SAN ファブリック とは、ルーターおよびスイッチが含まれるネットワークの領域のことです。SAN は多数のゾーンで構成されます。SAN を 使用している装置は、その装置が入っている同じゾーンに組み込まれている装置のみとコミュニケーションできます。SAN ボリューム・コントローラー・クラスターにはいくつかの特殊タイプのゾーン (クラスター・ゾーン、ホスト・ゾーンとディスク・ゾーン) が必要です。 クラスター間ゾーンはオプションです。
ホスト・ゾーンでは、ホスト・システムは SAN ボリューム・コントローラー・ノードの識別と アドレス指定を行うことができます。複数のホスト・ゾーンと複数のディスク・ゾーンを作成できます。クラスター・ゾーンには、デュアル・コア・ファブリック設計を使用していない限り、クラスター内のすべてのSAN ボリューム・コントローラー・ノードからのすべてのポートが含まれます。 それぞれのホスト・ファイバー・チャネル・ポートごとに 1 つのゾーンを作成します。 ディスク・ゾーンでは、SAN ボリューム・コントローラー・ノードがストレージ・システムを識別します。 一般的には、それぞれのストレージ・システム当たり 1 つのゾーンを作成します。 ホスト・システムは、ストレージ・システムを直接操作することはできません。すべてのデータ転送は、SAN ボリューム・コントローラー・ノードを介して行われます。 メトロ・ミラーおよびグローバル・ミラー (Global Mirror)機能を使用している場合は、各クラスター内の各ノードから少なくとも 1 つのポートでゾーンを作成し、最大 4 つのクラスターがサポートされます。
SAN ボリューム・コントローラー・ノード間の通信はすべて 、SAN を介して行われます。SAN ボリューム・コントローラー・ノードの構成コマンドおよびサービス・コマンドはすべて、 イーサネット・ネットワークを介してクラスターに送信されます。
各 SAN ボリューム・コントローラー・ノードには、それぞれの重要製品データ (VPD) が入っています。各クラスターには、そのクラスターのすべての SAN ボリューム・コントローラー・ノードに共通な VPD が入っています。 イーサネット・ネットワークに接続され、正しいアクセス権限を持つシステムであればどのシステムでも、この VPD にアクセスできます。