showfbvol

showfbvol コマンドは、個々のボリュームのプロパティーを詳細に表示します。 このコマンドは、固定ブロック・ボリュームのパフォーマンス・メトリックスを表示するためにも使用できます。

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>>-showfbvol--+-------------------------+--+--------+----------->
              '- -dev--storage_image_ID-'  '- -rank-'   

>--+-----------+--+---------------------------+----------------->
   '- -metrics-'  '- -volgrp--volume_group_ID-'   

>--+-volume_ID-+-----------------------------------------------><
   '-" - "-----'   

パラメーター

-dev storage_image_ID
(オプション) 製造メーカー、タイプ、およびシリアル番号で構成するストレージ・イメージ ID を指定します。このパラメーターは、論理ボリュームの完全修飾 ID を指定しない場合に必要です。
-rank
(オプション) ランク・エクステント・テーブルが表示されることを示します。このテーブルには、論理ボリュームでエクステントが構成されているランクのセット、およびその論理ボリュームのエクステント数が表示されます。
注: このパラメーターは、-metrics または -volgrp パラメーターと共に使用することはできません。
-metrics
(オプション) 指定したボリュームのボリューム ID およびパフォーマンス・メトリックスを表示します。
注:
  1. すべてのパフォーマンス・カウントは、 最新のカウンター折り返しまたはカウンター・リセット以降の累積値です。 ボリューム・パフォーマンス・カウンターは、パワーアップ手順でリセットされます。ボリューム・パフォーマンス・カウンターは、 サーバーのフェイルオーバーおよびフェイルバックの手順によりリセットされます。
  2. このパラメーターを -rank または -volgrp パラメーターと共に使用しないでください。
-volgrp volume_group_ID
(volume_ID パラメーターを指定しない場合に必要です。) 指定されたボリューム・グループ ID に関連した固定ブロック・ボリュームを表示することを示します。
注:
  1. -volgrp パラメーターは、パフォーマンス・メトリックスについて照会を行うときだけ使用できます。
  2. -volgrp パラメーターを volume_ID パラメーターと一緒に使用しないでください。
  3. -volgrp パラメーターを -rank または -metrics パラメーターと併用しないでください。
volume_ID |
(-volgrp パラメーターを指定しない場合に必要です。) 指定したボリュームの情報を表示します。 このパラメーターには、storage_image_ID で構成される完全修飾ボリューム ID、または -dev パラメーターが指定されている場合はストレージ・イメージ ID を含まない短縮バージョンを指定できます。 ボリューム ID は 32 ビットの数値で 4 つの 16 進数字により XYZZ の形式で示されます。X はアドレス・グループ (0 から 1)、XY は 2 つ合わせて論理サブシステム番号 (00 から 1E)、および ZZ はボリューム番号 (00 から FF) です。
ダッシュ (-) を指定した場合は、このパラメーター情報が自動的に指定されます。
注: volume_ID パラメーターを -volgrp パラメーターと一緒に使用しないでください。

このコマンドおよびその他のすべての DS CLI 表示コマンドは、結果を明確に示すため、表形式で表示されます。実際のレポートでは、表として表示されません。

以下の表は、-rank パラメーターを使用して showfbvol コマンドに関連する出力レポートに表示されるヘッダーを表しています。rank パラメーターが指定される場合、ランク・エクステント・テーブルも表示されます。通常のレポートの最後に表示されます。

1750 に関する別個の例は表示されません。それは、どちらの情報も同じだからです。唯一の違いは、2107 と 1750 のマシン・タイプの指定です。

ボリューム・プロパティーを表示する showfbvol の起動
注: 出力例は、1.0 (2 進数) GB ボリュームに対する showfbvol コマンドの使用に基づいています。
dscli>showfbvol -rank
6000
結果出力
Date/Time: April 13, 2005 2:38:14 PM JST IBM DS CLI Version: 5.0.3.40 DS: IBM.2107-
1300861
Name ID

acc

state

data
state

config
state

device
MTM

data
type

addrgrp

My_
volume
_6000

6000 Online (オンライン) Normal (正常) Normal (正常) 2107-900 FB 512 6
extpool exts captype

cap
(2^30B)

cap
(10^9B)

cap
(blocks)

volgrp ranks
P0 1 DS 1.0 2097152 V2 3
Rank Extents
R0 1
R2 2

レポート・フィールドの定義 (-metrics パラメーターを指定しない場合)

