長距離でのスイッチ操作

ある種の SAN スイッチ製品は、メトロ・ミラーおよびグローバル・ミラーのパフォーマンスに影響を与えられる方法で、ファブリック内の入出力トラフィックのパフォーマンス・チューニングをユーザーが行える機能を提供します。2 つの最も重要な機能は、ISL トランキングと拡張ファブリックです。

以下の表に ISL トランキング機能と拡張ファブリック機能の説明を示します。

機能 説明
ISL トランキング トランキングを使用すると、スイッチが 2 つのリンクを並列に使用し、しかもフレームの順序付けを維持できるようにします。 この機能を行うには、複数経路が存在する可能性がある場合でも、 特定宛先の全トラフィックを同じ経路を介してルーティングします。 しばしば、トランキングはスイッチ内の特定のポートまたはポート・グループに限定されます。 例えば、IBM® 2109-F16 スイッチでは、 トランキングは同じクワッド内のポート (例えば、同じグループの 4 つのポート) 間でのみ使用可能にすることができます。MDS を使用するトランキングについて詳しくは、Cisco Systems の Web サイトで「Configuring Trunking」を参照してください。

スイッチ・タイプによっては、トランキングと拡張ファブリック操作の同時使用に制限があります。 例えば、IBM 2109-F16 スイッチの場合、 同じクワッド内の 2 つのポートに対して拡張ファブリックを使用可能にすることはできません。したがって、拡張ファブリックとトランキングは、一緒に使用することはできません。 拡張ファブリックの操作をトランキングされた対の 1 つのリンクに対して使用可能にすることはできますが、 それでは何のパフォーマンス上の利点も提供されず、構成のセットアップが複雑になるだけです。 したがって、混合モード操作を使用しないでください。

拡張ファブリック 拡張ファブリック操作は、特別に必要となるバッファー・クレジットをポートに割り振ります。 これは、通常、クラスター間メトロ・ミラー運用およびグローバル・ミラー運用で見られる長いリンクで重要です。フレームがリンクをトラバースするには時間を要するため、どの時点でも、短いリンク上で発生しうる数よりも多くのフレームが伝送時に発生する可能性があります。特別に必要となるフレーム数に対処するために、追加のバッファリングが必要です。
例えば、IBM 2109-F16 スイッチ用のデフォルト・ライセンスには、Normal と Extended Normal という 2 つの拡張ファブリック・オプションがあります。
  • Normal オプションは、短いリンクに適しています。
  • Extended Normal オプションでは、10 km までの長さのリンクに対して大幅にすぐれたパフォーマンスが提供されます。
注: 拡張ファブリック・ライセンスは、Medium (10 - 50 km) と Long (50 - 100 km) の 2 つの追加オプションを提供します。
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