このセクションでは、access-any および access-restricted という 2 つの LUN ファイバー・チャネル・アクセス・モードについて説明します。また、アクセス・プロファイルと匿名ホストの概要も紹介します。
ファイバー・チャネル・アーキテクチャーによって、ファイバー・チャネル・イニ シエーターは、アクセス制限なしでファイバー・チャネル装置にアクセスできます。しかし、環境によっては、 この柔軟性が機密漏れを招く場合があります。したがって、IBM® System Storage™ DS6000™ では、 初期構成時に IBM がお客様のストレージ・ユニットにアクセス・モードを設定する場合、 このタイプのアクセスを制限することができます。 LUN アクセス・モードには、次の 2 つのタイプがあります。
access-any モードでは、アクセス・プロファイルのない、ファイバー・チャネル接続のすべてのホスト・システムは、お客様がストレージ・ユニット内に定義したすべての非 iSeries オープン・システム論理ボリュームにアクセスできます。
access-restricted モードでは、アクセス・プロファイルを持たない、ファイバー・チャネル接続 のすべてのホスト・システムは、お客様がストレージ・ユニット内に定義したボリュームにアクセスできません。 これはデフォルト・モードです。
IBM サービス・サポート担当者 (SSR) が、論理装置番号 (LUN) のアクセス・モー ドを変更することができます。アクセス・モードを変更すると、さまざまな問題が起きるおそれがあります。 ストレージ・ユニットの両方のクラスターをシャットダウンし、再始動してください。
アクセス・プロファイルを持つファイバ ー・チャネル接続のホスト・システムは、そのプロファイル内に定義されたボリュ ームにしかアクセスできません。特定のホスト・システムの機能によって異なりますが、アクセス・プロファイルに は最大 256 または 4096 のボリュームを含めることができます。
IBM System Storage™ DS Storage Managerを使用してホストおよびストレージ・ユニットのボリュームを構成した場合、 アクセス・プロファイルのセットアップをユーザーは意識する必要がありません。アクセス・プロファイルに影響を与える構成処置には、次のものがあります。
ストレージ・ユニットを access-any モードで実行すると、IBM System Storage DS Storage Managerは 匿名と呼ばれる動的に作成された疑似ホストを表示します。 このホストは、ストレ ージ・サーバーに接続されている実ホスト・システムではありません。このホストは、 ストレージ・ユニットに 接続されていて、アクセス・プロファイルが定義されていない、ファイバー・チャ ネル接続のすべてのホスト・システムを表します。 これは、ストレージ・ユニットに対して識別されていないホストがストレージ・ユニット内に定義された論理ボリュームにアクセスできることをお客様に知らせるものです。