Name (名前)
このボリューム・オブジェクトに割り当てたニックネームを示します。
ID
このボリューム・オブジェクトに割り当てられた固有 ID を示します。
Accstate (アクセス状態)
「Online (オンライン)」または「Fenced (隔離)」のいずれかのアクセス状態が表示されます。
Online (オンライン)
論理ボリュームはホストにアクセスできます。
Fenced (隔離)
論理ボリュームは、ボリューム隔離状態にあり、ホストにアクセスできません。
Datastate (データ状態)
以下のデータ状態のいずれかが表示されます。
Normal (正常)
その他のデータ状態は当てはまりません。アクセス状態は、オンラインです。
Pinned (ピンされた)
その他のデータ状態は適用されず、論理ボリュームに 1 つ以上の滞留となった再試行不能なトラックがあることを示します。アクセス状態は、オンラインです。
Read only (読み取り専用)
読み取り専用のデータ状態のランクに論理ボリュームのエクステントが 1 つ以上あるため、論理ボリュームが読み取り専用であることを示します。アクセス状態は、オンラインです。
アクセス不能
アクセス不能のデータ状態のランクに、論理ボリュームに関連付けられているエクステントが 1 つ以上あることを示します。アクセス状態は、隔離です。
Indeterminate data loss (不確定のデータ損失)
以下のデータ状態が適用されず、以下の条件の 1 つが発生したことを示します。
データ状態は適用されません。
  • Rank failed (障害のあるランク)
  • Rank repairing (ランク修復中)
  • Rank repaired (ランク修復完了)
  • Global inaccessible (全体的なアクセス不能)
  • Global lost data (全体的なデータ脱落)
条件 - 以下のいずれかが発生しました。
  • コミットされた書き込みデータがデステージ実行前に失われ、そのデータに関連付けられているトラック ID が不明です。
  • 論理ボリューム上のエクステントがアクティブ FlashCopy ターゲットであることを示すデータが失われました。

