SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをアップグレードするための IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラーのインストーラーの使用

SAN ボリューム・コントローラー・コンソール を、IBM® System Storage® SAN ボリューム・コントローラーのインストーラーを使用してアップグレードできます。 また、既存のインストール済み環境の再インストールにも、このプロセスを使用できます。

始める前に

SAN ボリューム・コントローラー・コンソール および PuTTY をグラフィック・モードでアップグレードまたは再インストールするには、まず以下のタスクを実行しておく必要があります。

アップグレードを行う場合は、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのアップグレードを開始する前に、以下の情報を理解しておく必要があります。
  • SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのスーパーユーザー・パスワード
  • SAN ボリューム・コントローラー・コンソールによって 管理されるSAN ボリューム・コントローラー・クラスターのそれぞれの管理者パスワード 管理者パスワードは、5.1.0 へのアップグレード中に SAN ボリューム・コントローラー・コンソールに アクセスできなくならないようにするために必要です。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 4.3.1 から 5.1.0 にアップグレードするとき、 クラスター・スーパーユーザー・パスワードは、最初、4.3.1 のクラスターの管理者パスワードに設定されます。
    SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをバージョン 4.3.1 からバージョン 5.1.0 にアップグレードするときに、管理者パスワードがわからない場合、パスワードはノードのフロント・パネルを使用して再設定するか、コマンド行インターフェースから svctask chcluster -admpwd コマンドを発行して再設定することができます。
    注: svctask chcluster -admpwd コマンドは、4.3.1 以前のリリースでのみ使用できます。

    SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 5.1.0 以降では、管理下のすべてのクラスター間でスーパーユーザー・パスワードを共有することはできません。 代わりに、特定のクラスターに固有のパスワードを使用することにより、そのクラスターの同レベルの機能にアクセスできます。このパスワードは、クラスター・スーパーユーザー・パスワードと呼ばれます。 5.1.0 から以降のリリースにアップグレードする場合、アップグレード・プロセス中はクラスター・スーパーユーザー・パスワードが保持されます。

このタスクについて

アップグレードまたは再インストールのプロセスでは、IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー・コンソール Launchpad アプリケーションを使用します。 Launchpad では、以下のオプションを選択できます。
コンソールの概要
SAN ボリューム・コントローラー・コンソール およびそのコンポーネントに関する情報を表示します。
README ファイル
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストールに関するトピックに掲載されていない、すべての最新製品情報を記載しています。
構成ガイド
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストールおよび構成についての説明を記載しています。
使用許諾契約書
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのライセンス許諾に関する情報を記載しています。
SAN ボリューム・コントローラーWeb サイト
SAN ボリューム・コントローラー 製品の Web サイトを開きます。
インストール・ウィザード
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストール・プログラムを開始します。
インストール後の作業
インストールの妥当性検査、SAN ボリューム・コントローラー・コンソール URL へのアクセス、および SAN ボリューム・コントローラー・コンソール 管理機能への SAN ボリューム・コントローラー・コンソール・クラスターの追加に関する詳細情報を示します。
終了
SAN ボリューム・コントローラー・コンソール LaunchPad プログラムを終了します。
SAN ボリューム・コントローラー・コンソール・インストール・プログラムは、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールの再インストールまたはアップグレードのどちらを行うかを判別します。 インストール・ウィザードは、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールが以前にシステムにインストールされていたことを判別すると、現在のバージョン、リリース、モディフィケーション、および修正コード・レベルを、現在システムにインストールされたコードのものと比較します。
  • レベルが同じ場合、今回は再インストールです。
  • 新しいコードの方がレベルが上位の場合は、アップグレードです。
    注: バージョン 4.3.1 より前のリリースから SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 5.1.0 にアップグレードすることはできません。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 4.3.0 からアップグレードする場合は、 まず、バージョン 4.3.1 にアップグレードしてから、バージョン 5.1.0 にアップグレードする必要があります。
  • 新しいコード・レベルの方がシステムのレベルよりも下位の場合、インストールは無効です。

以下の手順を実行して、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをアップグレードします。

手順

  1. ローカル・システム管理者としてシステムにログオンする。
  2. 以下のいずれかの手順を実行する。
    • ZIP ファイルの内容を CD に書き込んでいて、かつシステムに自動実行モードを設定している場合は、CD をドライブに挿入してください。 IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー・コンソール Launchpad アプリケーションが始動します。
    • ZIP ファイルの内容を CD に書き込んでいて、かつシステムに自動実行モードを設定していない場合は、CD をドライブに挿入してください。 コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、CD 上の W2K ディレクトリーに変更します。

      以下のコマンドを発行します。

      Launchpad

      IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー・コンソール Launchpad アプリケーションのパネルが表示されます。

