固定ブロック・データ・ストレージ構成の削除

固定ブロック・データ・ストレージ構成を削除するには、このタスクを実行します。

固定ブロック・データ・ストレージを削除するには、コマンド行インターフェース・プロンプトが必要であり、構成済みストレージを含むストレージ・ユニットに接続している必要があります。

ストレージ構成の削除では、データ・ストレージへのホスト・アクセスを体系的に除去するいくつかのステップを実行してから、ストレージ・エレメント (アレイ、ランク、エクステント・プール、ボリューム、およびボリューム・グループ) を除去し、物理リソースを「新規に相当する」状態に復元します。

固定ブロック・データ・ストレージを削除するには、以下のステップを実行します。

  1. 削除対象ボリュームに対するホスト・アクセスを除去します。通常、lshostconnect コマンドおよび rmhostconnect コマンドを発行する必要があります。
    1. lshostconnect コマンドを発行して、除去するストレージに関連付けられた SCSI ホスト・ポート ID のリストを表示します。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように lshostconnect コマンドを入力します。
      dscli>lshostconnect -dev IBM.1750–68FA120 -l -portgrp 1 
      注:
      1. -portgrp port_grp_number パラメーターを使用するのは、最初にホスト接続を作成したときに割り当てたポート・グループ番号に関連するポート ID をリストする場合のみです。
      2. -l パラメーターは、各ホスト接続の詳細な状況報告を生成するために使用します。
    2. rmhostconnect コマンドを発行して、除去するストレージ・ボリュームに関連付けられた SCSI ホスト・ポート ID を削除します。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように rmhostconnect を入力します。
      dscli>rmhostconnect -dev IBM.1750–68FA120 1
      注:
      1. host_connect_ID パラメーター (コマンド例では 1) は、必須で、 ストレージ・ユニット有効範囲内の固有 ID (0 から 65 534) です。
      2. ホスト接続の削除を確認するよう求めるメッセージが表示されます。
  2. lsvolgrp および showvolgrp コマンドを発行して、ボリューム・グループおよびボリューム・グループ・ストレージ・マップを検索します。
    1. lsvolgrp コマンドを発行して、定義済みボリューム・グループ ID およびその特性のリストを表示します。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように lsvolgrp コマンドを入力します。
      dscli>lsvolgrp -dev IBM.1750–68FA120 -l
    2. showvolgrp コマンドを発行して、削除するボリューム・グループの詳細プロパティーを表示します。 DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように showvolgrp コマンドを入力します。
      dscli>showvolgrp -dev IBM.1750–68FA120 -lunmap V1001  

