Linux が稼働する zSeries ホストに対する永続デバイスの追加

このセクションでは、Linux が稼働する zSeries ホストに永続デバイスを追加する手順について説明します。

ファイバー・チャネル経由でストレージ・ユニットにアクセスするために、 Linux システムの準備に必要な以下のソフトウェア構成情報を収集します。
  • Linux システムをホスティングするサーバーのホスト名
  • Linux マシンに接続している FCP ポートのデバイス・アドレスと CHPID
  • zSeries® 上の FCP ポートのワールドワイド・ポート名 (WWPN)
  • ストレージ・ユニット上のファイバー・チャネル・ポート
  • ストレージ・ユニット上のファイバー・チャネル・ポートの WWPN

ハードウェア管理コンソール (HMC)、IBM® System Storage™ DS Storage Manager、および SAN スイッチからその情報を取得することができます。図 1 には、zSeries で FCP Linux を実行するために取得する必要がある前提条件の情報例が示されています。

図 1. zSeries 上の FCP Linux 用の前提条件の情報例
Linux hostname linuxa
CHPID of the FCP port on the z800 15
WWPN of the FCP port on the z800 50:05:07:64:01:40:01:7d
FC port on the storage unit Enclosure 3 Slot 1
WWPN of the FC port on the storage unit 50:05:07:63:00:c8:95:89
  1. 次のいずれかの方法 (すなわち、スクリプトを作成するか、デバイスを手動で追加する) を使用して、 デバイスを追加します。
    1. SCSI 構成に複数のデバイスを追加するには、すべてのパラメーターが含まれる短いスクリプトを作成します。図 2 には、そのスクリプトの例が示されています。これは、オプショナルのステップです。
      図 2. 複数の装置を追加するためのスクリプトの例
      rmmod zfcp
      modprobe qdio
      modprobe scsi_mod
      insmod zfcp map="¥
      0x0600 1:0x5005076300c89589 0:0x5301000000000000;¥
      0x0600 1:0x5005076300c89589 1:0x5302000000000000;¥
      0x0600 1:0x5005076300c89589 2:0x5300000000000000"
      modprobe sd_mod
    2. あるいは、add_map コマンドを使用して SCSI デバイスを現存の構成に追加することもできます。 このコマンドの使用後は、手動により装置が SCSI スタックに認知されるようにしなければなりません。図 3 は、add_map コマンドを使用して SCSI デバイスを追加する方法の例を示しています。
      図 3. add_map コマンドを使用して SCSI デバイスを追加する方法の例
      linuxa:-#echo "0x0600 0x00000001:0x5005076300c89589 ¥
      0x00000001:0x5302000000000000">/proc/scsi/zfcp/add_map
      
      linuxa:-#echo "scsi add-single-device 0 0 1 1">/proc/scsi/scsi
  2. リブート後も、装置を永続的に使用可能にするためには、必要なモジュールとパラメーター情報を含む新規の初期 RAM ディスク (ディスクのようにアクセスされる RAM) を作成する必要があります。 最初に、図 4に示されているように、モジュールのパラメーターを構成ファイル /etc/zfcp.conf に保管してください。
    図 4. モジュール・パラメーターを /etc/zfcp.conf ファイルに保管する
    linuxa:-#cat /proc/scsi/zfcp/map >/etc/zfcp.conf
    linuxa:-#cat /etc/zfcp.conf
    0x0600 0x00000001:0x5005076300c89589 0x00000000:0x5301000000000000
    0x0600 0x00000001:0x5005076300c89589 0x00000001:0x5302000000000000
    0x0600 0x00000001:0x5005076300c89589 0x00000002:0x5300000000000000
  3. mk_initrd ユーティリティーを用いて新規の RAM ディスクを作成してから 、zipl ユーティリティーを実行して初期プログラム・ロードのレコードを更新し、 新規の RAM ディスクを指し示します。
  4. Linux z/FCP 用の論理ボリューム・マネージャー・カーネルから提供されているマルチパス・サポートを使用可能にします。
    1. 次のコマンドによって物理ボリュームを作成する。
      pvcreate /dev/sda1
      pvcreate /dev/sdb1...
    2. その物理ボリュームを以下のコマンドによって 1 つのボリューム・グループに入れる。
      vgcreate fcpvg /dev/sda1 /dev/sdb1...
    3. 次のコマンドによって、必要な数の論理ボリュームを作成する。
      lvcreate --size 16G fcpvg
    4. pvpath コマンドによって、物理ボリュームへの代替パスを使用可能にする。
      pvpath --path0 --enable y /dev/sda1
      pvpath --path1 --enable y /dev/sda1
      もし両方のパスのウェイトが 0 であれば、 両者はロード・バランスをとります。
  5. これらの構成により 最初のパスでアクセスされる SCSI 装置(/dev/sda - /dev/sdc)、および 2 番目のパスでアクセスされる SCSI 装置 (/dev/sdd - /dev/sdf) ができます (図 5 参照)。
    図 5. 論理ボリューム・マネージャー・マルチパスの例
    rmmod zfcp modprobe qdio modprobe scsi_mod insmod zfcp map="¥ 0x0600 1:0x5005076300c89589
    0:0x5301000000000000;¥ 0x0600 1:0x5005076300c89589 1:0x5302000000000000;¥
    0x0600 1:0x5005076300c89589 2:0x5300000000000000;¥ 0x0700 1:0x5005076300ca9589
    0:0x5301000000000000;¥ 0x0700 1:0x5005076300ca9589 1:0x5302000000000000;¥
    0x0700 1:0x5005076300ca9589 2:0x5300000000000000" modprobe sd_mod
ライブラリー | サポート | ご利用条件 | フィードバック
© Copyright IBM Corporation 2004, 2006. All Rights Reserved.