「クォーラム・ディスクの設定」パネルから、管理対象ディスク (MDisk) をクォーラム・ディスクとして設定することができます。
この作業は、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを既に起動済みであることを前提としています。
クォーラム・ディスクは、SAN ファブリックに問題があるとき、またはクラスター内に半分の数のノードを残したままノードがシャットダウンしたときに使用されます。 このタイプの問題は、クラスター内に残ったノードとそうでないノード間のコミュニケーションを失う原因となります。 ノードはグループに分割され、各グループ内のノードは相互にコミュニケーションできますが、それ以前はクラスターの一部であった他のグループのノードとはコミュニケーションできません。
この状態では、一部のノードは作動を停止し、データ・アクセスを維持使用とするデータ保全性の保持のためのホストからの入出力要求の処理も停止します。 あるグループのノードの数がクラスター内でアクティブであったノード数の半分より少ない場合、そのグループのノードは作動およびホストからの入出力要求処理を停止します。
クラスターにとって、クラスター内の元のノード数の半分の数が各グループに収容される 2 つのグループに分割する可能性があります。 クォーラム・ディスクは、どちらのノードのグループが作動および入出力要求処理を停止するか決定します。 このタイ・ブレーク状態では、クォーラム・ディスクに最初にアクセスしたノードのグループがクォーラム・ディスクの所有権をマークし、その結果、すべての入出力要求処理を行うクラスターとして作動を続行します。 他のノード・グループがクォーラム・ディスクにアクセスできない場合、あるいは別のノード・グループにより所有されていることを検出した場合、そのグループはクラスターとしての作動を停止し入出力要求を処理しません。
クォーラム・ディスクは、管理対象ディスク (MDisk) から少量のスペースを取得し形成されます。どのノードがクラスターとして作動するかを決定するために使用されるアクティブなクォーラム・ディスクは 1 つだけしかありません。 ただし、最大 3 つのクォーラム・ディスクの候補が維持されます。 他のクォーラム・ディスクの目的は、クラスターが 2 つの同等ノード・グループに分割される前にクォーラム・ディスクに障害が発生したときの冗長性を確保するためです。 SAN ボリューム・コントローラーは、自動的に最大 3 つの MDisk をクォーラム・ディスク候補として選択し、その後自動的にこれらの内の 1 つをアクティブなクォーラム・ディスクとして選択します。 ユーザーが、手動でクォーラム・ディスク候補およびアクティブ・クォーラム・ディスクを設定することもできます。
このとき、単一の障害ですべてのクォーラム・ディスクが失われる可能性を回避するために、クォーラム・ディスクは複数のコントローラー上に設定する必要があります。 すべてのクォーラム・ディスクが障害発生の単一コントローラー上にあるときは、ミラーリングされた仮想ディスク (VDisk) もオフラインになります。 ミラーリングされた VDisk がオフラインになる理由は、同期データがクォーラム・ディスクに保管されているためです。 ミラーリングされた VDisk がオフラインにされるのを保護するために、クォーラム・ディスク候補として割り当てられる MDisk を変更する場合は以下のガイドラインに従ってください。
以下のステップを実行して、MDisk をクォーラム・ディスクとして設定します。