    • ZIP ファイルの内容を CD に書き込まなかった場合は、コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、次のディレクトリーに変更します。

      extract_directory¥W2K

      ここで extract_directory は、ZIP ファイルを解凍したディレクトリーです。

      以下のコマンドを発行します。

      Launchpad

      IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー・コンソール Launchpad アプリケーションのパネルが表示されます。

  3. 「LaunchPad」ウィンドウの「README ファイル」をクリックして、この SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのソフトウェア・レベルに固有のインストール情報をお読みください。
  4. 「LaunchPad」ウィンドウから「インストール・ウィザード」をクリックして、インストールを開始する。
    注: 「LaunchPad」パネルはインストール・ウィザードの後ろで引き続き開いているので、インストール・プロセス中に製品情報にアクセスできます。LaunchPad を閉じる場合は、「終了」をクリックしてください。

    ソフトウェアがシステムにロードされる間、少し時間がかかります。 ソフトウェアのロード後、コマンド・プロンプト・ウィンドウが開き、以下のメッセージが表示されます。

    Initializing InstallShield Wizard...
    Preparing Java <tm> Virtual Machine ...................
    ......................................................
    ......................................................

    「インストール・ウィザード」の「ようこそ」パネルが表示されます。 「ようこそ」パネルには、インストールを続ける前に読むべき資料の名前が記載されています。

  5. 「次へ」をクリックして先に進むか、または「キャンセル」をクリックしてインストールを終了してください。「次へ」をクリックすると、「使用許諾契約書」パネルが表示されます。
  6. 使用許諾契約書情報を読み、以下のいずれかのステップを実行します。
    • 「使用条件の条項に同意します。」を選択してから「次へ」をクリックして、使用許諾契約書を受け入れます。
    • 「使用条件の条項に同意しません。」を選択し、「キャンセル」をクリックしてインストールを終了します。
  7. インストール・ウィザードが、ご使用のシステムがインストール要件をすべて満たしているか検証する間待ちます。 以下のいずれかの条件が当てはまる場合は、インストール処理を開始する前に追加のステップを行う必要が生じることがあります。
    • インストール・ウィザードは、 前のバージョンの Service Location Protocol (SLP) サービス が SAN ボリューム・コントローラー・コンソールにインストールされているか検査します。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールにインストールされているバージョンと異なる 別のバージョンの SLP がシステムにインストールされている場合、このバージョンは、インストール・ウィザードを完了する前に除去する必要があります。
    • SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 4.3.1 からバージョン 5.1.0 へのアップグレード中に、 SLP サービス、IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー Pegasus サーバー・サービス、 または IBM WebSphere® Application Server V6 - SVC サービスが開始されると、 インストール・プログラムは、インストール中に、これらのサービスを停止します。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールの 5.1.0 バージョンをインストールする場合、 インストール・プログラムは、IBM WebSphere Application Server V6 - SVC だけをインストールします。
    注: SAN ボリューム・コントローラー・コンソールに加えて、 SAN ボリューム・コントローラーのコマンド行インターフェース (CLI) を使用する予定がある場合は、 PuTTY をシステムにインストールするために、SAN ボリューム・コントローラー・コンソール ZIP ファイルの一部として 組み込まれている SSHClient/PuTTY フォルダーにある putty-<version>-installer.exe ファイルが使用できます。

    SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 4.3.1 から バージョン 5.1.0 にアップグレードする場合、「構成の保存」オプションがある「製品インストール」パネルが表示されます。 バックアップ・ディレクトリーに現在の構成を保存することを選択すると、 インストール・プログラムは以降のステップをスキップし、直接「インストールの確認」パネルに進みます。 現在の構成を保存しない場合、 または SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを初めてインストールする場合は、 「宛先ディレクトリー」パネルが表示されます。

  8. 「宛先ディレクトリー (Destination Directory)」パネルから以下のいずれかのオプションを選択します。
    • 「次へ」をクリックして、デフォルトのディレクトリーを受け入れる。
    • 「参照...」をクリックして、インストール用に別のディレクトリーを選択し、さらに「次へ」をクリックして、インストール・プロセスを続行する。
    • 「キャンセル」をクリックして、インストール・プロセスを終了する。
    注:
    • ディレクトリー名はドライブ名を含め、最大 40 文字まででなければなりません。 ディレクトリーを指定する場合、次の文字、すなわち、¥ / : * ?< > ! は使用できません。

    「次へ」をクリックすると、 プログラムは、 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールするのに十分なスペースがシステムにあるか検査します。 選択した宛先に SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールするためのスペースが十分にないことをプログラムが検出すると、エラー・メッセージが表示されます。 宛先ドライブ上のスペースを一部解放してから「次へ」をクリックするか、または「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを停止できます。 「戻る (Back)」をクリックして、別の宛先を選択することもできます。 システムが、宛先ディレクトリーのスペース所要量を確認すると、 「組み込み WAS ポートの更新」パネルが表示されます。

