LUN の計算

DS6000™ シリーズは、ボリューム容量アルゴリズム (計算) を使用して論理装置番号 (LUN) を提供します。

次のボリューム容量は、ボリューム作成に使用する容量アルゴリズムとは無関係に、2 進 (GB - 230) と 10 進 (GB - 109) の規則の両方で示されています。

GB (230) = バイト / 230 = バイト / 1 073 741 824

GB (109) = バイト / 109= バイト / 1 000 000 000

コンピューターのメモリー容量は、MB (220)、GB (230)、TB (240) のように、通常 2 の累乗で表されます。コンピューターのストレージ容量は、MB (106)、GB (109)、TB (1012) のように、通常 10 の累乗で表されます。

DS6000 ファミリーでは、DDM のような物理ストレージ容量は一般に 10 の累乗で示されます。 論理ストレージ容量または実効ストレージ容量 (論理ボリューム、ランク、エクステント・プール) およびプロセッサーのメモリー容量は 2 の累乗で表されます。これらの規則は両方とも、論理ボリュームの実効ストレージ容量で使用されます。

10 進または 2 進の容量規則については、論理ボリューム容量は 0.1 GB まで正確です。10 進の容量アルゴリズムで作成される論理ボリュームの場合、10 進 GB 容量値はそれぞれ固有のボリューム・サイズ (ボリュームの作成に使用する値) を示します。ただし、最も近い 0.1 GB へ丸めることが、すべてのサポートされるサイズを表すには十分でないため、2 つの 10 進 GB サイズが同じ 2 進 GB サイズを示すことがあります。同様に、同じ 2 進 GB と 10 進 GB サイズを持つ 2 つの論理ボリュームは、別々の容量アルゴリズムで作成された場合、必ずしも同じサイズにはなりません。

512 バイトのブロックを持つオープン・ボリュームでは、ブロックの数に 512 を掛けると正確なボリューム容量をバイト単位で算定できます。iSeries™ のボリュームのような、520 バイトのブロックを持つオープン・ボリュームでは、ブロックの数に 520 を掛けると正確なボリューム容量をバイト単位で算定できます。ただし、顧客データを格納するのは 520 バイトのうちの 512 バイトだけなので、バイト単位のボリューム容量は、ブロックの数に 512 を掛けて表されます。

CKD ボリュームでは、シリンダーの数が指定されるとボリュームが作成されます。 DS6000 では、CKD ボリュームの基本割り振り単位は CKD エクステントで、正確には 1113 シリンダーです。1113 シリンダーの正確な倍数のボリュームでは最後のエクステントの容量が少しも無駄にされませんが、1 から 65 520 ('FFF0'X) の範囲にある整数のシリンダーでもボリュームを作成できます。ボリュームのトラックごとのフォーマット設定により実際のボリューム容量は異なりますが、CKD ボリュームの容量はバイト単位で示すことができます。1 シリンダーには 15 のトラックがあります。3390 トラック・フォーマットのトラックは通常、最大 56 664 バイトの容量を持っているものとして表されます。3380 トラック・フォーマットのトラックは通常、最大 47 476 バイトの容量を持っているものとして表されます。CKD ボリュームの場合に表示される 2 進および 10 進の GB 値はこれらの容量に基づいています (例: 10 進 GB 単位の 3390 トラック・フォーマットのボリュームの容量 = シリンダー × 15 × 56782 / 109)。

論理ボリュームは、以下の 3 つのアルゴリズムのいずれかを使用して作成されます。

2 進容量アルゴリズム (B):

このアルゴリズムによって作成される LUN は、すべてのエクステントで容量を完全に使用し、さらに DS6000 ファミリー全体でサポートされます。GUI への入力は整数 GB (230) 単位のボリュームのサイズと全く同じになります。 サポートされるサイズは、サポートされるエクステント・サイズの整数倍に制限され、将来より大きいエクステント・サイズを許容するために、より大きい LUN でさらに制限されます。以下のサイズが有効です。

1 から 64 GB (1 GB 増分単位)

64 から 256 GB (4 GB 増分単位)

256 から 1024 GB (16 GB 増分単位)

1024 から 2048 GB (64 GB 増分単位)

10 進容量アルゴリズム (D):