アクセス状態は、隔離です。

Rank failed (障害のあるランク)
障害のあるデータ状態のランクに、論理ボリュームに関連付けられているエクステントが 1 つ以上あることを示します。アクセス状態は、隔離です。修復アレイ機能を使用して、ランクが修復中のランク状態に遷移した場合、このデータ状態は修復中のランクに遷移します。
Rank Repairing (ランク修復中)
修復中のデータ状態のランクに、論理ボリュームに関連付けられているエクステントが 1 つ以上あることを示します。アクセス状態は、隔離です。
Rank Repaired (ランク修復完了)
修復中状態であったが、現在は修復中状態ではないランクに、論理ボリュームに関連付けられているエクステントが 1 つ以上あることを示します。アクセス状態は、隔離です。
Global inaccessible (全体的なアクセス不能)
論理ボリューム構成に関連付けられている全体的なメタデータがアクセス不能であることを示します。論理ボリュームに関連付けられているデータの一部は不正確になっている可能性があります。アクセス状態は、隔離です。
Global lost (全体的な破損)
論理ボリューム構成に関連付けられている全体的なメタデータが脱落したことを示します。その結果、論理ボリュームに関連付けられているデータの一部は不正確になっている可能性があります。アクセス状態は、隔離です。
アクセス不能な NVS データ
LSS グループの 1 つ以上の論理ボリュームについて、アクティブな NVS データがアクセス不能であることを示します。LSS グループ内の論理ボリュームをアクセス可能にできません。アクセス状態は、隔離です。
Configstate (構成状態)
以下の構成状態のいずれかが表示されます。
Normal (正常)
進行中の論理ボリューム構成操作がないことを示します。
Configuring (構成中)
論理ボリュームの最初の構成が進行していることを示します。
Reconfiguring (再構成中)
要求した容量属性が初期作成後に変更されたため、論理ボリュームがエクステントを割り振り中か、または割り振り解除中であることを示します。
Migrating (マイグレーション中)
論理ボリュームが、指定されたエクステント・プールに動的ボリューム再配置中であることを示します。
Deconfiguring (構成解除中)
論理ボリュームの削除の処理中であることを示します。
Configuration error (構成エラー)
初期構成が正常に完了しなかったことを示します。この状態はボリューム作成要求でのエラーではなく、内部エラー条件を反映しています。
修正アクション: rmfbvol コマンドを使用して、「構成エラー」の構成状態でリストされた各ボリュームを削除します。
Reconfiguration error (再構成エラー)
再構成要求が正常に完了しなかったことを示します。
Migration error (マイグレーション・エラー)
動的ボリューム再配置操作が処理中に終了したことを示します。
Deconfiguration error (構成解除エラー)
ボリューム削除要求が正常に終了しなかったことを示します。この状態はボリューム除去要求でのエラーではなく、内部エラー条件を反映しています。この状態を訂正するには、指定されたボリュームについて、rmfbvol コマンドを再発行する必要があります。
deviceMTM
ボリューム・デバイス・タイプとモデルを示します。ボリュームの MTM は、固定ブロック・ボリューム・データ・タイプおよびボリューム容量 (GB 単位) により判別されます。モデルは 2107 または 1750 のいずれかですが、使用システムに応じて MTM が以下のいずれかになる場合があります。
2107-900
これは、標準 2107 ボリュームを示します。
1750-500
これは、標準 1750 ボリュームを示します。
xxxx-A0x
xxxx は 2107 または 1750、A0 は OS/400 保護ボリュームを示します (たとえば、2107-A01 または 1750-A07)。
xxxx-A8x
xxxx は 2107 または 1750、A8 は OS/400 無保護ボリュームを示します (たとえば、2107-A81 または 1750-A87)。
Datatype (データ・タイプ)
ボリューム・データ・タイプ設定を示します。以下の値のいずれかが表示されます。
  • FB 512
  • FB 520P
  • FB 520U
Addrgrp
指定されたボリューム・オブジェクトが含まれているアドレス・グループを示します。アドレス・グループ ID は 1 文字の 16 進文字 (0 から F) です。
Extpool (エクステント・プール)
エクステント・プール ID を示します。ボリューム・エクステントは、このエクステント・プール ID から割り振られます。
Exts
指定されたボリューム ID で使用するエクステントの数を示します。
Captype (容量タイプ)
ボリューム作成に使用される容量単位のタイプを示します。以下の値のいずれかが表示されます。
ESS
容量単位は 10 ^ 9B です。
DS
容量単位は 2 ^ 30B です。
DS/ESS
容量単位は 2 ^ 30B または 10 ^ 9B です。
Blocks (ブロック)
容量単位は 512B です。
iSeries
ボリューム作成時に容量単位が指定されませんでした。この固定ブロック・ボリュームは iSeries 用に作成されました。
Cap (2^30B)
ホスト・システム・アクセスに使用できるボリュームのサイズを 2 ^ 30B (2 進数の GB) 単位で示します。
注: ボリュームの容量単位タイプが ESS (captype=ESS) の場合は、「-」(ヌル) が表示されます。
Cap (10^9B)
ホスト・システム・アクセスに使用できるボリュームのサイズを 10 ^ 9B (10 進数の GB) 単位で示します。
注: ボリュームの容量単位タイプが DS (captype=DS) の場合は、「-」(ヌル) が表示されます。
Cap blocks
ホスト・システム・アクセスに使用できるボリューム論理ブロックの数量を示します。
Volgrp
ボリュームが属するボリューム・グループを示します (デフォルトのボリューム・グループを除きます)。
ボリュームに関連付けられた複数のボリューム・グループは、コンマで区切ります。
ボリュームに関連付けられたボリューム・グループがない場合、ヌル (-) が表示されます。
Ranks (ランク)
ボリュームが存在するランクの数を示します。
Rank (ランク・エクステント・テーブル)
ランク ID を示します。
Extents (ランク・エクステント・テーブル)
ランクにあるボリュームのエクステント数を示します。

このコマンドおよびその他のすべての DS CLI 表示コマンドは、結果を明確に示すため、表形式で表示されます。実際のレポートでは、表として表示されません。

以下の表は、-metrics パラメーターを使用して showfbvol コマンドに関連する出力レポートに表示されるヘッダーを表しています。

パフォーマンス・メトリックスを表示する showfbvol の起動
dscli>showfbvol -metrics IBM.2107-75FA120/0101
結果出力
Sun Aug 11 02:23:49 PST 2004 IBM DS CLI 
Version: 5.0.0.0 DS: IBM.2107-75FA120
ID Date (日付)

norm
rdrqts

norm
rdhits

norm
write
req

norm
write
hits

seq
read
reqs

seq
read
hits

seq
write
req

IBM.
2107-
75FA120
/0101

10/11
/04
02:23:49

10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000

seqwrite-
hits

cachfwr-
reqs

cachfwr-
hits

cachfw-
reqs

cachfw-
hits

inbcach-
load

bypass-
cach

seq
DASDtrans

10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000

DASD-
trans

cache-
trans

NVS-
spadel

norm
write
ops

seqwrite-
ops

rec
cache
mis

qwrite-
prots

CKDir-
trkac

10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000

CKD
irtrk
hits

cachsp-
delay

timelow-
ifact

phread phwrite phwrite

phbyte-
read

phbyte-
writ

10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000

recmo-
reads

sfile
trk
reads

contam-
wrts

PPRC-
trks

NVS-
spallo

time-
phread

timeph-
write

byte-
read

10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000
bytewrit timeread timewrite
10000 10000 10000

