mkpe および offloadss コマンドを処理して収集する問題判別情報は、FTP を使用して自動的に IBM サポート担当員に転送されます。
FTP は 100 パーセント信頼できるトランスポート・プロトコルではないため、FTP により送信されたファイルはストレージ管理コンソールにも保管されます。
こうして保管されたファイルは自動的に管理されるため、溜まることが無くストレージ管理コンソールのディスク・スペースを取りすぎることはありません。
mkpe および
offloadss コマンドの FTP 機能を使用するには、以下の要件を満たしていること確認する必要があります。
- mkpe コマンドと offloadss コマンドの開始は、ターゲット・ストレージ・ユニットに接続された管理コンソールにローカルにインストールされた DSCLI クライアントからのみ行うことができます。
- サーバー・エンクロージャーがパワーオンされ機能している。
- ストレージ管理コンソールと両方のプロセッサー・カードの間にアクティブな IP 接続が必要です。
- ストレージ管理コンソール上に十分なディスク・スペースが必要です。
- ストレージ管理コンソールがインターネットに接続され、FTP と IBM サポート Web アドレスの接続がファイアウォールにより許可されている必要があります。
- このプロセスを開始して完了するには、管理者権限が必要です。
注: mkpe コマンドと offloadss コマンドは、ストレージ管理コンソール PC に DS CLI がインストールされている場合に限って機能します。この理由は、問題判別情報を収集して IBM に送信するプログラムが、ストレージ管理コンソール PC 上のみに存在するからです。
mkpe コマンドは、PE パッケージ・データを収集し、情報を要約形式で提示します。
offloadss コマンドは、さらに詳細な情報が含まれる statesave データを収集します。
一般的に、IBM サポート担当員が PE パッケージを要求する場合、statesave 情報も要求します。ただし、PE パッケージのみが分析に必要とされる場合もあります。
注: - 標準的なインストール環境では、MR1750_SM_HOME は C:¥Program Files¥IBM¥DS6000StorageManager¥SM に設定されます。
- Statesave ファイルおよび PE パッケージは、管理コンソールのサブディレクトリー %MR1750_SM_HOME%¥send2IBM にコピーされてから、IBM に送信されます。
- FTP 経由で IBM に送信された satesave ファイルおよび PE パッケージは、管理コンソールのサブディレクトリー %MR1750_SM_HOME%¥send2IBM¥sent¥ にあります。
- このタスクに示す例は、Windows 環境に基づいています。
PE パッケージと statesave ファイルを作成し、FTP プロセスを使用して要求された情報を自動的に IBM サポート担当員に提供するには、次の手順で行います。このタスクのコマンド例は、2 つの形式で示されます。最初の形式は、コマンドに必要な情報のタイプを示します。2 番目の形式では、コマンドと変数の宣言済み値を示します。
- mkpe コマンドを発行して、PE パッケージ・ファイルを作成します。DSCLI プロンプトで、mkpe コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
dscli>mkpe -retry count storage_image_ID
例
dscli>mkpe -retry 3 IBM.1750-75FA120
注: FTP を使用してファイル送信を複数回おこなう場合は -retry パラメーターを指定します。0 - 3 (0 はデフォルト値) の値を指定できます。
この例のコマンドの処理が正常に行われた場合は、次のメッセージが表示されます。
The following PE package successfully generated and copied
from 1750-68FA120:
c:/Program_Files/IBM/DS6000StorageManager/SM/send2IBM/175051113AB15A.
IBM.0.NOPMH.20050328223544.cl0.pe.zip
c:/Program_Files/IBM/DS6000StorageManager/SM/send2IBM/175051113AB15A.
IBM.0.NOPMH.20050328223807.cl1.pe.zip
PE package successfully sent to IBM:
175051113AB15A.IBM.0.NOPMH.20050328223544.cl0.pe.zip
PE package successfully sent to IBM:
175051113AB15A.IBM.0.NOPMH.20050328223807.cl1.pe.zip
mkpe successfully completed.
注: - PE パッケージ情報は、管理コンソールのサブディレクトリー %MR1750_SM_HOME%¥send2IBM に収集され、FTP を使用して IBM サポート Web アドレスに自動的に送信されます。
- FTP により送信されたファイルは、自動的に管理コンソールのサブディレクトリー %MR1750_SM_HOME%¥send2IBM¥sent¥ に移動されます。
- offloadss コマンドを発行して、statesave ファイルを作成します。DSCLI のコマンド・プロンプトで、offloadss コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
dscli>offloadss -retry count storage_image_ID
例
dscli>offloadss -retry 3 IBM.1750-68FA120
注: FTP を使用してファイル送信を複数回おこなう場合は -retry パラメーターを指定します。0 から 9 (0 はデフォルト値) の値を指定できます。
この例のコマンドの処理が正常に行われた場合は、次のメッセージが表示されます。
offloadss: The following files offloaded from 1750-68FA120:
/Program Files/IBM/DS6000StorageManager/SM/send2IBM/
175051113AB15A.IBM.0.NOPMH.20050327243603.cl0.dumptrace.tgz
offloadss: statesave FTPed to IBM:
175051113AB15A.IBM.0.NOPMH.20050327243603.cl0.dumptrace.tgz
offloadss: successfully completed.
注: - statesave 情報は管理コンソールのサブディレクトリー %MR1750_SM_HOME%¥send2IBM に収集され、IBM サポート Web アドレスに自動的に送信されます。
- FTP により送信されたファイルは自動的に管理コンソールのサブディレクトリー %MR1750_SM_HOME%¥send2IBM¥sent¥ に移動されます。
FTP によるファイル送信の自動プロセスが使用できない場合、
後で
sendpe または
sendss コマンドを使用できます。または IBM サポート担当者に連絡してください。
以下のプロセスを使用するように要求される場合があります。
- 管理コンソールの DOS ウィンドウを開いて、IBM に送信するファイルの場所へディレクトリー変更 (cd) を行ってください。たとえば、c:¥program files¥IBM¥DS6000¥SM¥send2IBM です。
- コマンド・プロンプトで ftp testcase.software.ibm.com と入力し、Enter を押します。user (ユーザー) プロンプトが表示されます。
- ユーザー・プロンプトで ftp と入力し、Enter を押します。password (パスワード) プロンプトが表示されます。
- パスワード・プロンプトで E メール・アドレスを入力して、Enter を押してください。
コマンド・プロンプトが表示されます。
- bin と入力して Enter を押します。
ファイルの破壊を避けるために bin の入力は重要です。
- コマンド・プロンプトで cd /ssd/toibm/sharkdumps と入力し、Enter を押します。ディレクトリー ssd/toibm/sharkdumps にコマンド・プロンプトが表示されます。
- コマンド・プロンプトで mput *.* と入力し、Enter を押します。
IBM に送信できるファイル名は、一度に 1 つ表示されます。
- 表示されるそれぞれのファイル名ごとに、y (はい) または n (いいえ) を応答として入力し、そのファイルを転送するかどうか指示します。
注: - ファイルが転送されたかどうか確認するために、dir または ls コマンドを使用することはできません。
- 同じファイルを 2 度転送することはできません。このような状態が生じた場合は、ファイルをリネームしてから転送します。また、IBM に E メールを送信してこの事情を説明してください。