failoverpprc コマンドは、災害時回復処理の場合にのみ使用されます。
このコマンドは、パスがダウンし、実動場所のボリュームが使用不可または存在しない場合でも成功します。

>>-failoverpprc--+-------------------------+-------------------->
'- -dev--storage_image_ID-'
>--+-------------------------------+-- -type--+-mmir-+---------->
'- -remotedev--storage_image_ID-' '-gcp--'
>--+-------------+--+-----------+--+----------------+----------->
'- -tgtonline-' '- -cascade-' '- -srcss--ss_ID-'
>--+----------------+------------------------------------------->
'- -tgtss--ss_ID-'
>--+-SourceVolumeID:TargetVolumeID--+-------+-+----------------><
| '-. . .-' |
'-" - "------------------------------------'
パラメーター
注: - failoverpprc コマンドはグローバル・ミラーおよびメトロ・ミラーの災害時回復処理で使用され、以下の結果を伴います。
- グローバル・ミラーのフェイルオーバー・リカバリー処理では、failoverpprc コマンドは B ボリュームと A ボリュームのフェイルオーバー処理を開始します。これにより、B ボリュームは 1 次ボリュームになり、A ボリュームは 2 次ボリュームになります。
その結果、B ボリュームのグローバル・コピー状態は 2 次から 1 次に変わり、中断状態になります。
- グローバル・ミラーのフェイルバック・リカバリー処理 (実動処理がローカル・サイトに戻される) では、failoverpprc コマンドは A ボリュームから B ボリュームへのフェイルオーバー処理を開始します。これにより、A ボリュームは 1 次ボリュームになり、B ボリュームは 2 次ボリュームになります。
- メトロ・ミラー災害時回復処理では、グローバル・コピーの 2 次ボリュームへのフェイルオーバー処理により、2 次ボリュームが1 次ボリュームになり、これらのボリュームを即時に使用停止にします。
グローバル・コピーのフェイルオーバーを実行すると、B ボリュームは 1 次ボリュームになり、A ボリュームは 2 次ボリュームになります。
このアクションでは、2 次ボリュームのグローバル・コピー状態が「ターゲット・コピー保留中」から「使用停止」に変わるだけです。
failoverpprc コマンドは、1 次デバイスを現行状態に維持したまま、2 次デバイスを 1 次中断デバイスに変更します。
このコマンドは、パスがダウンし、実動場所のボリュームが使用不可または存在しない場合でも成功します。
- サブシステム ID (SSID) を指定すると、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームは、
ソースについて 1 つの LSS、ターゲットについて 1 つの LSS に制限されます。
- -dev storage_image_ID
- (オプション) 製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むソース・ストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、完全修飾ソース・ボリューム ID を指定しない場合に必要です。
注: failoverpprc コマンドを使用するには、このパラメーターが役割交代を反映している必要があります。このパラメーターの値は、
オリジナル 2 次サイトでなければなりません。
たとえば次のとおりです。
- -remotedev storage_image_ID
- (オプション) 製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むターゲット・ストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、完全修飾ターゲット・ボリューム ID が指定されていない場合、-dev パラメーターが使用されている場合に必要です。
注: failoverpprc コマンドを使用するには、このパラメーターが役割交代を反映している必要があります。このパラメーターの値は、
オリジナル 1 次サイトでなければなりません。
たとえば次のとおりです。
- -type mmir | gcp
- (必須) 1 つ以上の既存リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係をメトロ・ミラー関係またはグローバル・コピー関係のいずれかに変更します。
- mmir
- メトロ・ミラーは、更新がターゲットにコミットされると、一貫性のある同期方式でリモート・ミラーおよびコピー関係を維持します。
ソースとターゲットの物理的な距離が遠くなるほど、この処理は遅くなります。
- gcp
- グローバル・コピーは、更新がソースにコミットされると、非同期方式でリモート・ミラーおよびコピー関係を維持します。
ターゲット・ボリュームに対する更新は、後で実行されます。元の更新順序は厳密に維持されるわけではありません。
- -tgtonline
- (オプション) ターゲット・ボリュームがホスト・システムからオンラインで使用可能な場合も含め、リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係を設定します。
- このパラメーターは S/390 または zSeries ボリュームに適用されます。オープン・システムのボリュームには適用されません。
- -cascade
- (オプション) PPRC ターゲット・ボリュームを別の PPRC ボリューム関係の PPRC ソース・ボリュームにもできることを指定します。
- -srcss ss_ID
- (オプション) 1 次論理サブシステムのサブシステム ID を 0x0001 - 0xFFFF 形式で指定します。
- この値は IBM System Storage™ Enterprise Storage Server バージョン 2.4.0 および 2.4.1 の場合に必須です。
- 例: 0010
- -tgtss ss_ID
- (オプション) 2 次論理サブシステムのサブシステム ID を 0x0001 - 0xFFFF 形式で指定します。
- この値は IBM System Storage Enterprise Storage Server バージョン 2.4.0 および 2.4.1 の場合に必須です。
- 例: 0010
- SourceVolumeID:TargetVolumeID . . . | –
- (必須) ターゲット・ボリューム (B ボリューム) がソース・ボリュームになり、元のソース・ボリューム (A ボリューム) がターゲット・ボリュームになるように関係を変える必要があるソース・ボリュームとターゲット・ボリュームのリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム・ペア ID を指定します。この結果、以下の状態が生じます。
- ソース・ボリューム (B ボリューム) は、使用停止ホストとして表示されます。
- ターゲット・ボリューム (A ボリューム) は、使用停止ターゲットとして表示され、マウント可能です。
このパラメーターは、ストレージ・イメージ ID を含む完全修飾ボリューム ID、または -dev パラメーターが指定されている場合はストレージ・イメージ ID を含まない短縮バージョンを指定できます。複数のリモート・ミラーおよびコピー・ペア ID はスペースで区切る必要があります。
- リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID は、2 つのボリューム ID で構成されます。
1 つはリモート・ミラーおよびコピー関係のソース・ボリュームとして、もう 1 つはターゲット・ボリュームとして指定されます。リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID の 2 つのボリューム ID は、コロンで区切る必要があります (スペースは含めません)。
最初のボリューム ID はソース・ボリュームです。
2 番目のボリューム ID はターゲット・ボリュームです。
- ボリューム ID は、XYZZ の形式の 16 進数字 4 桁で表すことができる 32 ビットの番号です。ここで、X はアドレス・グループ (0 から 1)、XY の組は論理サブシステム番号 00 から 1E、ZZ はボリューム番号 (00 から FF) です。
- ダッシュ (-) を指定した場合は、このパラメーター情報が自動的に指定されます。
- 完全修飾ペアの例: IBM.1750-68FA150/0100:IBM.1750-68FA120/0100
- 短縮バージョンの例: 0100:0100
- 複数のペアの例: 0101:0101 0102:0102 0103:0103
例 (1750)
failoverpprc コマンドの呼び出しdscli>failoverpprc -dev IBM.1750-68FA150 -remotedev IBM.1750-68FA120
0200:0100 0201:0101 0202:0102
結果出力
正常に中断状態になったリモート・ミラーおよびコピー・ペアごとに確認メッセージが表示されます。