  9. IBM WebSphere Application Server V6 - SVC の固有のポート番号 (SOAP ポート、RMI ポート、HTTP ポート、 および HTTPS ポート) を入力し、デフォルトのポート割り当てを更新する。 インストール・プログラムは、使用可能なポートがあるか検査します。 ただし、ポートの可用性は手動で検査できます。 使用中のポートを手動で検査するには、 netstat -a コマンドを発行して、C:¥WINNT¥system32¥drivers¥etc¥services ファイルを表示します。 「次へ」をクリックして、先に進みます。「インストールの確認」パネルが表示されます。
  10. 「インストール (Install)」をクリックして、インストール・ロケーションとファイル・サイズを確認し、インストールを開始します。 「キャンセル」をクリックしてインストール・ウィザードを終了するか、または「戻る」をクリックして、直前のパネルに戻ります。 「キャンセル」をクリックすると、ポップアップ・パネルが開き、インストール・ウィザードの取り消しの確認を求めてきます。 「はい」をクリックして取り消しを確認するか、「いいえ」をクリックしてインストールを続行します。 取り消しを確認すると、前のパネルで入力または選択した情報は保管されず、インストール処理を再始動する必要があります。 インストールを続行することを選択した場合、 「インストール中」パネルがインストールの進み具合を示します。 インストールは、ワークステーションの構成に応じて、通常、3 から 10 分かかります。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールの バージョン 4.3.1 からバージョン 5.1.0 にアップグレードする場合、「マイグレーション入力」パネルが表示されます。 このパネルを使用して、 既存のクラスター上のユーザーを、アップグレードされたバージョンのクラスターにマイグレーションするためのユーザー・アカウント情報を指定します。 それぞれのクラスター IP アドレスごとに、使用される管理者パスワードを指定します。 指定されたそれぞれのユーザー・アカウントごとに、マイグレーションが失敗したか成功したかを示す、 クラスターのマイグレーション状況が表示されます。 クラスターへの接続にエラーがあるか、パスワードの許可にエラーがある場合、 エラーが「マイグレーションの結果」パネルに表示されます。 「マイグレーションの結果」パネルは、マイグレーションが失敗した場合でも詳細なエラー・メッセージを表示しないので、 インストール・プログラムが完了してからマイグレーション・ツールを手動で実行して、 マイグレーションの詳細なエラー結果を入手することができます。
  11. インストールが正常に完了すると、「終了」パネルが表示されます。 「終了」をクリックしてウィザードを完了します。 ウィザードは、インストール後の作業ファイルを表示します。 これは、クラスターの構成を完了するために実行する必要がある作業の概要を示します。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを起動するには、システムをリブートする必要があります。 システムが再始動すると、 プログラムが IBM WebSphere Application Server V6 - SVC を自動的に開始します。
  12. ログ・ファイルにエラー・メッセージがあるか調べる。ログ・ファイルは install_directory¥logs¥install.log にあります。 ここで、install_directory は、 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールがインストールされたディレクトリーです。 install.log ファイルには、インストール処理のトレースが含まれています。 ウィザードがインストール後の作業を終了すると、README ファイルが表示されます。 このファイルには、構成を完了するための次のステップに関する重要な情報が入っています。 このファイルの手順に従って、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストール後の作業を完了する。 ここで、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを起動できます。
  13. Windows® の「コンピューターの管理ユーティリティー」の 「サービス」コンポーネントを使用して、以下のサービスの「状態」が「開始」、「スタートアップの種類」が「自動」に設定されていることを確認します。
    • IBM WebSphere Application Server V6 - SVC
  14. ここで、「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー」 > 「SVC コンソールの起動」を選択することによってSAN ボリューム・コントローラー・コンソールを起動できます。
    注: SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 5.1.0 は、 最初に開始するとき、パスワードの入力を求めるプロンプトを出しません。 代わりに、 即時に「ようこそ」パネルが表示され、ここから、使用可能なクラスターのリストにアクセスすることができます。 クラスターを選択すると、パスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。 以下のアクションのいずれかを実行すると、クラスターにアクセスできます。
    • ユーザー名およびクラスター・スーパーユーザー・パスワードとして、superuser を入力します。 これは、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールの 4.3.1 バージョンでの クラスター管理者パスワードであったものです。
    • インストールの際に正常にマイグレーションされた SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのユーザー・アカウントの ユーザー名およびパスワードを入力します。 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのバージョン 4.3.1 に アクセスするために使用されたスーパーユーザー・パスワードは、システムで使用されなくなりました。
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