mkpprc

mkpprc コマンドは、ボリューム・ペアのリモート・ミラーおよびコピー (従来の PPRC) 関係を確立します。

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>>-mkpprc--+-------------------------+-------------------------->
           '- -dev--storage_image_ID-'   

>--+-------------------------------+-- -type--+-mmir-+---------->
   '- -remotedev--storage_image_ID-'          '-gcp--'   

>--+------------------+--+-----------+--+-------------+--------->
   '- -mode--+-full-+-'  '- -cascade-'  '- -tgtonline-'   
             '-nocp-'                                     

>--+-----------+--+------------+--+----------------+------------>
   '- -tgtread-'  '- -critmode-'  '- -resetreserve-'   

>--+--------+--+----------------+--+----------------+----------->
   '- -wait-'  '- -srcss--ss_ID-'  '- -tgtss--ss_ID-'   

>--+-SourceVolumeID:TargetVolumeID--+-------+-+----------------><
   |                                '-. . .-' |   
   '-" - "------------------------------------'   

パラメーター

注: サブシステム ID を指定すると、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームは、ソースについて 1 つの LSS、ターゲットについて 1 つの LSS に制限されます。
-dev storage_image_ID
(オプション。)製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むソース・ストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、完全修飾ソース・ボリューム ID を指定しない場合に必要です。
例: IBM.1750-75FA120
-remotedev storage_image_ID
(オプション。)製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むターゲット・ストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、完全修飾ターゲット・ボリューム ID を指定しない場合、または -dev パラメーターを選択する場合に必要です。
例: IBM.1750-68FA120
-type mmir | gcp
(必須。)1 つ以上のリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係をメトロ・ミラー (同期) 関係またはグローバル・コピー (拡張距離) 関係のいずれかとして確立します。
mmir
メトロ・ミラーは、更新がターゲットにコミットされると、入出力書き込み完了状況をアプリケーションに戻して、一貫性のある (同期) 方式でリモート・ミラーおよびコピー関係を維持します。ソースとターゲットの物理的な距離が遠くなるほど、この処理は遅くなります。
gcp
グローバル・コピーは非同期方式でリモート・ミラーおよびコピー関係を維持します。更新がソースにコミットされると、入出力書き込み完了状況がアプリケーションに戻されます。 ターゲット・ボリュームに対する更新は、後で実行されます。元の更新順序は厳密に維持されるわけではありません。
-mode full | nocp
(オプション。)リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係に対する初期データ・コピー・モードを指定します。
full
フル・モードは、ソース・ボリューム全体をターゲット・ボリュームにコピーします。「コピーしない」を指定しない場合は、これがデフォルトです。
nocp
非コピー・モードは、ソース・ボリュームからターゲット・ボリュームにデータをコピーしません。このオプションは、 ボリュームが同期化されていると仮定します。
-cascade
(オプション。)リモート・ミラーおよびコピー・ターゲット・ボリュームを、別のリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係のリモート・ミラーおよびコピー・ソース・ボリュームに設定できるようにします。このパラメーターのデフォルト値は、「使用不可」です。
-tgtonline
(オプション。)ターゲット・ボリュームがホスト・システムからオンラインで使用可能な場合も含め、リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係を設定します。 このパラメーターは、S/390 または zSeries ボリュームに適用され、オープン・システムのボリュームには適用されません。このパラメーターのデフォルト値は、「使用不可」です。
-tgtread
(オプション。)ホスト・サーバーによるリモート・ミラーおよびコピー・ターゲット・ボリュームの読み取りを許可します。ホスト・サーバーが ボリュームを読み取るには、リモート・ミラーおよびコピー・ペアが全二重状態である必要があります。 このパラメーターは、オープン・システムのボリュームに適用され、IBM S/390 または zSeries ボリュームには適用されません。このパラメーターのデフォルト値は、「使用不可」です。
-critmode
(オプション。) ソース・ボリュームを新規データの受信から保護します。ペア間の最後のパスに障害があり、情報をターゲットに送信できない場合は、ソースが保護されます。現行の更新および後続のソース更新の試行は失敗し、S/390 の装置チェックが発生します。このパラメーターのデフォルト値は、「使用不可」です。
注: このパラメーターは S/390 または zSeries ボリュームにのみ適用されます。
クリティカル・モードは、LCU クリティカル・モードの設定、およびこのコマンドでの -critmode パラメーターの設定に応じて、3 つの方法の内の 1 つで動作します。次の表はクリティカル・ボリューム・モードの機能の概要を示しています。
