lspprc

lspprc コマンドは、 ストレージ・イメージのリモート・ミラーおよびコピー (従来の PPRC) ボリューム関係をリストし、リストされたリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係ごとに状況情報を表示します。

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>>-lspprc--+-------------------------+-------------------------->
           '- -dev--storage_image_ID-'   

>--+-------------------------------+---------------------------->
   '- -remotedev--storage_image_ID-'   

>--+-----------------------------------+--+-----+--------------->
   '- -state--+-copy-pending---------+-'  +- -s-+   
              +-full-duplex----------+    '- -l-'   
              +-suspended------------+              
              +-target-copy-pending--+              
              +-target-full-duplex---+              
              +-target-suspended-----+              
              +-not-remote-copy-pair-+              
              +-invalid-state--------+              
              '-volume-inaccessible--'              

>--+-SourceVolumeID:TargetVolumeID--+-------+-+----------------><
   |                                '-. . .-' |   
   '-" - "------------------------------------'   

パラメーター

-dev storage_image_ID
(オプション。)製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号で構成されたストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、ソース・ボリュームおよびターゲット・ボリュームに完全修飾 ID が指定されていない場合に必要です。
例: IBM.1750-68FA120
-remotedev storage_image_ID
(通常はオプション、ただし注に該当する場合は必須) 製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号で構成されたターゲット・ボリュームのストレージ・イメージ ID を指定します。
注: -remotedev パラメーターはボリューム・ペアが指定され、かつ -dev パラメーターも指定されている場合には必須です。
例: IBM.1750-68FA150
-state copy-pending | full-duplex | suspended | target-copy-pending | target-full-duplex | target-suspended | not-remote-copy-pair | invalid-state | volume-inaccessible
(オプション。)表示するリモート・ミラーおよびコピー関係の状況を識別します。
copy pending
保留中のコピー処理を伴うリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 グローバル・コピー関係は常時保留です。
full-duplex
全二重のリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。
suspended
中断状態のリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 Reason 属性は、 関係が中断された理由を示します。
target-copy-pending
ターゲット・ボリュームが保留中のコピー処理を伴うリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 この状態では、ソース・ボリュームは不明または照会不能です。
target-full-duplex
ターゲット・ボリュームが全二重であるリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 この状態では、ソース・ボリュームは不明または照会不能です。
target-suspended
ターゲット・ボリュームが中断状態であるリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 この状態では、ソース・ボリュームは不明または照会不能です。Reason 属性は、 関係が中断された理由を示します。
not-remote-copy-pair
リモート・コピー・ペアではないリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。
invalid-state
有効であるための要件を満たしていないリモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 この照会により生成されるレポートには、リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係のソース・ボリューム ID およびターゲット・ボリューム ID ならびに invalid の状態指定のみが表示されます。 その他のすべての情報列は、ヌル (-) 値を使用して表示されます。
volume-inaccessible
ボリュームを表示できない (通常、これはボリュームが隔離状態であることを意味する) リモート・ミラーおよびコピー関係を表示することを指定します。 この照会により生成されるレポートには、リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係のソースおよびターゲットのボリューム ID ならびに volume-inaccessible の状態指定のみが表示されます。 その他のすべての情報列は、ヌル (-) 値を使用して表示されます。
-s
(オプション。)リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム・ペア ID を表示します。パラメーター -l-s を同時に使用することはできません。
-l
(オプション。)デフォルト出力に加え、ターゲット読み取り使用可能ソース・カスケードターゲット・カスケード、 および中断の属性が表示されます。 パラメーター -l-s を同時に使用することはできません。
SourceVolumeID:TargetVolumeID . . . |
(必須) 指定された ID を持つソースとターゲットのボリューム・ペアのリモート・ミラーおよびコピー関係を表示します。
このパラメーターには、ストレージ・イメージ ID を含む完全修飾ボリューム ID、または -dev パラメーターが指定されている場合はストレージ・イメージ ID を含まない短縮バージョンを指定できます。複数のリモート・ミラーおよびコピー・ペア ID はスペースで区切る必要があります。
リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID は、2 つのボリューム ID で構成されます。 1 つはリモート・ミラーおよびコピー関係のソース・ボリュームとして、もう 1 つはターゲット・ボリュームとして指定されます。リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID の 2 つのボリューム ID は、コロンで区切る必要があります (スペースは含めません)。 最初のボリューム ID はソース・ボリュームです。2 番目のボリューム ID は ターゲット・ボリュームです。
リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID、リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID の範囲、単一のボリューム ID、またはボリューム ID の範囲を入力することができます。 リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID およびボリューム ID の組み合わせを入力することはできません。
ボリューム ID は、XYZZ の形式の 16 進数字 4 桁で表すことができる 32 ビットの番号です。ここで、X はアドレス・グループ (0 から 1)、XY の組は論理サブシステム番号 (00 から 1E (1750 の場合))ZZ はボリューム番号 (00 から FF) です。
ダッシュ (-) を指定した場合は、このパラメーター情報が自動的に指定されます。
短縮バージョンの例: 0100:0100
複数 ID の例: 0100:0100 0200:0200 0300:0300
注: ターゲット・ボリューム ID の照会は、-dev パラメーターで特定したか、単一の完全修飾ボリューム ID に組み込んだストレージ・イメージに送信されます。

