計画フェイルオーバーおよびフェイルバックに対する グローバル・ミラー の使用

このプロセスでは、グローバル・ミラー を使用して、ローカル・サイト (実動場所) とリモート・サイト (リカバリー・サイト) と呼ばれる 2 つのサイトが関係する計画フェイルオーバーを管理します。

計画停止中、すべてのストレージ・ユニット、 サーバー、およびネットワークは機能します。すべてのコンポーネント の最終および現在の状態は正常に定義されています。

計画停止の例としては、システム保守、災害時回復テスト、トレーニングがあります。 フェイルオーバーおよびフェイルバックの手順の目的は、整合した現在のデータを (トランザクションを損失せずに) 継続することです。

このセクションで示されている手順には、以下の前提事項があります。
  • すべてのストレージ・ユニット (ローカルおよびリモート) が機能しておりアクセス可能である。
  • アプリケーションが、ローカル・サイトに配置された 1 次ボリュームを更新している。
  • ローカル・サイトからリモート・サイトへのパスが作成されている。
  • 計画停止を管理するための環境を既に作成している。
計画フェイルオーバーを開始するには、DS Storage Manager を使用して以下のステップを実行します。DS CLI を使用することもできます。
注: 個々のタスクの詳細については、関連するトピック・セクションを参照してください。
  1. ローカル・サイトに配置された 1 次ボリュームを更新している入出力ホストを静止します。
  2. グローバル・ミラー の状況をチェックして 、グローバル・ミラー が良好な状態であり、整合性グループが必要なインターバルで正常に 形成されていることを確認します。
  3. 2 つの整合性グループが正常に形成されるまで待ちます。
  4. グローバル・ミラー を休止して、グローバル・コピー・ ペア (A->B) を使用停止にします。
  5. B ボリュームから A ボリュームへのパスを作成します。
  6. B ボリュームでフェイルオーバーのリカバリーを実行します (B->A)。
  7. C ボリュームから B ボリュームへの高速反転復元プロセスを実行して、「バックグラウンド・コピーの開始」オプションを選択します。
    注:
    1. 高速反転復元プロセスを開始すると、ボリューム C が使用できなくなります。
    2. 高速反転プロセスの実行中は、B または C ボリュームに対して、入出力は許可されません
  8. バックグラウンド・コピーが完了するまで待ってから、次のステップへ進みます。 バックグラウンド・コピーが完了すると、C から B への FlashCopy 関係が終了します。
  9. ボリューム B からボリューム C への FlashCopy を開始する。「変更記録を使用可能にする」および「ターゲット・ボリュームへの書き込み を禁止する」オプションを選択していることも確認します。これにより、アプリケーションが B ボリュームの更新を開始する前に、整合性グループのバックアップ・コピーが作成されます。
  10. リモート・サイトで B ボリュームに対するホスト入出力を開始します。実動をローカル・サイトに戻す準備が整うまで、リモート・サイトでのこの構成の実動状態が続きます。
  11. 実動をローカル・サイトに戻す準備が整ったら、フェイルバックのリカバリー (B->A) を実行して A ボリュームを再同期します。リモート・サイトのアプリケーションはアクティブ状態のままです。
  12. 再同期処理がその最初のパスを完了したら、リモート・サイトのアプリケーションを静止して、再同期が完了できるようにします。
  13. 再同期が完了したら (非同期トラックでない)、ボリューム A の グローバル・コピーでリカバリー・フェイルオーバーおよびフェイルバックを実行して、ボリューム A からボリューム B へのメトロ・ミラー関係を再作成します。
  14. ローカル・サイトで A ボリュームに対するホスト入出力を開始します。
  15. グローバル・ミラー プロセスを再開します。
関連概念
グローバル・コピー
グローバル・ミラー
関連タスク
グローバル・ミラーのセットアップ (DS Storage Manager)
リモート・ミラーおよびコピー・パスの作成
高速反転プロセスを使用した災害からのリカバリー
フェイルオーバー・リカバリー操作の実行
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