クリティカル・モード LCU、クリティカル・ヘビー Mkpprc critmode 説明
Normal (正常) Disabled (使用不可) または Enabled (使用可能) Disabled (使用不可)
  • 1 次ボリュームをサスペンドします。
  • 1 次ボリュームに対して書き込み操作を許可します。
Critical Volume (クリティカル・ボリューム) Disabled (使用不可) Enabled (使用可能)
  • 2 次ボリュームへの最後のパスが失敗した場合、1 次ボリュームをサスペンドします。
  • 1 次ボリュームに対して書き込み操作を禁止します。
Critical Heavy (クリティカル・ヘビー) Enabled (使用可能) Enabled (使用可能)
  • なんらかの理由で 2 次ボリュームを更新できなかった場合、1 次ボリュームをサスペンドします。
  • 1 次ボリュームに対して書き込み操作を禁止します。
注:
  1. -critmode パラメーターは、システムで必要なデバイスではなく、ロギング用装置でのみ使用します。極端な場合、書き込み禁止デバイスをリカバリーするためにホスト・システムの IPL を実行しなければならない場合があります。可能であれば、-critmode パラメーターを使用する代わりに freezepprc コマンドを使用してください。
  2. -critmode パラメーターは、グローバル・コピーまたはリモート・コピーおよびミラー・カスケード・ボリュームとともに使用することはできません。
  3. クリティカル・モードのために書き込みが禁止されているボリュームをリセットするには、このボリュームに対して mkpprcpausepprc、または rmpprc コマンドを発行することができます。
  4. クリティカル・モードを含むあらゆるソリューションの一部として自動化ソフトウェアを使用してください。自動化ソフトウェアはストレージ・ユニットに付属しているソフトウェアの一部ではありません。お客様で用意いただきます。ただし、IBM では、この自動化に関する支援を提供しています。詳しくは、IBM ストレージ担当者にお問い合わせください。
-suspend
(オプション。)タスク完了時に、リモート・ミラーおよびコピー関係を中断します。 このパラメーターはグローバル・コピー (拡張距離) リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係では無効です。このパラメーターは、「コピーしない (No Copy)」オプションを使用して確立されたメトロ・ミラー (同期) リモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係では無効です。このパラメーターのデフォルト値は、「使用不可」です。
-resetreserve
(オプション - オープン・システムのボリュームのみ。) 2 次論理サブシステムのボリュームが別のホストで予約されている場合に、リモート・ミラーおよびコピー関係を確立できるようにします。 このパラメーターは、オープン・システムのボリュームでのみ使用できます。このオプションが指定されておらず、2 次論理サブシステムのボリュームが予約されていない場合、このコマンドは失敗します。
-wait
(オプション。)リモート・ミラーおよびコピー・ボリュームが、シンプレックス、全二重、中断、2 次の全二重、2 次の中断、または 2 次のシンプレックスのいずれか 1 つの最終状態になるまで (ペアがコピー保留状態でなくなるまで)、コマンドの応答を遅らせます。このパラメーターのデフォルト値は、「使用不可」です。
注:
  1. このパラメーターは、-type gcp または -mode nocp パラメーターと共に使用することはできません。
  2. -wait パラメーターを使用すると、新しいコマンドを発行するには、元のコマンドの処理が完了するまで待つ必要があります。
  3. シングル・ショット・モードで実行している場合、定期的に lspprc コマンドを発行してリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム・ペア状態を検査し、正しい状態になったときに新しいコマンドを続行することができます。
-srcss ss_ID
(オプション。)1 次論理サブシステムのサブシステム ID を 0x0001 - 0xFFFF 形式で指定します。
この値は IBM System Storage™ Enterprise Storage Server バージョン 2.4.0 および 2.4.1 の場合に必須です。
例: 0010
-tgtss ss_ID
(オプション。)2 次論理サブシステムのサブシステム ID を 0x0001 - 0xFFFF 形式で指定します。
この値は IBM System Storage Enterprise Storage Server バージョン 2.4.0 および 2.4.1 の場合に必須です。
例: 0010
SourceVolumeID:TargetVolumeID . . . | -
(必須。) 指定された ID を持つソースとターゲットのボリューム・ペアのリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係を指定します。
このパラメーターには、ストレージ・イメージ ID を含む完全修飾ボリューム ID、または -dev パラメーターが指定されている場合はストレージ・イメージ ID を含まない短縮バージョンを指定できます。複数のリモート・ミラーおよびコピー・ペア ID はスペースで区切る必要があります。
リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID は、2 つのボリューム ID で構成されます。 1 つはリモート・ミラーおよびコピー関係のソース・ボリュームとして、もう 1 つはターゲット・ボリュームとして指定されます。リモート・ミラーおよびコピー・ペア IDs の 2 つのボリューム ID は、コロンで区切る必要があります (スペースは含めません)。 最初のボリューム ID はソース・ボリュームです。2 番目のボリューム ID は ターゲット・ボリュームです。
ボリューム ID は、XYZZ の形式の 16 進数字 4 桁で表すことができる 32 ビットの番号です。ここで、X はアドレス・グループ (0 から 1)、XY の組は論理サブシステム番号 (00 から 1E (1750 の場合))ZZ はボリューム番号 (00 から FF) です。
ダッシュ (-) を指定した場合は、このパラメーター情報が自動的に指定されます。
完全修飾ペアの例: IBM.1750-68FA120/0100:IBM.1750-68FA150/0100
短縮バージョンの例: 0100:0100
複数のペアの例: 0101:0101 0102:0102 0103:0103

