対称仮想化

SAN ボリューム・コントローラーは、対称仮想化を提供します。

仮想化は、ストレージ・システムにより提示されるストレージをエクステントと呼ばれるさらに小さなチャンクに分割します。これらのエクステントは、仮想ディスク (VDisk) を作成するために、さまざまなポリシーを使用して連結されます。 対称仮想化では、 ホスト・システムは物理ストレージから分離することができます。 データ・マイグレーションといった拡張機能は、 ホストを再構成せずに実行することができます。 対称仮想化では、Virtualization Engine は SAN の中央構成点です。

図 1 は、データからの制御の分離がデータ・パスで起こるため、Virtualization Engine の制御下でストレージがプールされることを示しています。 Virtualization Engine は論理から物理へのマッピングを行います。
図 1. 対称仮想化
対称仮想化

Virtualization Engine は、 ストレージおよびストレージに書き込まれるデータへのアクセスを直接、制御します。 その結果、データ保全性を提供するロック機能、およびキャッシュやコピー・サービスなどの拡張機能は、Virtualization Engine それ自身で実行することができます。 したがって、Virtualization Engine は、装置および拡張機能の管理の中央制御点です。 対称仮想化は、 ユーザーがストレージ・ネットワークにファイアウォールを構築できるようにします。 Virtualization Engine だけが、 ファイアウォールを通じてのアクセス権を与えることができます。

対称仮想化は、いくつかの問題を起こす可能性があります。 対称仮想化に関連した主な問題は、スケーラビリティーです。 すべての入出力 (I/O) が Virtualization Engine を経由して流れる必要があるため、スケーラビリティーがローパフォーマンスの原因になることがあります。 この問題を解決するために、 フェイルオーバーの能力を備えた Virtualization Engine の N Way クラスターを使用することができます。 ユーザーは、必要なレベルのパフォーマンスを達成するために、追加のプロセッサー能力、キャッシュ・メモリー、およびアダプター帯域幅を増やすことができます。 コピー・サービスおよびキャッシングといった拡張サービスを実行するには、追加のメモリーおよび処理能力が必要です。

SAN ボリューム・コントローラーは対称仮想化を使用します。 ノード と呼ばれる個々の Virtualization Engine が結合されて、クラスター を構成します。 各クラスターには、2 つから 8 つのノードを入れることができます。

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