この一連のタスクでは、非同期ビットマップ完了の最初のパスについて照会し、システムを静止させ、さらに非同期トラック数が 0 と等しいことを確認するための照会プロセスを完了します。この一連のタスクは、実動を A サイトに戻すことができるようにするフェイルバック・リカバリー処理の 3 番目のステップです。
この一連のタスクを実行するには、ボリューム (B ボリュームと A ボリューム) の再同期が済んでいることを確認する必要があります。
この一連のタスクでは、lspprc コマンドを使用する必要があり、システムを静止させる必要もあります。
フェイルバック・リカバリー処理の 3 番目のステップを完了するには、以下のステップを実行します。
このタスクのコマンド例は、2 つの形式で示されます。最初の形式は、コマンドに必要な情報のタイプを示します。2 番目の形式では、コマンドと変数の宣言済み値を示します。
- lspprc コマンドを定期的に発行して、いつ非同期 (OOS) ビットマップの最初のパスが完了するかを確認します。実行中のトランザクションの数に応じて、要する時間が異なります。
DSCLI のコマンド・プロンプトで、lspprc コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
dscli>lspprc -dev storage_image_ID -remotedev storage_image_ID -l SourceVolumeID:TargetVolumeID
例
dscli>lspprc -dev IBM.1750–68FA150 -remotedev IBM.1750–68FA120
1000:1000
注: - -dev パラメーターは、ソース・ストレージ・ユニットの ID を指定します。この時点では、ユーザーのソースはサイト B ストレージ・ユニットです。
- -remotedev パラメーターは、ターゲット・ストレージ・ユニットの ID を指定します。この時点では、リモート・ストレージ・ユニットはサイト A ストレージ・ユニットです。
- source_volume_ID:target_volume_ID 値には、ソースとしてサイト B ボリューム ID およびターゲットとしてサイト A ボリューム ID が含まれます。
- showgmir コマンドを発行して、いつ最初のパスが完了したか、およびいつ整合性グループが同期化されるかを正確に指摘できるようにするレポートを生成します。
処理するボリュームが多数ある場合に、このステップを実行します。
DSCLI のコマンド・プロンプトで、showgmir コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
dscli>showgmir -dev storage_image_ID lss_ID
例
dscli>showgmir -dev IBM.1750-75FA150 -fullid 10
dscli>showgmir -dev IBM.2107-75FA150 -fullid 10
レポートの次の 2 つの列の情報により、いつシステムを静止する必要があるかを判別することができます。
- CG 時刻
- 最後に整合性グループの形成に成功したときに記録された時刻を示します。
- 成功した CG のパーセント
- 整合性グループを形成する試行の成功率を示します。この成功率が 100 % の場合は、システムを静止させてもよいときです。
- ファイル・システムの整合性を保持するために、入出力を静止させ、B サイトのファイル・システムをアンマウントします。
注: ファイル・システムのアンマウントにより、ホスト・キャッシュのフラッシュを行い、有効なデータ・セットを実際にコピーするようにします。
- lspprc コマンドを定期的に再発行し、いつ残りのビットが B サイトから完全にドレーンするかを確認します。
このドレーン時刻は、非同期 (OOS) トラック数がゼロに等しくなったときに示されます。実行中のトランザクションの数に応じて、要する時間が異なります。
DSCLI のコマンド・プロンプトで、lspprc コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
dscli>lspprc -dev storage_image_ID -remotedev storage_image_ID -l SourceVolumeID:TargetVolumeID
例
dscli>lspprc -dev IBM.1750–75FA150 -remotedev IBM.1750–75FA120
1000:1000
このタスクの完了後に、サイト A からサイト B へのリモート・ミラーおよびコピー・パスを確立する準備が整います。