iSCSI の構成規則

iSCSI ホスト接続については、SAN ボリューム・コントローラーの構成規則に従う必要があります。

SAN ボリューム・コントローラーのイーサネット・ポートを使用して、Small Computer System Interface Over Internet Protocol (iSCSI) ホストに SAN ボリューム・コントローラーを接続できます。

注: SAN ボリューム・コントローラーは、iSCSI 接続をファイバー・チャネル・ネットワークに繋ぐブリッジとなる SAN 装置をサポートします。
iSCSI 接続は、ホストから LAN 経由で SAN ボリューム・コントローラーに向かう経路を使用します。iSCSI ホスト接続については、SAN ボリューム・コントローラーの構成規則に従う必要があります。
  • SAN ボリューム・コントローラーは、ノード当たり 256 の iSCSI セッションをサポートします。
  • SAN ボリューム・コントローラーは、現在、セッション当たり 1 つの iSCSI 接続をサポートしています。
  • SAN ボリューム・コントローラー・ポートの制限は、現在、ファイバー・チャネル WWPN と iSCSI 名の間で共有されます。

SAN ボリューム・コントローラー・ノードには、それぞれ 2 つのイーサネット・ポートがあります。イーサネット・ポートごとに、最大 1 つの IPv4 アドレスと 1 つの IPv6 アドレスを iSCSI 入出力用に指定できます。

iSCSI ホストはノード・ポートの IP アドレスを使用して SAN ボリューム・コントローラーに接続します。ノードに障害が起こった場合、アドレスが使用できなくなり、ホストは SAN ボリューム・コントローラーとの通信を失います。 ホストがデータへのアクセスを維持できるように、障害ノードのノード・ポート IP アドレスが入出力グループ内のパートナー・ノードに転送されます。 パートナー・ノードは、自分のノード・ポート IP アドレスに対する要求と、障害ノードのノード・ポート IP アドレスに対する要求の両方を処理します。 このプロセスはノード・ポート IP フェイルオーバーと呼ばれます。 ノード・ポート IP アドレスに加えて、障害ノードの iSCSI 名と iSCSI 別名も、パートナー・ノードに転送されます。 障害ノードが復旧された後、ノード・ポート IP アドレスと iSCSI 名および iSCSI 別名が、元のノードに返されます。

複数の構成がサポートされます。 両方のノード・イーサネット・ポートを同じサブネット上に構成することができ、またイーサネット・ポートをそれぞれ別々のサブネット上に構成して、別々のゲートウェイを使用することもできます。 イーサネット・ポートを別々のサブネット上に構成するには、まず iSCSI ホストからノードへ、およびその逆の ping を行って、IP 構成が正しいことを確認します。

SAN ボリューム・コントローラー VDisk を、ファイバー・チャネル・ホスト、iSCSI ホスト、またはその両方に同じようにマップできます。

各入出力グループは VDisk を同じ最大合計数のホスト・オブジェクト (256) にマップできます。オブジェクトには、ファイバー・チャネル接続機構、iSCSI 接続機構、またはその両方を含めることができます。

SAN ボリューム・コントローラーは以下の入出力記述をサポートします。
  • 同じホスト内の異なるイニシエーターから同じ入出力グループへの入出力
  • 異なるホスト内の異なるイニシエーターから同じ VDisk への入出力
  • 異なるホスト内のファイバー・チャネルおよび iSCSI イニシエーターから同じ VDisk への入出力
同じホスト内のファイバー・チャネルおよび iSCSI イニシエーターから同じ VDisk への入出力はサポートされません。

クラスター化イーサネット・ポートは、同じイーサネット・スイッチに接続されたクラスター内の各ノードについて 1 つずつのイーサネット・ポートで構成されます。 SAN ボリューム・コントローラー・ノードには 2 つのイーサネット・ポートがあるため、2 つのクラスター化イーサネット・ポートを構成することが可能です。 クラスター化イーサネット・ポートまたはノード・イーサネット・ポートには、イーサネット構成コマンドを使用できます。SAN ボリューム・コントローラー・クラスターは、冗長イーサネット・ネットワークを使用して構成することができます。

チャレンジ・ハンドシェーク認証プロトコル (CHAP) を介する 2 つのタイプの認証がサポートされます。
  1. 一方向認証: iSCSI ターゲット (SAN ボリューム・コントローラー・ノード) が iSCSI イニシエーターを認証する。
  2. 両方向 (相互) 認証: iSCSI ターゲット (SAN ボリューム・コントローラー・ノード) が iSCSI イニシエーターを認証し、その逆も行われる。
重要: iSCSI イニシエーターにより、2 つのパスワードを設定できます。1 つはディスカバリー用であり、もう 1 つは iSCSI セッション入出力用です。ただし、SAN ボリューム・コントローラーは両方のパスワードが同じであることを要求します。

iSCSI プロトコルの制限

iSCSI 接続を使用する際は、iSCSI プロトコルの制限を考慮する必要があります。
  • ディスカバリー用の SLP サポートはありません。
  • ヘッダーおよびデータ・ダイジェストのサポートは、折衝を行うようにイニシエーターを構成した場合にのみ提供されます。
  • セッション当たり 1 つの接続のみがサポートされます。
  • 最大 256 の iSCSI セッションがサポートされます。
  • ErrorRecoveryLevel 0 (セッション再開) のみがサポートされます。
  • ファイバー・チャネル接続と iSCSI 接続の両方をサポートし、単一の VDisk にアクセスするホストの動作は予測不能であり、マルチパス・ソフトウェアによって異なります。
  • 1 つの iSCSI イニシエーターから起動されるセッションは 1 つのみ可能です。
以下の iSCSI セッション・パラメーターがサポートされます。
initial_r2t = 1
immediate_data = 0
max_connections = 1
Max_recv_segment_data_length = 32k
max_xmit_data_length = 32k
max_burst_length = 32k
first_burst_length = 32k
default_wait_time = 2
default_retain_time = 20
max_outstanding_r2t = 1
data_pdu_inorder = 1
data_sequence_inorder = 1
error_recovery_level = 0
header_digest = CRC32C,None
data_digest = CRC32C,None
ofmarker = 0
ifmarker = 0
ofmarkint = 2048
ifmarkint = 2048
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