SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを使用してクラスター・ソフトウェアをアップグレードすることができます。
始める前に
重要: ソフトウェアのアップグレードを開始する前に、オフラインの VDisk または劣化した VDisk がないかどうか確認する必要があります。
オフラインの VDisk は、変更された書き込みデータが SAN ボリューム・コントローラー・キャッシュに pinned (滞留) される原因となることがあります。
その場合、VDisk のフェイルオーバーができなくなって、ソフトウェアのアップグレード中に入出力アクセスが失われる原因となります。
fast_write_state が空の場合は、VDisk がオフラインであっても、ソフトウェアのアップグレード中にエラーを引き起こさないことがあります。
ソフトウェア・アップグレード・ファイルは、非常に大きい場合があります。
アップロード時間を短縮するために、
ファイルをアップロードする元の Web ブラウザー上のプロキシーを使用不可に設定する必要があります。
プロキシーを使用不可にした場合、外部 Web サイトに接続できないことがあります。
したがって、プロキシーを使用不可にする前に、他の Web サイトへのアクセスを復元する必要がある場合に備えて、既存設定を記録しておく必要があります。
Internet Explorer を使用している場合、プロキシーの設定を使用不可にするには、
以下のステップを実行します。
- メニュー・バーで「ツール」をクリックする。
- タブをクリックする。
- 「LAN の設定」をクリックし、「LAN にプロキシ サーバーを使用する (これらの設定はダイヤルアップまたは VPN 接続には適用されません)」というボックスのチェック・マークが外れていることを確認する。
- 「OK」を 2 回クリックして、設定を受け入れます。
Netscape を使用している場合、プロキシーの設定を使用不可にするには、
以下のステップを実行します。
- メニュー・バーで「編集」をクリックする。
- 「設定」をクリックする。「詳細」セクションを展開して、「プロキシ」を選択します。
- 「インターネットに直接接続する」ボタンを選択し、「OK」をクリックして、設定を受け入れる。
Mozilla Firefox を使用している場合、
プロキシーの設定を使用不可にするには、以下のステップを実行します。
- Firefox ブラウザーを開き、をクリックする。「拡張」ウィンドウが表示されます。
- 「ネットワーク」タブを選択し、「接続」見出しの下の「設定」をクリックする。
「接続設定」パネルが表示されます。
- 「Configure Proxies to Access the Internet」の下で、「No Proxies」が選択されていることを確認する。
- 「OK」をクリックする。
Firefox 3 を使用して
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをナビゲートするときに、
初めてを選択すると、
次のポップアップ・エラーが表示されます。
hostname.ibm.com:443 uses an invalid security certificate
The certificate is not trusted because it is self signed.
The certificate is only valid for <a id="cert_domain_link" title="2145">2145</a>
(Error code: sec_error_ca_cert_invalid)
「Or you can add an exception」をクリックし (ブラウザーがこのオプションを提示した場合)、
以下のステップを実行します。
- 「Add Exception...」をクリックする。
- 「Get Certificate」をクリックする。
- 「Confirm Security Exception」をクリックする。
ブラウザーがこのオプションを提示しない場合は、
以下のステップを実行して例外を手動で追加できます。
- をクリックする。
「拡張」ウィンドウが表示されます。
- 「暗号化」タブをクリックし、「証明書の表示」をクリックする。
- 「サーバー」タブをクリックする。
- 「Add Exception...」をクリックし、ロケーションに関して https://hostname.ibm.com:443 と入力し、
「Get Certificate」をクリックする。
- 「Confirm Security Exception」をクリックする。
Internet Explorer 8 を使用している場合、
有効なセキュリティー証明書によって署名されていないためにコンテンツがブロックされた。 という
メッセージが表示されます。ブロックされたコンテンツを表示するには、以下のステップを実行します。
- Internet Explorer の情報バーをクリックし、「Display Blocked Content」をクリックする。
- 情報バーを閉じる。これで、「ソフトウェアのアップグレード」パネルが表示されます。
このタスクについて
この作業は、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを既に起動済みであることを前提としています。
以下のステップを実行して、ソフトウェアをアップグレードします。
手順
- 以下の Web サイトから、SAN ボリューム・コントローラー・コードをダウンロードする。
SAN ボリューム・コントローラー (2145) サポート Web サイト
- SAN ボリューム・コントローラー・コードを CD に書き込む場合は、CD イメージをダウンロードする必要があります。
- SAN ボリューム・コントローラー・コードを CD に書き込まない場合は、インストール・イメージをダウンロードする必要があります。
- ポートフォリオの「サービスおよび保守」をクリックする。
- 「ソフトウェアのアップグレード」をクリックして、新しいレベルのソフトウェアをクラスターにインストールする。
