原因となっている場合もあります。
以下のアクションを実行して、この状態からリカバリーします。
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| 劣化ポート | MDisk のエラー・ログに、1 つ以上の 1220 エラーがあります。 1220 エラーは、リモート・ファイバー・チャネル・ポートが MDisk から除外されたことを示します。 このエラーによってストレージ・コントローラーのパフォーマンスが悪くなり、通常、 ストレージ・コントローラーにハードウェア障害があることを示します。 この問題を修正するには、ストレージ・コントローラーのすべてのハードウェア障害を解決し、エラー・ログ内の 1220 エラーを修正する必要があります。 ログにあるこれらのエラーを解決するには、 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールでを選択します。 「保守手順」パネルで「分析の開始」を選択します。 このアクションは、現在エラー・ログにある未修正エラーのリストを表示します。 これらの未修正エラーについては、エラー名を選択し、指針付き保守手順を開始して、エラーを解決します。 エラーは降順でリストされ、最も優先順位が高いエラーが最初にリストされます。 最初に、最も優先順位が高いエラーを解決してください。 |
| 除外 | MDisk は、アクセス・エラーが繰り返し発生した後、 クラスターの使用から除外されました。 指定保守手順を実行して、問題を判別してください。 |
| オフライン | MDisk は、いずれのオンライン・ノードからもアクセスできません。 すなわち、現在クラスターの作業メンバーになっているすべてのノードがこの MDisk にアクセスできません。 この状態は、SAN、ストレージ・システム、 またはストレージ・システムに接続されている 1 つ以上の物理ディスクでの障害によって生じることがあります。MDisk は、ディスクへのすべてのパスに障害が起こった場合にのみ、オフラインであると報告されます。 |
各 MDisk は、エクステント と呼ばれる同じサイズのチャンクに分割されます。 エクステントとは、MDisk と VDisk コピーとの論理接続を提供するマッピングの単位です。
svctask includemdisk mdiskname/idmdiskname/id は MDisk の名前または ID です。
MDisk はそれぞれ、その MDisk にアクセスするノードの数である、オンライン・パス・カウントをもっています。 これは、クラスター・ノードとストレージ・デバイスの間の入出力パス状況の要約を表しています。最大パス・カウントは、 過去の任意の時点でクラスターが検出したパスの最大数です。 現行パス・カウントが最大パス・カウントと等しくない場合は、MDisk の機能が劣化している可能性があります。すなわち、1 つ以上のノードがファブリックにある MDisk を認識できないことがあります。