プロファイル・ファイルのデフォルト構成セットアップの作成

システム上で 1 つ以上のプロファイルを定義することにより、コマンド行インターフェース用のデフォルト設定を作成することができます。たとえば、セッション用のストレージ管理コンソール (SMC)、リスト・コマンド用の出力フォーマット、コマンド行出力のページごとの行数を指定したり、コマンド行出力にバナーを組み込むように指定することができます。

ユーザーがプロファイルの値と異なるコマンドの値を入力すると、コマンドはプロファイルを指定変更します。

プロファイル・ファイルを使用するには、いくつかのオプションがあります。
  • デフォルト・プロファイルを変更できます。デフォルト・プロファイルの dscli.profile は、ソフトウェアと共にプロファイル・ディレクトリーにインストールされています。例えば、c:¥Program Files¥IBM¥DSCLI¥profile¥dscli.profile は Windows プラットフォーム用のディレクトリー・パス/opt/ibm/dscli/profile/dscli.profile は UNIX および Linux プラットフォーム用のディレクトリー・パスです。
  • システムのデフォルト・プロファイルのコピーを <user_home>>/dscli/profile/dscli.profile として作成して、個人用デフォルト・プロファイルを作成できます。
  • ストレージ・ユニット操作用のプロファイルを作成できます。プロファイルをユーザー・プロファイル・ディレクトリーに保管します。たとえば次のとおりです。
    • <user_home>¥dscl¥profile¥operation_name1
    • <user_home>¥dscl¥profile¥operation_name2

    これらのプロファイル・ファイルを指定するには、DS CLI コマンド・パラメーター -cfg <profile_name> を使用します。 -cfg プロファイル・ファイルが指定されない場合、ユーザーのデフォルト・プロファイルが使用されます。ユーザーのプロファイル・ファイルが存在しない場合、システムのデフォルト・プロファイル・ファイルが使用されます。

ホーム・ディレクトリー <user_home> は「user.home」という名前の Java システム・プロパティーで定義されます。パスワード・ファイルの場所はご使用のオペレーティング・システムによって異なります。以下の例は、各オペレーティング・システムでのホーム・ディレクトリーです。
Windows オペレーティング・システム
Windows オペレーティング・システムの場合、プロパティーの値は環境変数 %USERPROFILE% をデフォルトとします。結果として、個人プロファイルは、C:¥Documents and Settings¥username¥dscli¥profiles¥dscli.profile になります。
UNIX または Linux オペレーティング・システム
UNIX または Linux オペレーティング・システムの場合、プロパティーの値は環境変数 $HOME をデフォルトとします。結果として、個人プロファイルは、~/dscli/profile/dscli.profile になります。
OpenVMS システム
OpenVMS オペレーティング・システムの場合、プロパティーの値は論理名 SYS$LOGIN をデフォルトとします。結果として、個人プロファイルは、[.dscli.profile]dscli.profile になります。
注: Java システム・プロパティーの値は JRE オプションで再定義できます。問題があれば、ローカル・システムで以下のような環境設定があるかどうか確認してください。
_JAVA_OPTIONS=-Duser.home=…

コマンド行インターフェース・ソフトウェアをインストールすると、 デフォルト・プロファイルはソフトウェアと共にプロファイル・ディレクトリーにインストールされます。ファイル名は dscli.profile です。例。c:¥Program Files¥IBM¥DSCLI¥profile¥dscli.profile.