このアルゴリズムによって作成される LUN は、DS6000 ファミリー全体でサポートされます。これらのサイズはエクステント・サイズの整数倍ではないので、ボリュームの最後のエクステントは完全に使用されないこともあります。

次のようにして正確なボリューム・サイズを計算できます。

バイト = ブロック × 512 = INT( ( INT( xxx.X×109/512 ) + 63 ) / 64 ) × 64 × 512、ここで xxx.X は GB (109) 単位で指定される、ユーザーが構成処理に対して入力する値です。 従って、この値はブロックに対しては端数切り捨てとなり、32 KB トラック・サイズに対しては切り上げられます。

注: ESS 2105 と DS6000 の間でメトロ・ミラー機能を起動する場合は、これらのボリューム・サイズが使用されることを考慮してください。多くのアプリケーションでは、メトロ・ミラー関係の 1 次ストレージ・ユニットと 2 次ストレージ・ユニットはまったく同一のサイズでなければなりません。

以下のサイズが有効です。

0.1 から 982.2 GB (0.1 GB [108] 単位の増分)

iSeries 容量アルゴリズム (I):

このアルゴリズムは、それぞれの論理ブロックに 512 バイトのデータがあるという前提で、10 進 GB で指定される iSeries の LUN サイズを算定します。 許容されているセットは、iSeries でサポートされる完全セットです。

ストレージ・ユニット LUN は、保護または無保護のいずれかで定義できます。 iSeries LUN は論理的に保護、または無保護として作成することができます。無保護 LUN は、OS/400® がそのボリューム (内部または外部) を別の同容量のボリュームにミラーリングするために使用できます。 保護された論理ボリュームは、OS/400 またはホスト・ベースのミラーリングを使用しません。IBM® iSeries 物理ボリュームはすべて RAID 5 または RAID 10 ボリュームであり、ストレージ・ユニット内で保護されます。

OS/400 は、特定の固定ボリューム・サイズ (例: 8.5 GB、17.5 GB、および 35.1 GB のモデル・サイズ) のみをサポートします。これらのボリューム・サイズは 1 GB の倍数ではないので、選択されたモデルによっては、未使用のスペースが残ることがあります。iSeries LUN は、ホストに対して 520 バイト・ブロックを提供します。 オペレーティング・システムはこのうち 8 バイトを使用します。従って、使用可能スペースは、他の SCSI LUN のように 512 バイトです。iSeries LUN で示される容量は通常 512 バイト・ブロックのストレージ容量であり、10 進 GB (109) 単位で表されます。 これらの容量を 2 進 GB (230) に変換して、1 GB (230) のエクステントの使用を最大化します。

注: ロード・ソース・ユニット (LSU) に対してサポートされる論理ボリューム・サイズは、17.54 GB、35.16 GB、70.56 GB、および 141.1 GB です。論理ボリューム・サイズ 8.59 GB および 282.2 GB は、iSeries の外部 LSU としてはサポートされません。

表 1 は、IBM iSeries システムのストレージ容量とディスク・ボリュームのモデルを示しています。

表 1. IBM iSeries のディスク・ボリュームの容量とモデル

モデル
番号
(無保護)

モデル
番号
(保護)

容量

予期される
LBA の

iSeries OS
バージョンの
サポート

A81 A01 8.59 GB

16 777 216
(0x01000000)

バージョン 5 リリース 2 およびバージョン 5 リリース 3

A82 A02 17.55 GB

34 275 328
(0x020B0000)

バージョン 5 リリース 2 およびバージョン 5 リリース 3

A85 A05 35.17 GB

68 681 728
(0x04180000)

バージョン 5 リリース 2 およびバージョン 5 リリース 3

A84 A04 70.56 GB

137 822 208
(0x08370000)

バージョン 5 リリース 2 およびバージョン 5 リリース 3

A86 A06 141.12 GB

275 644 416
(0x106E0000)

バージョン 5 リリース 3 以降

A87 A07 282.25 GB

551 288 832
(0x20DC0000)

バージョン 5 リリース 3 以降

関連概念
i5/OS 環境でのコピー・サービス機能
関連タスク
System i システム用の LUN ボリュームの作成
IBM eServer iSeries ホストの WWPN の検索
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