クリティカル・モード設定の変更

このタスクでは、永続エラーのためにデータをボリューム・ペアのターゲット・ボリュームにコピーできない場合に、クリティカル・モード設定により、ソース・ボリュームへの書き込み操作が禁止されるようにします。このタスクを実行するには、管理者権限が必要です。

クリティカル・モード設定は、ソースおよびターゲット・ストレージ・ユニットが通信できなくなった場合、または指定された LSS でのボリューム・ペア間のパスがなくなった場合に、リモート・ミラーおよびコピー (PPRC) ペアまたは整合性グループの動作を決定するために使用します。この設定は、選択した LSS のボリューム・ペアと関連付けられます。 このオプションは、z/OS 環境でのみ使用可能です。

クリティカル・モード設定を使用可能にすると、ボリューム・ペアは中断され、さらに、データをターゲット・ボリュームに送信できない場合に、ソース・ボリュームへの書き込み操作が受け入れられなくなります。 ボリューム・ペアは、ユーザーが問題を訂正して、ボリューム・ペアを再同期するための要求を発行するか、またはボリューム・ペアを削除するまで、中断されたままになります。

この設定を使用可能にせず、ターゲット・ボリュームでエラーが発生した場合、リモート・ミラーおよびコピー・フィーチャーはコピー・ペアを中断し、後続の書き込み操作はそのボリューム・ペアのソース・ボリュームにコピーされます。 ストレージ・ユニットは、変更されたすべてのトラックを記録します。問題が解決されたら、ボリューム・ペアの再同期が可能になります。

クリティカル・モード設定を変更するには、以下のステップを実行します。このタスクのコマンド例は、2 つの形式で示されます。最初の形式は、コマンドに必要な情報のタイプを示します。2 番目の形式では、コマンドと変数の宣言済み値を示します。

chlcu コマンドを発行して、クリティカル・モード設定を変更します。dscli のコマンド・プロンプトで、chlcu コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。

dscli>chlcu -dev storage_image_ID -critmode enable LCU_ID

dscli>chlcu -dev IBM.1750-68FA120 -critmode enable 00-0F 
注: -critmode パラメーターは、システムで必要なデバイスではなく、ロギング用装置でのみ使用します。極端な場合、書き込み禁止デバイスをリカバリーするためにホスト・システムの IPL を実行しなければならない場合があります。可能であれば、-critmode パラメーターを使用する代わりに freezepprc コマンドを使用してください。

このパラメーターは、グローバル・コピーおよびリモート・ミラーおよびコピーのカスケード・ボリュームとともに使用することはできません。

このパラメーターは S/390 または zSeries ボリュームにのみ適用されます。

次の表はクリティカル・ボリューム・モードの機能の概要を示しています。
クリティカル・モード LCU、クリティカル・ヘビー mkpprc critmode 説明
Normal (正常) Disabled (使用不可) または Enabled (使用可能) Disabled (使用不可)
  • 1 次ボリュームをサスペンドします。
  • 1 次ボリュームに対して書き込み操作を許可します。
Critical Volume (クリティカル・ボリューム) Disabled (使用不可) Enabled (使用可能)
  • 2 次ボリュームへの最後のパスが失敗した場合、1 次ボリュームをサスペンドします。
  • 1 次ボリュームに対して書き込み操作を禁止します。
Critical Heavy (クリティカル・ヘビー) Enabled (使用可能) Enabled (使用可能)
  • なんらかの理由で 2 次ボリュームを更新できなかった場合、1 次ボリュームをサスペンドします。
  • 1 次ボリュームに対して書き込み操作を禁止します。
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