DS CLI を使用した固定ブロック・ボリューム用のエクステント・プールの作成

このタスクでは、固定ブロック・ボリュームのエクステント・プールを作成します。これは、新しい固定ブロック・ストレージを構成するための最初のステップです。DS CLI コマンドを使用して、固定ブロック・ボリュームのエクステント・プールを作成することができます。

アレイとランクを作成する前にエクステント・プールを作成すると、処理ステップの手間が省けます。 新規ランクを作成したら、それらのランクを既存のエクステント・プールに割り当てることができます。そうでないと、エクステント・プールが定義された後にエクステント・プール ID の割り当てを完了するには、それぞれのランク・オブジェクトを変更する必要があります。

各エクステント・プールは、ランク・グループ 0 または 1、およびストレージ・タイプ fb で定義されます。 ランク・グループとストレージ・タイプの組み合わせごとに、1 つのエクステント・プールを定義します。つまり、固定ブロック・ストレージを含むストレージ・ユニット用に少なくとも 2 つのエクステント・プールを作成し、それぞれのランク・グループごとに 1 つの固定ブロック・エクステント・プールを作成する必要があります。

ランク・グループ 0 用に定義されたエクステント・プールは偶数番号のエクステント・プール ID に、ランク・グループ 1 用に定義されたエクステント・プールは奇数番号のエクステント・プール ID に割り当てられます。偶数番号のエクステント・プールは、ストレージ・サーバー ID 0 によって管理されます。 奇数番号のエクステント・プールは、ストレージ・サーバー ID 1 によって管理されます。 各ランクは単一のエクステント・プールに割り当てられるため、 ストレージ・サーバーのワークロードは、偶数および奇数番号のエクステント・ プール ID に対するランク割り当てに影響されます。ストレージ・サーバーのワークロードのバランスを取るために、ランクおよびエクステント・プールの割り当ては、均等に分散させることをお勧めします。

最小数より多くのエクステント・プールを作成することは可能です。 たとえば、ストレージ・イメージで構成されるそれぞれの RAID タイプ (5 または 10) ごとに、 固有のエクステント・プールを定義することができます。または、 エクステント・プール・エクステントから作成されるボリュームにアクセスするホスト・システム接続に従って、 エクステント・プールを定義し、名前を付けることができます。エクステント・プールの数をランクと同じにすることができます。

i5/OS に関する考慮事項

i5/OS は、特定のボリューム・サイズのみをサポートします。そのため、これらのボリューム・サイズは、はっきりした数のエクステントにはならない可能性があります。 i5/OS のボリュームは、10 進数 GB (10^9 バイト) で定義されます。i5/OS で使用する論理ボリュームを作成する場合は、次の表を使用することができます。 ほとんどの場合に、i5/OS デバイス・サイズが整数のエクステントと合致しないため、特定の構成では一部のスペースが浪費される可能性があることがわかります。

保護

無保護
モデル・タイプ

i5/OS
デバイス・
サイズ
(10 進数 GB)

LBA の数

エクステント

使用不可スペース (バイナリー GB)

使用可能スペース %

xxxx-A01 xxxx-A81 8.5 16 777 216 8 0.00 100.00
xxxx-A02 xxxx-A82 17.5 34 275 328 17 0.66 96.14
xxxx-A05 xxxx-A85 35.1 68 681 728 33 0.25 99.24
xxxx-A04 xxxx-A84 70.5 137 822 208 66 0.28 99.57
xxxx-A06 xxxx-A86 141.1 275 644 416 132 0.56 99.57
xxxx-A07 xxxx-A87 282.2 551 288 832 263 0.13 99.95
注: Ax2、Ax4、および Ax5 モデルのみが外部 LSU LUN としてサポートされます。

lsextpool および mkextpool コマンドを使用して、固定ブロック・エクステント・プールを作成します。DS CLI アプリケーションにログインし、オープン・システム・ホストのシステム・ストレージに使用されるストレージ・ユニットに接続している必要があります。

固定ブロック・エクステント・プールを作成するには、次の手順で行います。このタスクで表示されるコマンド例は、2 つの形式で示されます。最初の形式は、コマンドに必要な情報のタイプを示します。2 番目の形式では、コマンドと変数の宣言済み値を示します。

  1. mkextpool コマンドを発行して、ランク・グループ 0 用の固定ブロック・エクステント・プールを作成します。DSCLI のコマンド・プロンプトで、mkextpool コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
    dscli>mkextpool -dev storage_image_ID -rankgroup [0 | 1]
    -stgtype fb extent_pool_name

    dscli>mkextpool -dev IBM.1750-68FA120 -rankgrp 0 -stgtype fb P0

    ここで、P0 は割り当てるエクステント・プール名を表します。 この名前には 2 バイト文字で 16 文字まで使用できます。

  2. Enter を押します。プロセスが正常に行われた場合は、次のメッセージが表示されます。
    Sun Aug 11 02:23:49 PST 2004 IBM DS CLI Version: 5.0.0.0 DS: IBM.1750-68FA120
    
    Extent pool P0 successfully created.
    注: プロセス・メッセージには、エクステント・プールに割り当てた固有の名前は表示されません。 しかし、lsextpool コマンドを発行すれば、エクステント・プールの名前を表示させることができます。
  3. 作成する必要のあるエクステント・プールごとにステップ 1 を繰り返します。 ストレージ・サーバーのワークロードのバランスを取るために、ランクおよびエクステント・プールの割り当ては、均等に分散させてみてください。
  4. エクステント・プールの作成が終了したら、lsextpool コマンドを発行してエクステント・プールの割り当てを確認します。 ストレージ・ユニットに割り当てられているエクステント・プールの完全なレポートを表示するには、-l パラメーターを使用します。 DSCLI のコマンド・プロンプトで、lsextpool コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
    dscli>lsextpool -dev storage_image_ID -l

    dscli>lsextpool –dev IBM.1750-68FA120 -l
関連資料
mkextpool
lsextpool
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