整合性グループの状態の分析および確認

このタスクでは、整合性グループの状態を分析および確認します。 これは、グローバル・ミラーのフェイルオーバー・リカバリー処理における 4 番目のステップです。

このタスクを開始する前に、次のタスクが完了していることを確認してください。
  • グローバル・ミラー処理が基本サーバー・サイトで終了している。
  • 災害により処理が終了する前のグローバル・ミラー・トランザクション処理の状況が取得されている。
  • B ボリュームから A ボリュームへのフェイルオーバー処理が完了しており、B ボリュームの状態は「2 次、ターゲット保留中」状態から「1 次、中断」状態に変更されている。

整合性グループの状態を確認する必要があります。これは、すべての FlashCopy 関係が整合性のある状態であるかどうかを調べる必要があることを意味します。 B ボリュームと C ボリュームの間に存在する FlashCopy 関係について照会し、基本サーバーで障害が生じたときの FlashCopy 関係の状態を判別します。 グローバル・ミラーは整合性グループの形成の最中であった可能性があり、FlashCopy は整合性のある C ボリュームの完全なセットを作成するために完了していない可能性があります。

FlashCopy ペアについて照会する場合は、2 つの主要な部分情報があります。この情報により、C ボリューム・セットが整合性のあるものかまたは幾つかの状態を訂正するために介入を必要とするかどうかを判別します。
復帰可能状況
復帰可能状況は、「使用可能」または「使用不可」として示され、FlashCopy が復帰可能または復帰不能のいずれであるかを示します。 復帰不能状態は、FlashCopy 処理が正常に完了しており、すべての変更がコミットされることを意味します。
シーケンス番号
シーケンス番号は、実際の FlashCopy 処理または最後の FlashCopy 処理の番号を示します (FlashCopy 処理が終了した場合)。
復帰可能状態と FlashCopy シーケンス番号を組み合わせたものもあります。この場合は、異なる修正アクションが必要となります。すなわち、これは、分析を行うときに探しているものです。

整合性グループの状態を分析および確認するには、次のステップを実行します。 このタスクで表示されるコマンド例は、2 つの形式で示されます。最初の形式は、コマンドに必要な情報のタイプを示します。2 番目の形式では、コマンドと変数の宣言済み値を示します。

  1. lsflash コマンドを発行して、FlashCopy 関係をリストし、リスト内の FlashCopy 関係ごとに状況情報を示すレポートを表示します。DSCLI のコマンド・プロンプトで、lsflash コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。

    dscli>lsflash -dev storage_image_ID -l source_volume_ID:target_volume_ID

    dscli>lsflash -dev IBM.1750-68FA150 -l 0100:0200 0101:0201 0102:0202 0103:0203

    この時点ではユーザーのリモート・サーバーが基本サーバーになっていることを覚えておいてください。

  2. レポートを分析して、B ボリュームと C ボリュームの間の整合性グループの状態を判別します。最初に FlashCopy 関係を調べ、分析すると、リカバリー・プロセスにおける次のステップが決まります。
    以下に、存在する可能性のある FlashCopy 関係のタイプおよび講じる必要があるアクションを示します。
    • FlashCopy 関係が復帰不能で、すべてのシーケンス番号が等しい。アクション: さらなるアクションは不要で、C ボリュームのセットは整合性のあるもので、完全なコピーです。
    • FlashCopy 関係が復帰可能で、すべてのシーケンス番号が等しい。アクション: revertflash コマンドを発行して、FlashCopy ペアを最近の整合性グループに戻します。
    • すべての FlashCopy シーケンス番号が等しく、少なくとも 1 つの FlashCopy 関係が復帰不能である。アクション: commitflash コマンドを発行して、データをターゲット・ボリュームにコミットし、ソースとターゲットの間の整合性グループを形成します。
    • FlashCopy 関係が以下のように表示される。
      1. 一部の FlashCopy 関係が処理を完了して、整合性グループが作成されている。これらの FlashCopy 関係は復帰可能ではなくなります。
      2. 一部の FlashCopy 関係が、新しい整合性グループの作成を完了していない。これらの FlashCopy 関係は、まだ復帰可能状態です。
      3. すべての FlashCopy 関係が同じ FlashCopy シーケンス番号を持つ。 これは、すべての FlashCopy 関係が同じ整合性グループに関与していることを示します。
      アクション: commitflash コマンドを発行して、新しい整合性グループの作成が完了していない FlashCopy 関係のデータをコミットし、整合性グループが形成されるようにします。
    • すべての FlashCopy ペアが復帰可能なグループと、すべての FlashCopy ペアが復帰不能な別のグループがある。 さらに、すべての FlashCopy シーケンス番号は等しくない。 ただし、以下の条件がある。
      1. すべての復帰可能なペアの FlashCopy シーケンス番号が等しい。
      2. すべての復帰不能なペアの FlashCopy シーケンス番号が等しい。
      アクション: revertflash コマンドを発行して、FlashCopy ペアを最近の整合性グループに戻します。
    • FlashCopy シーケンス番号は、関与している整合性グループのすべての FlashCopy 関係に対しては等しくなく、前の黒丸事項の中の a または b のいずれかが真ではなかった。 これは、整合性グループが壊れていることを示します。アクション: IBM サービス技術員に連絡してください。
    注: すべての FlashCopy 関係の状態が既知の場合は、ボリューム C のテープ・バックアップを開始することができます。
FlashCopy 関係の状態を判別した後で、必要に応じて revertflash または commitflash コマンドを発行します。
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