chcluster コマンドは、既存のクラスターの属性を変更します。
このコマンドは、クラスター作成後であればいつでも使用できます。
このコマンドに関連するパラメーターはすべてオプションです。
しかし、このコマンドには 1 つ以上のパラメーターを指定する必要があります。
構文

>>- svctask -- -- chcluster -- -- -- --------------------------->
>--+-------------------------+-- ------------------------------->
'- -name -- cluster_name -'
>--+---------------------------+-- -- -- ----------------------->
'- -servicepwd -- password -'
>--+--------------------------+-- --+----------------------+---->
'- -speed -- fabric_speed -' '- -alias -- id_alias -'
>-- --+--------------------------------------+-- --------------->
'- -icatip -- icat_console_ip_address -'
>--+---------------------------------+-- ----------------------->
'- -invemailinterval -- interval -'
>--+--------------------------------------+-- ------------------>
'- -gmlinktolerance -- link_tolerance -'
>--+-------------------------------------------------------------+-->
'- -gminterdelaysimulation -- inter_cluster_delay_simulation -'
>--+-------------------------------------------------------------+-->
'- -gmintradelaysimulation -- intra_cluster_delay_simulation -'
>-- -- -- -- -- --+-------------------------------------+-- ---->
'- -icatip_6 -- ipv6_icat_ip_address -'
>--+---------------------------------+-- ----------------------->
'- -ntpip -- ipv4_ntp_ip_address -'
>--+-----------------------------------+-- --------------------->
'- -ntpip_6 -- ipv6_ntp_ip_address -'
>--+-------------------------------+---------------------------->
'- -isns -- sns_server_address -'
>-- --+--------------------------------------+------------------>
'- -isns_6 -- ipv6_sns_server_address -'
>--+----------------------------------------------------+------->
'- -relationshipbandwidthlimit -- bandwidth_in_mbps -'
>--+-----------------------------+------------------------------>
'- -iscsiauthmethod--+-none-+-'
'-chap-'
>--+-----------------------------+--+----------------+---------><
'- -chapsecret-- chap_secret -' '- -nochapsecret-'
パラメーター
- -name cluster_name
- (オプション) クラスターの新規名を指定します。
重要:
各ノードの iSCSI 修飾名 (IQN) は、クラスターおよびノードの名前を使用して生成されます。iSCSI プロトコルを使用している場合、名前の変更によってクラスター内のすべてのノードの IQN も変更され、iSCSI 接続されたすべてのホストの再構成が必要になる場合があります。
- -servicepwd password
- (オプション) 新しいサービス利用者パスワードを指定します。
このパラメーターと共にパスワードを指定してもしなくても構いませんが、
パラメーターに続けてパスワードを指定しない場合は、パスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。
プロンプトに応答してパスワードを入力しても、そのパスワードは表示されません。
注: 管理者権限を持つユーザーのみが、パスワードを変更できます。
- -speed fabric_speed
- (オプション) このクラスターが接続するファブリックの速度を指定します。
有効値は、1 または 2 (GB) です。
重要: 稼働中のクラスターの速度を変更すると、接続ホストに対する入出力サービスが切断されます。
ファブリック速度を変更する前に、アクティブ・ホストからの入出力を停止し、ボリュームをアンマウントするか (UNIX® ホスト・タイプの場合)、またはドライブ名を除去することにより (Windows® ホスト・タイプの場合)、強制的にそれらのホストにすべてのキャッシュ・データをフラッシュさせます。
一部のホストでは、リブートと新しいファブリック速度の検出が必要です。
ファブリック速度設定は、クラスター内の SAN ボリューム・コントローラーモデル 2145-8F2 にのみ適用されます。SAN ボリューム・コントローラー・モデル 2145-8A4、2145-CF8、2145-8G4、および 2145-8F4 は、ポートごとにファブリック速度を自動折衝します。
- -alias id_alias
- (オプション) 代替名を指定します。これはクラスターの基本 ID を変更しませんが、すべての vdiskhostmap (既存のものと新規のものの両方) の VDisk_UID に影響を及ぼします。このオブジェクトは、別名に一致する ID のクラスターに対して作成されたように表示されます。
したがって、クラスターの別名を変更すると、クラスターによって提示された VDisk を各ホストが再スキャンするまで、ホスト VDisk アクセスが失われます。
- -icatip icat_console_ip_address
- (オプション) クラスターが使用する新規 IP アドレスを指定します。この IP アドレスのフォーマットは、ポート指定のある小数点付き 10 進表記に従っていなければなりません (例えば、255.255.255.255:8080)。
