リモート FlashCopy 操作を処理できるのは、DS CLI を使用する場合のみで、DS Storage Manager では処理できません。
(一部のリモート FlashCopy 操作では、最初にパスとボリューム・ペアを作成する必要があります。これらの要求は、DS Storage Manager または DS CLI のいずれかを使用して発行することができます。)
ターゲット・サイトで FlashCopy 関係を確立するために、リモート FlashCopy コマンドは、ソース (ローカル) ストレージ・ユニット上のリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム・ペアのソース・ボリュームに対して発行され、パスを介して (コンジットとして機能します) ターゲット・ストレージ・ユニットに送信されます。これによって、FlashCopy 関係の管理のためだけにターゲット・サイトとネットワーク接続する必要がなくなります。
制限: リモート FlashCopy コマンドは、ターゲット・サイトへのネットワーク接続が失われた場合に、ターゲット (リモート) サイトで FlashCopy 関係を確立します。リモート FlashCopy 操作は、ソース・サイトとターゲット・サイトの両方へのネットワーク接続が必要であるため、
DS Storage Manager を使用する場合はサポートされません。
ターゲット・サイトへのネットワーク接続が失われると、
DS Storage Manager はターゲット・サイトに接続できません。ステップ 1 と 2 で
DS Storage Manager
または
DS CLI を使用するかどうかにかかわらず、ステップ 3 を
DS CLI から
実行する必要があります。
注: DS CLI からすべてのステップを実行することができます。
詳細は、『リモート FlashCopy (インバンド) トランザクションの処理』で説明します。
以下の例は、リモート FlashCopy 操作を作成するのに必要なステップを説明しています。
ステップ 1 と 2 を
DS Storage Manager (この時点ではソース・サイトとターゲット・サイトの両方のストレージ・ユニットへの接続が使用可能) から実行し、ボリューム・ペア間のメトロ・ミラー関係が存在したままであると想定します。リモート FlashCopy 操作を作成するには、次の例のようなコマンドを使用して、
DS CLI からステップ 3 を実行する必要があります。(対話式コマンド・モードで
DS CLI にログインする必要があります。)
注: リモート・ストレージ・ユニット上の新規リモート FlashCopy 関係のコンジット LSS としてローカル・サイトの LSS 22 を使用します。これで、ソースとしてボリューム 2A00 が使用されます。ターゲットは、リモート・ストレージ・ユニット上の他の任意のボリュームを使用できます (この例では 2A01)。
dscli>mkremoteflash -dev IBM.2107-1300871 -conduit IBM.2107-1300861/22
2A00:2A01
ここで、
- -dev
- 製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むストレージ・ユニット ID を指定します。
- -conduit LSS_ID
- (必須) ターゲットのストレージ・ユニットとの通信のコンジットとして使用される、既存のリモート・ミラーおよびコピー関係のソース LSS を示します。source_volume_ID:target_volume_ID で指定されるソース・ボリューム ID は、コンジット LSS ボリュームの 1 つがソース・ボリュームとして機能するリモート・ミラーおよびコピー関係内のターゲット・ボリュームでなければなりません。ストレージ・ユニット ID を含む完全修飾 LSS ID を指定できます。
- source_volume_ID:target_volume_ID
- (必須) 指定された ID を持つソースとターゲットのボリューム・ペアのリモート FlashCopy 関係を確立します。ストレージ・イメージ ID を含む完全修飾ボリューム ID、または -dev パラメーターが指定されている場合はストレージ・ユニット ID を含まない短縮バージョンを指定できます。FlashCopy 関係の ID は、スペースで区切ってください。
コマンドを正しく入力すると、このレポートが表示されます。
Date/Time: February 7, 2005 4:29:42 PM IST IBM DSCLI Version:
5.0.0.0 DS: IBM.2107-1300871 FlashCopy Pair ID 2A00:2A01
successfully initiated. Use the lsremoteflash command to determine copy completion.
次のコマンドを発行して、トランザクションが正常に処理されたことを確認します。
dscli>lsremoteflash
-dev IBM.2107-1300871 -conduit IBM.2107-1300861/22 2A00:2A01