このコマンドおよびその他のすべての DS CLI リスト・コマンドについては、 結果を明確に示すため、表形式で表示されます。 実際のレポートでは、表として表示されません。

以下の表は、-l パラメーターを使用して lspprc コマンドに関連する出力レポートに表示されるヘッダーを表しています。 1750 に関する別個の例は表示されません。それは、どちらの情報も同じだからです。唯一の違いは、2107 と 1750 のマシン・タイプの指定です。

lspprc コマンドの呼び出し
dscli>lspprc -dev IBM.2107-75FA120 -remotedev IBM.2107-75FA150 -l 0100:0100
0101:0101  
結果出力
Date/Time: Sun Aug 11 02:23:49 PST 2004 IBM DS CLI Version: 5.0.0.0 
DS: IBM.2107-75FA120
ID State Reason Type

Out
Of
Sync
Tracks

Tgt
Read

SrcCascade

IBM.2107-
75FA120
/0100:
IBM.2107-
75FA150
/0100

Full-
Duplex

-

Metro
Mirror

0 Enabled Disabled

IBM.2107-
75FA120
/0101:
IBM.2107-
75FA150
/0101

Full-
Duplex

-

Metro
Mirror

0 Enabled Disabled

TgtCascade

Date
Sus
pended

Source
LSS

Timeout
(secs)

Crit
Mode

First
Pass
Status

GMIR
CG

PPRC
CG

Enabled - 01 120 Disabled False Disabled Enabled
Enabled - 02 120 Disabled False Enabled Disabled