「ソフトウェアのアップグレード」パネルが表示されます。 「ソフトウェアのアップグレード」パネルは、クラスターの現在の状態に応じて異なる情報を表示します。クラスターが現在、クラスター・ソフトウェアのアップグレードの最中である場合は、パネルに「アップグレード状況の検査」ボタンが表示され、これを使用してアップグレードの現在の状態についての情報を表示できます。アップグレード状況情報について詳しくは、ステップ 8 を参照してください。それ以外の場合は、SAN ボリューム・コントローラー・クラスター・ソフトウェアのアップグレード、または SAN ボリューム・コントローラー・ノード内のソリッド・ステート・ドライブ (SSD) のファームウェアのアップグレードのためのオプションが提示されます。
- タスク・リストから「ファイルのアップロード」を選択して、「実行」をクリックする。
「ファイルのアップロード」パネルが表示されます。
- 「ブラウズ」をクリックし、ステップ 1 で
ダウンロードした SAN ボリューム・コントローラーのクラスター・ソフトウェア・ファイルを選択する。
- 「OK」をクリックして、SAN ボリューム・コントローラーの
ソフトウェア・ファイルをクラスターにコピーする。
ファイルがアップロードされると、「ソフトウェアのアップグレード」パネルが表示されます。
新たにアップロードされたファイルがリストに表示されるはずです。
ソフトウェアのアップグレードを始める前に、以下のことを理解しておいてください。
- 以下の状態ではインストール・プロセスが失敗します。
- リモート・クラスターにインストールされているソフトウェアが新規ソフトウェアと互換性がない場合、またはクラスター間通信エラーがあり、ソフトウェアに互換性があることをソフトウェアが確認できない場合。
- クラスターに、新規ソフトウェアでサポートされていないハードウェア・タイプのノードがある場合。
- SAN ボリューム・コントローラー・ソフトウェアが、アップグレード・プロセスの一部としてノードをリブートすることによりクラスター内の 1 つ以上の仮想ディスク (VDisk) がオフラインにされることを判別した場合。どの VDisk が影響を受けるかについての詳細は、svcinfo lsnodedependentvdisks コマンドを使用するか、「ノードの表示」パネルから「依存 VDisk の表示」アクションを使用して見つけることができます。アップグレード中にデータへのアクセスが失われても対応可能な場合は、force フラグを使用して、この制限をオーバーライドすることができます。
- ソフトウェア・アップグレードは、ノード間のファイバー・チャネル接続を使用してクラスター内のすべてのノードに配布されます。
- ノードは 1 つずつ更新されます。
- ノードは、通常のクラスター・アクティビティーと並行して、新しいソフトウェアの実行を始めます。
- ノードは、更新中、入出力グループの入出力アクティビティーには参加しません。その結果、入出力グループ内の VDisk のすべての入出力アクティビティーは、ホスト・マルチパス・ソフトウェアによって、入出力グループ内のほかのノードに送られます。
- ノードの更新から次の更新まで、30 分の遅延が設けられています。
この遅れによって、ホスト・マルチパス・ソフトウェアは、アップグレードされたノードへのパスを再発見することができるため、入出力グループの別のノードが更新されるときにアクセスが失われることはありません。
- ソフトウェアの更新は、クラスター内のすべてのノードが新しいソフトウェア・レベルに正常に更新されるまでコミットされません。すべてのノードが新しいソフトウェア・レベルで正常に再始動されると、新しいレベルがコミットされます。新しいレベルがコミットされると、クラスターの重要製品データ (VPD) は更新されて、新しいソフトウェア・レベルを反映します。
- アップグレードされたソフトウェアの新規機能は、すべてのメンバー・ノードがアップグレードされ、更新がコミットされるまで起動できません。
- ソフトウェアのアップグレード・プロセスは若干時間がかかるため、インストール・コマンドは、ソフトウェア・レベルがクラスターによって検査されるとただちに完了します。
アップグレードが完了した時期を調べるには、「ソフトウェアのアップグレード」パネルから「アップグレード状況の検査」ボタンを使用できます。詳しくは、ステップ 8 を参照してください。
- ソフトウェアのアップグレード中、各ノードのバージョン番号は、ソフトウェアがインストールされ、そのノードが再始動された時点で更新されます。クラスターのソフトウェア・バージョン番号は、新規ソフトウェア・レベルがコミットされると更新されます。
- ソフトウェアのアップグレードが開始すると、エラー・ログまたはイベント・ログに項目が作成され、アップグレードが完了または失敗したときも項目が作成されます。
- ファイルのリストからアップロードしたクラスター・ソフトウェア・ファイルを選択し、
タスク・リストから「クラスター・ソフトウェアの適用」を選択して、
「実行」をクリックする。
「ソフトウェア・アップグレードの適用」パネルが表示されます。
「ソフトウェア・アップグレードの適用」パネルによって、アップグレードを選択し、それをクラスターに適用できます。
クラスターに適用できるソフトウェア・レベルのリストが表示されます。
- アップグレードをモニターするには、「ソフトウェアのアップグレード」パネルで「アップグレード状況の検査」を選択します。パネルに、クラスター内の各ノードで実行中の現行のソフトウェアと、クラスターのソフトウェア・レベルが表示されます。クラスター内のすべてのノードで新規レベルのソフトウェアが実行されており、クラスターのソフトウェアのバージョンがノードのソフトウェアのバージョンに一致するように更新されていれば、アップグレードは完了です。
重要: クラスターのアップグレード・プロセスが停止し、stalled または stalled_non_redundant 状況になった場合は、IBM サポートに連絡して、ホストの中断を最小限にとどめてクラスターを完全に操作可能な状態に復元するための最良の手順について指示を受けてください。
IBM サポートからの指示を受けずに異常終了手順を開始すると、予防可能な入出力アクセスの損失が生じてしまう可能性があります。
タスクの結果
新規ソフトウェア・レベルが適用されると、
そのレベルがクラスター内のすべてのノードに自動的にインストールされます。
注: ソフトウェア・アップグレードには、ノード当たり最大 30 分かかることがあります。