B ボリュームと A ボリュームのフェイルオーバー処理の開始

このタスクでは、B ボリュームと A ボリュームのフェイルオーバー処理を開始します。これにより、B ボリュームは 1 次ボリュームになり、A ボリュームは 2 次ボリュームになります。 その結果、B ボリュームのグローバル・コピー状態は 2 次から 1 次に変わり、中断状態になります。 これは、グローバル・ミラー・フェイルオーバー・リカバリー処理のグローバル・ミラー・トランザクションの状況を取得した後の次のステップです。

次のことが完了していなければ、フェイルオーバー・タスクを実行することはできません。
  • グローバル・ミラー処理を終了済み。
  • 災害発生前のグローバル・ミラー・トランザクション状況の判別に役立つレポートを取得済み。

グローバル・コピー・ボリューム・ペアに対するリカバリー・フェイルオーバー要求を実行して、A ボリュームと B ボリュームの拡張距離関係を強制的に停止し、B ボリュームと A ボリュームのグローバル・コピー関係を作成する必要があります。 グローバル・コピー 2 次ボリュームに対するフェイルオーバーは、2 次ボリュームを 1 次ボリュームに変え、これらのボリュームを即時に使用停止にします。

グローバル・コピーのフェイルオーバーを実行すると、B ボリュームは 1 次ボリュームになり、A ボリュームは 2 次ボリュームになります。 このアクションでは、2 次ボリュームのグローバル・コピー状態が「ターゲット・コピー保留中」から「使用停止」に変わるだけです。

B ボリュームと A ボリュームのフェイルオーバーを行うには、次のステップを実行します。このタスクで表示されるコマンド例は、2 つの形式で示されます。最初の形式は、コマンドに必要な情報のタイプを示します。2 番目の形式では、コマンドと変数の宣言済み値を示します。

failoverpprc コマンドを発行して、B ボリュームのグローバル・コピー状態を、2 次ボリュームの「ターゲット・コピー保留中」から 1 次ボリュームの「使用停止」に変えます。 DSCLI のコマンド・プロンプトで、failoverpprc コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。

dscli>failoverpprc -dev storage_image_ID -remotedev storage_image_ID SourceVolumeID:TargetVolumeID

dscli>failoverpprc -dev IBM.1750-68FA150 -remotedev IBM.1750-68FA120
 0100:0100 0101:0101  0102:0102 0103:0103
注: 他のほとんどのコマンドとは異なり、storage_image_ID および SourceVolumeID:TargetVolumeID の値は、failoverpprc コマンドでは逆にされます。すなわち、このコマンドはリモート・サーバーに直接、発行されます。 そのため、リモート・サーバーの値が最初の値となり、元の基本サーバーの値が 2 番目の値となります。 役割交代の影響を受け、リモート・サーバーが基本サーバーになります。 この結果、以下の状態が生じます。
  • ソース・ボリュームが使用停止ホストとして表示されます。
  • ターゲット・ボリュームは、使用停止ターゲットとして表示され、マウント可能です。
次のような確認メッセージが、変更され「中断状態」にされたグローバル・コピー・ペアごとに生成されます。
PPRC pair IBM.1750-68FA150/0100:IBM.1750-68FA120/0100 successfully
 suspended.
注: すべての B ボリュームが failoverpprc コマンドを正常に処理してからでないと、次のステップへは進めません。
すべての B ボリュームが処理された後で、FlashCopy 関係の分析および該当するコマンドの開始を伴う次のステップに進む準備が整います。
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