レポート・フィールドの定義 (-metrics パラメーターを指定した場合)

ID
このボリューム・オブジェクトに割り当てられた固有 ID を示します。
Date (日付)
ボリューム・パフォーマンス・カウンターの現在のタイム・スタンプを示します。
normrdrqts
通常入出力要求の検索/読み取りを示します。
normrdhits
通常入出力要求インスタンスの検索/読み取りを示します。
normwritereq
通常入出力要求の書き込みを示します。
normwritehits
入出力要求インスタンスの DASD 高速書き込みを示します。
seqreadreqs
順次入出力要求の検索/読み取りを示します。
seqreadhits
順次入出力要求インスタンスの検索/読み取りを示します。
seqwritereq
順次入出力要求の書き込みを示します。
seqwritehits
順次入出力要求インスタンスの DASD 高速書き込みを示します。
cachfwrreqs
キャッシュ高速書き込み入出力要求の検索/読み取りを示します。
cachfwrhits
キャッシュ高速書き込み入出力要求インスタンスの検索/読み取りを示します。
cachfwreqs
入出力要求のキャッシュ高速書き込みを示します。
cachfwhits
入出力要求インスタンスのキャッシュ高速書き込みを示します。
inbcachload
DASD で操作する入出力要求の禁止キャッシュ・ロードを示します。
bypasscach
入出力要求のバイパス・キャッシュを示します。
seqDASDtrans
転送操作をキャッシュするための順次 DASD を示します。
DASDtrans
転送操作カウントをキャッシュするための DASD を示します。
cachetrans
DASD 転送操作カウントのキャッシュを示します。
NVSspadel
不揮発性ストレージ・スペースの制約のために遅延した DASD 高速書き込み操作を示します。
normwriteops
通常の「DASD 高速書き込み」書き込み操作カウントを示します。
seqwriteops
順次アクセス「DASD 高速書き込み」書き込み操作カウントを示します。
reccachemis
レコード・キャッシュ読み取りミスの回数を示します。
qwriteprots
高速書き込みプロモートを示します。
CKDirtrkac
不規則トラック・アクセスを示します。
CKDirtrkhits
不規則トラック・アクセス・インスタンスを示します。
cachspdelay
キャッシュ・スペースの制約のために遅延した操作を示します。
timelowifact
指定されたデバイスの低速インターフェース入出力アクティビティーのミリ秒を示します。
phread
物理ストレージ読み取り操作を示します。
phwrite
物理ストレージ書き込み操作を示します。
phbyteread
読み取った物理ストレージ・バイトを示します (128 KB 増分)。
phbytewrit
書き込んだ物理ストレージ・バイトを示します (128 KB 増分)。
recmoreads
レコード・モード読み取り操作を示します。
sfiletrkreads
並行コピーまたは XRC Sidefile から読み取ったトラックの数を示します。
contamwrts
並行コピーまたは XRC ボリュームに関する汚染書き込みの回数を示します。
PPRCtrks
PPRC ペアの 2 次デバイスに転送されたトラックの数またはトラックの部分を示します。
NVSspallo
NVS スペース割り振りを示します。
timephread
物理ストレージ読み取り応答時間を示します (16 ms 増分)。
timephwrite
物理ストレージ書き込み応答時間を示します (16 ms 増分)。
byteread
読み取ったバイトの数を指定します (128 KB 増分)。
bytewrit
書き込まれたバイトの数を指定します (128 KB 増分)。
timeread
すべての読み取り操作の累積応答時間を示します。
timewrite
すべての書き込み操作の累積応答時間を示します。
関連資料
chlss
lslss
showlss
mkfbvol
chfbvol
rmfbvol
lsfbvol
mkvolgrp
chvolgrp
rmvolgrp
lsvolgrp
showvolgrp
clearvol
lsckdvol
showckdvol
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