System i システム用の LUN ボリュームの作成

System i システム用の固定ブロック LUN ボリュームを作成するには、このタスクを完了します。

固定ブロック LUN ボリュームを作成するには、次に示すタスクを完了しておく必要があります。
  • エクステント・プールの作成
  • アレイの作成
  • ランクの作成および割り当て

初期構成を開始するときには、LSS とアドレス・グループは存在しません。mkfbvol コマンドの処理中に LSS の最初のボリュームが定義されると、LSS が作成されます。同様に、最初の LSS が定義されるとアドレス・グループが定義されます。

ボリュームを作成する際には、特定のボリュームが所属する論理サブシステム (LSS) を指定する必要があります。ボリューム ID を割り当てた後、最初の 2 桁を使用して LSS を指定します。例えば、ボリューム ID として 1900 を指定した場合、そのボリュームは LSS 19 に所属します。

固定ブロック LUN ボリュームを作成する前に、次の仕様を考慮してください。
  • 偶数番のランク・グループ (クラスター) に所属するボリュームは、偶数番の LSS に含める必要があります。奇数番のランク・グループ (クラスター) に所属するボリュームは、奇数番の LSS に含める必要があります。ボリュームが所属するクラスターは、ボリュームの割り当て先のエクステント・プールを指定することによって決定されます。
  • LSS 番号 1F は内部での使用のために予約済みで、ボリューム ID として使用することはできません。
  • それぞれのボリュームは、保護または無保護として定義する必要があります。これは i5/OS に対する単なる通知であり、ボリュームが保護されるか保護されないかを示すものではありません。 実際には、すべての LUN が RAID5 または RAID10 のどちらかによって保護されます。 ボリュームを無保護として定義すると、i5/OS がそのボリュームを同容量の内部または外部にある別のボリュームにミラーリングできるようになります。i5/OS (ホスト・ベース) ミラーリングを使用する場合を除き、論理ボリュームは保護として定義してください。

    環境によっては、i5/OS 内部ロード・ソース・ユニット (LSU) を DS6000 内の LUN にミラーリングしたい場合があります。この場合は、ただ 1 つの LUN ボリュームを無保護として定義してください。こうしなければ、i5/OS はすべての無保護ボリュームのミラーリングを試みます。

  • 一般に、1 つのランクに属するボリュームに対して 1 つの LSS を使用することをお勧めします。

固定ブロック LUN ボリュームを作成するには、次の手順で行います。

  1. 固定ブロック・エクステント・プール ID のリストを表示して、どのエクステント・プール ID を固定ブロック論理ボリュームのソースとして使用するか決定します。このリストは、最初にエクステント・プールを作成したときに得られます。このリストが無い場合は、lsextpool コマンドを発行することによりエクステント・プール ID リストを入手します。 DSCLI のコマンド・プロンプトで、lsextpool コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
    dscli>lsextpool -dev IBM.1750-13AAD7A -stgtype fb -l

    エクステント・プール属性は、作成できるボリュームのサイズおよび数量を決定します。 エクステント・プール ID (偶数 | 奇数) は、ストレージ・サーバー (0 | 1) を示し、 ボリューム ID の LSS ID コンポーネントが偶数または奇数のどちらになるかを決定します。

  2. mkfbvol コマンドを発行して、指定した LSS に対する固定ブロック LUN ボリュームを作成します。DSCLI のコマンド・プロンプトで、mkfbvol コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
    dscli>mkfbvol -dev IBM.1750-13AAD7A -extpool p0
     -os400 A05 -name i5_unprot_#h 1001-1002 
    このステップのコマンドの例については、次の条件を考慮してください。
    • -extpool パラメーターは、使用可能なデータ・エクステントを所有する固定ブロック・エクステント・プールを識別する。
    • -os400 パラメーターを使用すると、ボリューム・モデルの指定によって LUN ボリュームのサイズと保護を指定できます。この例は、35.1 10 進ギガバイトのサイズをもつ、保護モデル・タイプ A05 の LUN ボリュームを示しています。
    • -name パラメーターは、ボリュームに対して使いやすいラベルつまりニックネームを割り当てることを可能にします。 ボリューム名パラメーターには、ワイルドカード (#d または #h) を含めることができます。 このワイルドカードは、10 進/16 進のボリューム ID 値をボリューム名に挿入します。
      注: 指定する 16 進数は、このコマンドにより作成されるボリューム ID 番号、あるいはボリュームの数には適用されません。 ユーザーが割り当てた固有の名前のみに適用されます。また、このコマンドの処理では、ユーザーが割り当てたボリューム名は確認メッセージに現れてきません。 割り当てたボリューム名を表示するには、lsfbvol コマンドまたは showfbvol コマンドを発行します。
    • 例では、作成されるボリュームの数に (0101 - 0102) の範囲の数を使用しています。 作成可能なボリュームの実際の数は、次の基準によって LSS 当たり 255 です。
      • ボリューム ID は、XYZZ の形式の 16 進数字 4 桁で表すことができる 32 ビットの番号です。ここで、X はアドレス・グループ (0 から 1)、XY の組は論理サブシステム番号 00 から 1EZZ はボリューム番号 (00 から FF) です。
      • 1 つのストレージ・ユニットに、最高 31 の LSS を定義することができます。 偶数番号の LSS はストレージ・ユニット・サーバー 0 に関連付けされます。奇数番号の LSS はストレージ・ユニット・サーバー 1 に関連付けされます。LSS 番号 1F は予約済みです。
  3. それぞれの LSS ごとに、必要な論理ボリュームすべてに対してステップ 2 を繰り返します。
  4. lsfbvol コマンドを発行して、LUN ボリュームの状況の確認に使用できるレポートを表示します。DSCLI のコマンド・プロンプトで、lsfbvol コマンドを入力して、次のパラメーターと変数を指定します。
    dscli>lsfbvol -dev IBM.1750-13AAD7A -l 
関連概念
LUN の計算
i5/OS 環境でのコピー・サービス機能
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