レポート・フィールドの説明

ID
リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係のソース・ボリューム ID とターゲット・ボリューム ID を指定します。
State (状態)
現在のリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係の状態を表示します。以下の値のいずれかが表示されます。
Copy-Pending (コピー保留)
関係がコピー保留であることを示します。グローバル・コピー (拡張距離) 関係は常時保留です。
Full-Duplex (全二重)
関係が全二重であることを示します。
Suspended (中断)
関係が中断されていることを示します。Reason 属性は、 関係が中断された理由を示します。
Target Copy Pending (ターゲットのコピー保留)
ソース・ボリュームが不明または照会不能であり、 ターゲットの状態はコピー保留であることを示します。
Target Full-Duplex (ターゲットの全二重)
ソース・ボリュームが不明または照会不能であり、 ターゲットの状態は全二重であることを示します。
Target Suspended (ターゲットの中断)
ソース・ボリュームが不明または照会不能であり、 ターゲットの状態は中断であることを示します。
Not Remote Copy Pair (リモート・コピー・ペアではない)
関係がリモート・コピー・ペアでないことを識別します。
Invalid-State (無効な状態)
リストされたリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係が、有効であるための要件を満たしていないことを示します。
注: invalid-state の指定により生成されるレポートには、リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係のソース・ボリューム ID およびターゲット・ボリューム ID ならびに invalid の状態指定のみが表示されます。 その他のすべての情報列は、ヌル (-) 値を使用して表示されます。
volume-inaccessible
ボリュームについて照会できないことを示します。通常、これは、ボリュームが隔離状態であることを示します。
注: volume-inaccessible の指定により生成されるレポートには、リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係のソース・ボリューム ID およびターゲット・ボリューム ID ならびに volume-inaccessible の状態指定のみが表示されます。 その他のすべての情報列は、ヌル (-) 値を使用して表示されます。
Reason (理由)
リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係が中断されている理由を示します。
Type (タイプ)
リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係が、メトロ・ミラー (同期) 関係、グローバル・コピー (拡張距離) 関係、または不明な関係タイプであることを示します。
Out Of Sync Tracks (非同期トラック)
現在の FlashCopy 関係と同期がとれていないトラックの数を示します。最大値は、ソース・ボリューム・サイズにより異なります。
注:
  1. lspprc コマンドを発行して 2105 上のボリューム・ペアの非同期値 (例えば、0000:0001) を表示する場合は、この処理の終わりまで照会を実行する場合に比べて値の数に目立った減少はありません。
  2. lspprc コマンドを発行して 2105 上の単一ボリュームの非同期値 (例えば、0000) を表示する場合は、値の数に目立った減少がありますが、10 秒間隔でのみ減少が生じます。 lspprc コマンドを発行し、10 秒経過するまでにこのコマンドを再発行する場合は、値の数に目立った変更はありません。
  3. lspprc コマンドを発行して 1750 上のボリューム・ペアまたは単一ボリュームの非同期値を表示する場合は、値の数に目立った減少がありますが、10 秒間隔でのみ減少が生じます。
Tgt Read (ターゲット読み取り)
ターゲット・ボリュームへの読み取り入出力操作が可能であることを示します。
Src Cascade (ソースのカスケード)
この関係のソース・ボリュームが別の関係のターゲット・ボリュームとしても使用可能であることを示します。
Tgt Cascade (ターゲットのカスケード)
この関係のターゲット・ボリュームが別の関係のソース・ボリュームとしても使用可能であることを示します。
Date Suspended (中断した日付)
この関係が最後に中断された日付を示します。値をヌル (-) として表示することもできます。
SourceLSS
この PPRC ボリューム関係のソース・ボリュームに関連付けられている整合性グループ LSS ID を示します。
Timeout (secs) (タイムアウト (秒))
この PPRC ボリューム関係のソース・ボリュームに関連付けられている LSS ID について整合性グループの長時間使用中タイムアウト設定を示します。タイムアウト値は、デフォルト値の 120 秒、またはユーザー指定値の 1 から 600 000 秒のいずれかです。
Crit Mode (クリティカル・モード)
リモート・ミラーおよびコピー 1 次ボリュームがクリティカル・ボリュームかどうかを示します。
First Pass Status (最初のパス状況)
ソース・ボリュームの最初のパスのグローバル・コピー状態を示します。データが有効であるのは、1 次ボックスを照会して、照会されたペアがグローバル・コピー・ペアである場合に限られます。
GMIR CG
リモート・ミラーおよびコピー整合性グループが有効、無効、または使用不可のどの状態になっているかを示します。
注:
  1. この値は、-l パラメーターの使用を指定する場合および 1 次ボリュームを照会する場合に表示されます。
  2. この値は、モデル 2105 の場合は報告されません。モデル 2105 を照会する場合は、このフィールドに表示される値は N/A (使用不可) です。
PPRC CG
ボリュームが整合した非同期リモート・ミラーおよびコピー・モードになっているか、使用不可かを示します。 表示できる値は、「有効」、「無効」、または「使用不可」です。
注:
  1. この値は、-l パラメーターの使用を指定する場合に表示されます。
  2. この値は、モデル 2105 の場合は報告されません。モデル 2105 を照会する場合は、このフィールドに表示される値は N/A (使用不可) です。
関連資料
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mkpprcpath
rmpprcpath
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