処理に関する追加のヒント

次の例は、処理に組み込むことができるいくつかの CLI ボリューム・フォーマット・オプションを示しています。
マルチボリュームの処理
次の 2 つの例は、この状況を処理する方法を示しており、両方とも正しいものです。最初の方法はいくつかのボリュームを管理している場合に使用でき、2 番目の方法では数百または数千のボリュームを効率的に処理できます。
  • mkpprc -dev IBM.1750-13AB79A -remotedev IBM.1750-13AB76A –type mmir
    -mode full -tgtread 1000:1205 1001:1206 1002:1207 1003:1208 1004:1209
     ....... このように続きます
  • mkpprc -dev IBM.1750-13AB79A -remotedev IBM.1750-13AB76A –type mmir
    -mode full -tgtread 1000-1004:1205-1209
コマンドでのグループ化メソッドの使用
ボリュームをグループ化することもできます。ただし、ボリュームをグループ化する場合は、ボリュームの順序が重要であり、ボリュームは連続したものでなければなりません。 次に、グループ化のコード化を示します。
mkpprc -dev IBM.1750-13AB79A -remotedev IBM.1750-13AB76A –type mmir
-mode full -tgtread 1000-1004:1205-1209 1100-1104:1300-1304

例 (1750)

mkpprc コマンドの呼び出し
dscli>mkpprc -dev IBM.1750-68FA120 -remotedev IBM.1750-68FA150
0100:0100 -type mmir 0101:0101 0102:0102 0103:0103 
結果出力 (1 例のみ)
Date/Time: Sun Aug 11 02:23:49 PST 2004 IBM DS CLI Version: 5.0.0.0 
DS: IBM.1750-68FA120

CMUC00153I mkpprc: Remote Mirror and Copy volume pair relationship
 0100:0100 successfully created.
CMUC00153I mkpprc: Remote Mirror and Copy volume pair relationship
 0101:0101 successfully created.
CMUC00153I mkpprc: Remote Mirror and Copy volume pair relationship
 0102:0102 successfully created
CMUC00153I mkpprc: Remote Mirror and Copy volume pair relationship
 0103:0103 successfully created
関連タスク
リモート FlashCopy (インバンド) トランザクションの処理
関連資料
mkesconpprcpath
mkpprcpath
rmpprcpath
lspprcpath
lsavailpprcport
failoverpprc
failbackpprc
rmpprc
lspprc
freezepprc
pausepprc
resumepprc
unfreezepprc
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