表 1 は、プロファイルの作成に使用できるプロファイル変数のリストです。

表 1. プロファイル変数
変数 説明
banner: on|off コマンド出力の前に表示されるバナーを使用可能または使用不可に設定します。この変数は、コマンド・オプション -bnr に相当します。コマンド・オプション -bnr は、このデフォルト値を指定変更します。
delim delim 変数のフォーマット用の区切り文字を指定します。デフォルトの文字はコンマです。この変数は、コマンド・オプション -delim に相当します。コマンド・オプション -delim は、このデフォルト値を指定変更します。
devid コマンドのターゲットのストレージ・イメージ ID を指定します。この値は、コマンド・オプション -dev に相当します。コマンド・オプション -dev は、このデフォルト値を指定変更します。
format リスト・コマンドの出力フォーマットを指定します。
以下のいずれか 1 つの形式を指定します。
  • default: デフォルトの出力を指定します。
  • xml: XML 形式を指定します。
  • delim: 縦欄の形式を指定します。列は、delim 変数で指定した区切り文字で区切られます。
  • stanza: 水平テーブルを指定します。
この変数は、コマンド・オプション -fmt に相当します。コマンド・オプション -fmt は、このデフォルト値を指定変更します。
fullid ストレージ・イメージ ID を含む完全修飾形式で ID が表示されるよう指定します。
header: on|off リスト・コマンド内でデータの列と共に表示されるヘッダーを使用可能または使用不可に設定します。この変数は、コマンド・オプション -hdr に相当します。コマンド・オプション -hdr は、このデフォルト値を指定変更します。
hmc1 1 次 Storage Manager の IP アドレスを指定します。この変数は、コマンド・オプション -hmc1 に相当します。コマンド・オプション -hmc1 は、このデフォルト値を指定変更します。
hmc2 2 次 Storage Manager の IP アドレスを指定します。この変数は、コマンド・オプション -hmc2 に相当します。コマンド・オプション -hmc2 は、このデフォルト値を指定変更します。
locale ローカル・コンピューターの出力の言語を指定します。
  • ar: アラビア語
  • be: ベロルシア語
  • bg: ブルガリア語
  • ca: カタロニア語
  • cs: チェコ語
  • da: デンマーク語
  • de: ドイツ語
  • el: ギリシャ語
  • en: 英語
  • es: スペイン語
  • et: エストニア語
  • fi: フィンランド語
  • fr: フランス語
  • gu: グジャラート語
  • hi: ヒンディ語
  • hr: クロアチア語
  • hu: ハンガリー語
  • in: インドネシア語
  • is: アイスランド語
  • it: イタリア語
  • iw: ヘブライ語
  • ja: 日本語
  • kk: カザフ語
  • kn: カンナダ語
  • ko: 韓国語
  • lt: リトアニア語
  • lv: ラトビア語 (レット語)
  • mk: マケドニア語
  • mr: マラーティー語
  • ms: マレー語
ロケール (続き)
  • nl: オランダ語
  • no: ノルウェー語
  • pa: パンジャブ語
  • pl: ポーランド語
  • pt: ポルトガル語
  • ro: ルーマニア語
  • ru: ロシア語
  • sa: サンスクリット語
  • sh: セルボ・クロアチア語
  • sk: スロバキア語
  • sl: スロベニア語
  • sq: アルバニア語
  • sr: セルビア語
  • sv: スウェーデン語
  • ta: タミール語
  • te: テルグ語
  • th: タイ語
  • tr: トルコ語
  • uk: ウクライナ語
  • vi: ベトナム語
  • zh: 中国語
paging: on|off 出力の表示を制御します。ページングを使用可能に設定する場合、コマンド発行時に出力の限定された行数が表示されます。行はスクロールしません。rows 変数でページごとの行数を設定する必要があります。この変数は、コマンド・オプション -p に相当します。コマンド・オプション -p は、このデフォルト値を指定変更します。
timeout クライアント/サーバー同期通信のタイムアウト値を設定します。 値の単位は秒です。デフォルト値は 420 秒です。ネットワークまたはクライアント/サーバーのパフォーマンスの問題のためにコマンドの処理がタイムアウトで終了する場合に、このタイムアウトを設定できます。
注: 1 つのコマンドが複数のクライアント/サーバー要求で構成される場合があるため、 コマンド・タイムアウト値がこの値より長くなる場合があります。
timeout.connection
クライアント/サーバー接続を確立するためのタイムアウト値を設定します。 この値の単位は秒です。タイムアウト値はゼロより大きくなければなりません。 値がゼロに設定されている場合は、システム・デフォルトのソケット・タイムアウト値が使用されます。 デフォルト値は 20 秒です。
注:
  1. DS CLI が接続エラーを戻した場合は、以下の条件を検査してください。
    • クライアントとサーバーの間の物理接続が確実になされているか。
    • 接続を確立するにはデフォルトのタイムアウト値が小さすぎるか。
  2. 設定する接続タイムアウト値が小さすぎると、予期しない接続問題が生じる可能性があります。
remotedevid リモート・ストレージ・イメージ ID を指定します。この変数は、コマンド・オプション -remotedev に相当します。コマンド・オプション -remotedev は、このデフォルト値を指定変更します。
rows paging 変数が使用可能にされた場合に、出力のページごとの行数を指定します。この変数は、コマンド・オプション -r に相当します。コマンド・オプション -r は、このデフォルト値を指定変更します。
verbose: on|off 詳細出力を使用可能または使用不可に設定します。この変数は、コマンド・オプション -v に相当します。コマンド・オプション -v は、このデフォルト値を指定変更します。

#
# DS CLI Profile
#

#
# Management Console/Node IP Address(es)
#   hmc1 and hmc2 are equivalent to -hmc1 and -hmc2 command options.
#hmc1:	127.0.0.1
#hmc2:	127.0.0.1

#
# Default target Storage Image ID
#    "devid" and "remotedevid" are equivalent to 
#    "-dev storage_image_ID" and "-remotedev storeage_image_ID" command options,
#     respectively. 
#devid:		IBM.1750-AZ12341
#remotedevid:	IBM.1750-AZ12341

#
# locale
#    Default locale is based on user environment.
#locale:		en

# Timeout value of client/server synchronous communication in second.
#    DSCLI command timeout value may be longer than client/server communication
#    timeout value since multiple requests may be made by one DSCLI command
#    The number of the requests made to server depends on DSCLI commands.
#    The default timeout value is 420 seconds.
#timeout:		900

# Socket connection timeout value in seconds.
#    The timeout value must be greater than zero.
#    System default socket timeout value is used if timeout value is set to zero.
#    The default connection timeout value is 20 seconds.
#timeout.connection: 20

# Output settings
#
# ID format of objects:
#   on:		fully qualified format
#   off:	short format
fullid:		off

# Paging and Rows per page. 
# paging enables/disables paging the output per line numbers specified by "rows".
# "paging" is equivalent to "-p on|off" option.
#   on  : Stop scrolling per output lines defined by "rows".
#   off : No paging. (default)
# "rows" is equivalent to "-r #" option.
paging:		off
#rows:		24

# Output format type for ls commands, which can take one of the following values:
#   default: Default output
#   xml    : XML format
#   delim  : delimit columns using a character specified by "delim"
#   stanza  : Horizontal table format
# "format" is equivalent to option "-fmt default|xml|delim|stanza".
#format:		default

# delimitter character for ls commands.
#delim:		|
# Display banner message. "banner" is equivalent to option "-bnr on|off".
#   on  : Banner messages are displayed. (default)
#   off : No Banner messages are displayed.
banner:		on

#
# Display table header for ls commands. "header" is equivalent 
# to option "-hdr on|off".
#   on  : Table headers are displayed. (default)
#   off : No table headers are displayed.
header:		on

#
# Display verbose information. "verbose" is equivalent to option "-v on|off".
#   on  : Display verbose information.
#   off : No verbose information.
verbose:	off

# End of Profile
関連資料
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