このパラメーターを指定すると、この値によって、既存の -icatip_6 アドレスはすべて上書きされます。
- -invemailinterval interval
- (オプション) インベントリー E メールが指定された E メール受信者に送信される間隔を指定します。
間隔の範囲は 0 から 15 です。
間隔の単位は日数です。
値を 0 に設定すると、インベントリー E メール通知の機能がオフになります。
- -gmlinktolerance link_tolerance
- (オプション) グローバル・ミラー操作について不適切なクラスター間リンクが許容される時間の長さ (秒数) を指定します。
このパラメーターは 10 秒単位で 60 から 400 秒の値を受け入れます。
デフォルトは 300 秒です。
このパラメーターの値としてゼロ (0) を入力すると、リンク許容範囲を無効にできます。
- -gminterdelaysimulation inter_cluster_delay_simulation
- (オプション) クラスター間遅延のシミュレーションを指定します。これは 2 つのクラスター間のグローバル・ミラーの往復遅延 (ミリ秒) をシミュレートするものです。
デフォルトは 0 です。有効範囲は 0 から 100 ミリ秒です。
- -gmintradelaysimulation intra_cluster_delay_simulation
- (オプション) グローバル・ミラーの往復遅延をシミュレートするクラスター内遅延シミュレーションをミリ秒単位で指定します。デフォルトは 0 です。有効範囲は 0 から 100 ミリ秒です。
- -icatip_6 icat_console_ipv6_address
- (オプション) クラスターが使用する新規 IPv6 アドレスを指定します。このパラメーターを指定すると、この値によって、既存の -icatip アドレスはすべて上書きされます。IPv6 アドレス・フォーマットは、次のいずれかでなければなりません。
- 次の例のように、それぞれ 4 桁の 16 進数字で表され、コロンで区切られた 8 つのグループ。
[1234:1234:abcd:0123:0000:0000:7689:6576]:23
- 次の例のように、それぞれ先行ゼロが省略された 16 進数字で表され、コロンで区切られた 8 つのグループ。
[1234:1234:abcd:123:0:0:7689:6576]:23
- 次の例のように、1 つ以上の連続したすべてが 0 のグループが抑止された表現
[1234:1234:abcd:123::7689:6576]:23
- -ntpip ipv4_ntp_ip_address
- (オプション) Network Time Protocol (NTP) サーバーの IPv4 アドレスを指定します。NTP サーバー・アドレスを構成すると、クラスターは、該当の NTP サーバーをそのタイム・ソースとしてただちに使用し始めます。NTP サーバーをタイム・ソースとして使用することを停止するには、次のように、ゼロ・アドレスを用いた -ntpip パラメーターを呼び出します。
svctask chcluster -ntpip 0.0.0.0
- -ntpip_6 ipv6_ntp_ip_address
- (オプション) NTP サーバーの IPv6 アドレスを指定します。NTP サーバー・アドレスを構成すると、クラスターは、該当の NTP サーバーをそのタイム・ソースとしてただちに使用し始めます。NTP サーバーをタイム・ソースとして使用することを停止するには、次のように、ゼロ・アドレスを用いた -ntpip_6 パラメーターを呼び出します。
svctask chcluster -ntpip_6 0::0
- -isns sns_server_address
- (オプション) iSCSI ストレージ・ネーム・サービス (SNS) の IPv4 アドレスを指定します。
- -isns_6 ipv6_sns_server_address
- (オプション) iSCSI SNS の IPv6 アドレスを指定します。
- -relationshipbandwidthlimit bandwidth_in_mbps
- (オプション) 新しいバックグラウンド・コピー帯域幅をメガバイト/秒 (MBps) 単位で 1 から 1000 の範囲で指定します。
デフォルトは 25 MBps です。
このパラメーターは、クラスター規模で作動し、どの関係でも受け入れることができる最大バックグラウンド・コピー帯域幅を定義します。
協力関係で定義されている既存のバックグラウンド・コピー帯域幅の設定値は引き続き有効であり、協力関係および VDisk の速度として低い方の値の採用が試行されます。
注: この値は、より高い帯域幅を採用しても支障がないことが明白でなければ、デフォルトより高く設定しないでください。
- -iscsiauthmethod none | chap
- (オプション) クラスターの iSCSI 通信の認証方式を設定します。
iscsiauthmethod の値は none または chap です。
- -chapsecret chap_secret
- (オプション) iSCSI 経由でのクラスターの認証に使用するために、チャレンジ・ハンドシェーク認証プロトコル (CHAP) シークレットを設定します。
このパラメーターは、iscsiauthmethod chap パラメーターが指定されている場合に必要です。
指定した CHAP シークレットは、スペースで開始または終了することはできません。
- -nochapsecret
- (オプション) 以前に設定されていた iSCSI 認証用の CHAP シークレットをすべて消去します。
このパラメーターは、chapsecret パラメーターが指定されている場合は使用できません。
説明
このコマンドは、クラスターの特定の機能を変更します。
1 つのコマンドで複数の機能を変更できます。
-ntpip または -ntpip_6 パラメーターを使用すると、クラスターは、NTP サーバーを外部のタイム・ソースとして使用できます。
クラスターは、NTP サーバーのタイム値に従って構成ノードのシステム・クロックを調整します。その他のノードのクロックは、構成ノードのクロックから更新されます。NTP モードでは、svctask
setclustertime コマンドは使用不可にされます。
すべてのコマンドはオプションです。ただし、少なくとも 1 つのパラメーターを指定する必要があります。
パスワードの変更:
サービス利用者のパスワードを変更するには、
svctask chcluster -servicepwd password コマンドを発行します。
注: パスワードをコマンド行に入力するときに表示したくない場合は、新規パスワードを省略します。その場合、コマンド行ツールはパスワードの入力と確認を求めるプロンプトを出しますが、パスワードは表示されません。
svctask chclusterip コマンドは、クラスター IP アドレスおよびサービス IP アドレスを変更するために使用します。
呼び出し例
svctask chcluster -ntpip 9.20.165.16 -relationshipbandwidthlimit 40
結果出力
No feedback