      削除するボリューム・グループごとに、showvolgrp コマンドを繰り返します。

      注: Volume_Group_ID (V1001) パラメーターは必須です。-dev パラメーターを指定する場合、短縮形式を使用できます。
    3. あとでどのボリュームを除去するかを分析するときに使用するために、ボリューム・グループ内のボリュームのリストをコピーします。
  3. rmvolgrp コマンドを発行して、ホスト・システムによるボリューム・アクセスを除去するために、ボリューム・グループを除去します。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように rmvolgrp コマンドを入力します。
    dscli>rmvolgrp -dev IBM.1750–68FA120 V123-V125
    注:
    1. 削除を指定するすべてのボリューム・グループは同じストレージ・ユニットに属する必要があります。
    2. Volume_Group_ID パラメーター (例では V123-V125) は必須です。-dev パラメーターを指定する場合、ID の短縮バージョンを使用できます。
    3. コマンド例では、ボリューム・グループ ID の範囲が示されています。別のボリューム・グループまたは別のボリューム・グループの範囲を指定する場合は、指定内容の間にブランクを追加する必要があります (たとえば、V123-V125 V130-V133 V135)。
    4. 削除される各ボリューム・グループ ID またはボリューム・グループ ID の範囲についてメッセージが表示されます。このメッセージは、削除を確認するよう求めます。
  4. rmfbvol コマンドを発行して、固定ブロック・ボリュームを除去します。このアクションにより、関連するランク、アレイ、およびエクステント・プールを除去できます。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように rmfbvol コマンドを入力します。
    dscli>rmfbvol -dev IBM.1750-68FA120 0100 0101
    注:
    1. 論理サブシステム (LSS) に格納されていた最後のボリュームが除去されると、関連 LSS は自動的に除去されます。
    2. Volume_ID パラメーター (例では 0100 0101) は、rmfbvol コマンドを発行する場合に必要です。-dev パラメーターを指定する場合、ID の短縮バージョンを使用できます。
    3. 削除されるボリュームごとにメッセージが表示されます。このメッセージは、削除を確認するよう求めます。
  5. lsrank および rmrank コマンドを発行して、ランクを除去します。
    1. lsrank コマンドを発行して、除去するランク ID リストを表示します。コマンド・パラメーターを使用して、ランク ID の選択リストを作成します。DSCLI のプロンプトで次のように lsrank コマンドを入力します。
      dscli>lsrank -dev IBM.1750-68FA120 -l
      注: 使用したエクステント = 0 を示すランク ID は除去できます。使用されたエクステントが 0 より大きい場合は、現在、ランク・セグメントが既存のボリューム ID に割り当てられています。
    2. rmrank コマンドを発行して、アレイに割り当てられているランクを除去します。DSCLI のプロンプトで次のように rmrank コマンドを入力します。
      dscli>rmrank -dev IBM.1750-68FA120 R23
      注:
      1. rank_ID パラメーター (例では R23) は必須です。-dev パラメーターを指定する場合、ID の短縮バージョンを使用できます。
      2. アレイおよびエクステント・プールを除去するには、その前にランクを除去する必要があります。
      3. rmrank コマンドに関連した処理時間は長くなることがあり、このコマンドが処理されているアレイの使用が妨げられる場合もあります。
      4. rmrank コマンドが発行されると、以下の処理が行われます。
        • ランクがアレイから割り当て解除されます。
        • ランクが除去されます。これが正常に行われると、メッセージが表示されます。プロセスのこの部分に長い時間はかかりません。ただし、ランクが除去されたというメッセージを受け取っても、このコマンドに関連する処理はまだ完了しません。
        • アレイがフォーマットされます。この処理には時間がかかることがあります。この処理中にアレイを除去したり、別のランクに割り当てることはできません。また、この処理が完全に完了するまで、ランクは、除去された元のアレイに割り当て済みとしてリストされています。
        • DS CLI の別のセッションにログオンすると、rmrank コマンドの進行状況を確認できます。ランクを削除しているストレージ・ユニットに対して lsarray コマンドを発行します。ランクが、除去された元のアレイに割り当て済みとして表示されなくなったら、ランク除去処理は完了です。
  6. lsarray および rmarray コマンドを発行して、アレイを除去します。
    1. lsarray コマンドを発行して、除去するアレイ ID リストを取得します。DSCLI のプロンプトで次のように lsarray コマンドを入力します。
      dscli>lsarray -dev IBM.1750-68FA120 -state unassigned
      注:
      1. -state unassigned パラメーターを使用して、ランク ID に割り当てられていないアレイ ID のみにリストを絞り込むことができます。
      2. lsarray コマンドを発行する際に -state パラメーターを使用しないと、使用不可の状態にあるアレイのリストが表示される可能性があります。 通常、これは、まだランクが除去されておらず、ドライブがフォーマット中であることを示しています。ランクが除去され、ドライブがフォーマット済みになるまで待ってから、先に進んでください。
      3. 必ず、関連するすべてのアレイが未割り当ての状態で表示されてから、次のステップ (アレイの除去) に進んでください。
    2. rmarray コマンドを発行して、未割り当てのアレイを削除し、アレイ設置場所を新規アレイとして再定義できるようにします。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように rmarray コマンドを入力します。
      dscli>rmarray -dev IBM.1750-68FA120 A44-A48 A51
      注:
      1. コマンド例では、アレイ ID の範囲と追加のアレイ ID 1 つ (A44-A48 A51) の使用を表示しています。アレイの範囲を指定するには、ハイフンを使用し、次のアレイまたは別のアレイの範囲との間にスペースを入れる必要があります。
      2. 削除する各アレイについてメッセージが表示され、処理の前に確認を求められます。
  7. lsextpool および rmextpool コマンドを発行して、エクステント・プールを除去します。
    1. lsextpool コマンドを発行して、除去するエクステント・プール ID リストを取得します。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように lsextpool コマンドを入力します。
      dscli>lsextpool -dev IBM.1750-68FA120 -l -stgtype fb 
      注:
      • -stgtype fb パラメーターを使用して、リストを絞り込み、固定ブロック・ボリュームで使用されるように割り当てられたエクステント・プールのみ表示されるようにします。
      • 割り当て済みランク = 0 を示すエクステント・プール ID は除去できます。割り当て済みランクが 0 より大きい場合は、エクステント・プールには割り当て済みストレージ・ボリュームが含まれている可能性があります。 エクステント・プールを除去するには、ランク標識が 0 になっている必要があります。
    2. rmextpool コマンドを発行して、割り当て済みのランク ID を含まないエクステント・プール ID を削除します。DSCLI のコマンド・プロンプトで次のように rmextpool コマンドを入力します。
      dscli>rmextpool -dev IBM.1750-68FA120 P21-P25 P30
      注:
      1. エクステント・プールを削除する前に、すべてのランク割り当てを削除する必要があります。
      2. コマンド例では、エクステント・プール ID の範囲と追加のエクステント・プール ID 1 つ (P21-P25 P30) の使用を表示しています。エクステント・プール ID の範囲を指定するには、ハイフンを使用し、次のエクステント・プール ID または次のエクステント・プール ID の範囲との間にスペースを入れる必要があります。
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