このタスクについて
SAN ボリューム・コントローラーは、各種のデータ・マイグレーション機能を提供します。
これらの機能を使用して、MDisk グループ
内 と MDisk グループ
間 の両方でデータの配置を移動できます。これらの機能は、入出力操作と同時に使用することもできます。データのマイグレーション方法は、次の 2 とおりがあります。
- 1 つの MDisk から (同じ MDisk グループ内の) 別の MDisk へのデータ (エクステント) のマイグレーション。
この方法を使用して、使用が非常に多い MDisk を除去できます。
- 1 つの MDisk グループから別のグループへの VDisk のマイグレーション。
この方法を使用して、使用率が高い MDisk グループを除去できます。
例えば、MDisk のグループの使用率を減らすことができます。
- ターゲット VDisk またはソース VDisk がオフラインである場合、またはメタデータを保管するにはクォーラム・ディスク・スペースが不十分である場合、マイグレーション・コマンドは失敗します。オフライン状態またはクォーラム・ディスクの状態を訂正して、コマンドを再発行してください。
注: - ソース MDisk は、他のエクステント・マイグレーション操作のソース MDisk として使用することは現在できません。
- 宛先 MDisk は、他のエクステント・マイグレーション操作の宛先 MDisk として使用することはできません。
ノード、MDisk、 および VDisk に関する入出力 (I/O) 統計を
収集することにより、特定の MDisk の使用率を判別できます。
このデータを収集した後、それを分析して、使用率が高い MDisk を判別できます。手順に従って、エクステントを照会し、同じ MDisk グループの別のところにマイグレーションします。この手順は、コマンド行ツールを使用してのみ実行できます。
考えられる問題を除去するためにエクステントをマイグレーションするには、以下のことを実行します。
- 過剰使用されている MDisk を特定する。これは、入出力統計ダンプを要求し、出力を分析することにより、判別できます。入出力統計収集を開始するには、以下の CLI コマンドを発行します。
svctask startstats -interval 15
このコマンドは、約 15 分おきに、新しい入出力統計ダンプ・ファイルを生成します。
- svctask startstats コマンドを発行後、少なくとも 15 分待ってから、以下のコマンドを発行します。
svcinfo lsiostatsdumps
このコマンドにより、それぞれのノードごとに生成される入出力統計ファイルがリストされます。
これらの統計ファイルには、MDisk 統計の場合は Nm、VDisk 統計の場合は Nv、
さらにノード統計の場合は Nn という接頭部が付きます。
- セキュア・コピー (scp) を使用して、分析するダンプ・ファイルを検索する。例えば、以下の AIX® CLI コマンドを発行します。
scp clusterip:/dumps/iostats/m_*
このコマンドは、すべての MDisk 統計ファイルを AIX ホストの現行ディレクトリーにコピーします。
- ダンプを分析して、使用率が高い MDisk を判別する。
使用率の高い VDisk を判別して、グループ内のすべての MDisk により均等にデータを分散できるようにすることもできます。
- 次のコマンドを発行して、統計収集を停止する。
svctask stopstats
使用率が高い MDisk を判別したら、同じ MDisk グループ内の他の MDisk にデータの一部をマイグレーションできます。