rmpprc コマンドは、リモート・ミラーおよびコピー (従来の PPRC) ボリューム・ペア関係を除去します。 あるいは、このコマンドを使用して単一ボリューム ID を除去することができます (この操作は災害が発生した場合に役立ちます。また、使用可能なボリュームのみを指定し、1 次ボリュームと 2 次ボリュームの両方を指定することはできません)。単一ボリュームで使用するには、-at src パラメーター・オプションまたは -at tgt パラメーター・オプションを指定する必要があります。このいずれのオプションもコマンドに指定しない場合は、単一ボリュームは無効です。-unconditional パラメーターは、単一ボリュームの指定時に指定する必要があります。そうしないとエラーが発生し、コマンド処理は失敗します。

>>-rmpprc--+-------------------------+-------------------------->
'- -dev--storage_image_ID-'
>--+-------------------------------+--+-------------------+----->
'- -remotedev--storage_image_ID-' '- -at--src--|--tgt-'
>--+-----------------+--+---------+--+----------------+--------->
'- -unconditional-' '- -quiet-' '- -srcss--ss_ID-'
>--+----------------+------------------------------------------->
'- -tgtss--ss_ID-'
>--+-SourceVolumeID:TargetVolumeID--+-------+-+----------------><
| '-. . .-' |
'-" - "------------------------------------'
パラメーター
注: - サブシステム ID を指定すると、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームは、ソースについて 1 つの LSS、ターゲットについて 1 つの LSS に制限されます。
- rmpprc コマンドの発行時に 1 次サーバーと 2 次サーバーの間で通信の問題が発生した場合、以下のアクションが行われます。
- エラー・メッセージ CMUN03012E が出され、操作は失敗したが、除去の一部が行われたことが示されます。このエラー・コードをさらに調査すると、1 次と 2 次のサーバー間の通信の問題が関与していることが示されます。
- 1 次ボリュームでペア関係は終了し、1 次ボリュームの状態はシンプレックスになります。
この状況が発生すると、rmpprc コマンドを再発行する必要がありますが、単一ボリュームを処理するのと同じ方法でトランザクションを扱ってください。そのためには、-at src または -at tgt パラメーターと -unconditional パラメーターを使用します。
- -dev storage_image_ID
- (オプション。)製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むソース・ストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、完全修飾ソース・ボリューム ID を指定しない場合に必要です。
- 例: IBM.1750-68FA120
- -remotedev storage_image_ID
- (通常はオプション、ただし注に該当する場合は必須) 製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号を含むターゲット・ストレージ・イメージ ID を指定します。
注: -remotedev パラメーターはボリューム・ペアが指定され、かつ -dev パラメーターも指定されている場合には必須です。
- 例: IBM.1750-68FA150
- -at src | tgt
- (オプション。)
- src
- ソース・ボリュームから中断アクションを開始するには、-at source パラメーター・オプションを選択します。タスクが正常終了後、ソース・ボリュームおよびターゲット・ボリュームは
simplex 状態になります。
- tgt
- ターゲット・ボリュームから中断アクションを開始する -at target パラメーター・オプションを選択します。コマンドが正常終了後、ターゲット・ボリュームは simplex 状態になります。ただし、
ソース・ボリュームの状態は、変らない場合があります。
ターゲットに対して中断アクションが発行された場合には、ソースは延期状態のままになっている場合があります。
- -at target パラメーター・オプションも単一ボリュームで使用できますが、-unconditional パラメーターも指定する必要があります。
このパラメーターを使用して単一ボリュームを指定すると、ボリュームはターゲットとして扱われ、ソースはヌルとして扱われます。
- -unconditional
- (オプション。) このパラメーターを使用して、ソース・ボリュームまたはターゲット・ボリュームが、ペアとしてではなく、個別に選択されていることを示します。-unconditional パラメーターは、-at パラメーターが選択されている場合のみ有効です。このパラメーターを指定する際に、-at source パラメーターが選択されている場合には、ソース・ボリューム ID のみを指定できます。-at target パラメーターが選択されている場合には、ターゲット・ボリューム ID のみを指定できます。ボリューム・ペア ID を使用しないでください。
- -quiet
- (オプション。)このコマンドの確認プロンプトをオフにします。
- -srcss ss_ID
- (オプション。)1 次論理サブシステムのサブシステム ID を 0x0001 - 0xFFFF 形式で指定します。
- この値は、IBM System Storage™ Enterprise Storage Server バージョン 2.4.0 および 2.4.1 の場合に必須です。
- 例: 0010
- -tgtss ss_ID
- (オプション。)2 次論理サブシステムのサブシステム ID を 0x0001 - 0xFFFF 形式で指定します。
- この値は、IBM System Storage Enterprise Storage Server バージョン 2.4.0 および 2.4.1 の場合に必須です。
- 例: 0010
- SourceVolumeID:TargetVolumeID . . . | -
- (必須。)除去指定された ID を持つソースとターゲットのボリューム・ペアのリモート・ミラーおよびコピー・ボリューム関係を指定します。
注: -unconditional パラメーターを使用した場合は、ボリューム・ペアの代わりに単独のボリューム ID を指定します。
ペアを指定すると、フォーマット・エラーとなります。
- このパラメーターには、ストレージ・イメージ ID を含む完全修飾ボリューム ID、または -dev パラメーターが指定されている場合はストレージ・イメージ ID を含まない短縮バージョンを指定できます。複数のリモート・ミラーおよびコピー・ペア ID はスペースで区切る必要があります。
- リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID は、2 つのボリューム ID で構成されます。1 つはリモート・ミラーおよびコピー関係のソース・ボリュームとして、もう 1 つはターゲット・ボリュームとして指定されます。
リモート・ミラーおよびコピー・ペア ID の 2 つのボリューム ID は、コロンで区切る必要があります (スペースは含めません)。
最初のボリューム ID はソース・ボリュームです。2 番目のボリューム ID はターゲット・ボリュームです。
- ボリューム ID は 32 ビットの数値で 4 つの 16 進数字により XYZZ の形式で示されます。X はアドレス・グループ (0 から 1)、XY は 2 つ合わせて論理サブシステム番号 (00 から 1E (1750 の場合))、および ZZ はボリューム番号 (00 から FF) です。
- ダッシュ (-) を指定した場合は、このパラメーター情報が自動的に指定されます。
例 (1750)
rmpprc コマンドの起動dscli>rmpprc -dev IBM.1750-68FA120 -remotedev IBM.1750-68FA150 0100:0100
結果出力
Date/Time: Sun Aug 11 02:23:49 PST 2004 IBM DS CLI Version: 5.0.0.0
DS: IBM.1750-68FA120
Are you sure you want to remove PPRC pair 0100:0100? [y/n]: Y
Remote Mirror and Copy pair IBM.1750-68FA120/0100:0100
successfully removed.