ホスト接続マルチパス・スクリプト

このセクションでは、ホスト接続マルチパス・スクリプトの適用方法について説明します。

マルチパス・ソフトウェア SDD をインストールする前に、NAS ノードにストレージ・ユニット接続スクリプトをインストールする必要があります。

  1. ご使用の環境を MPIO 環境から SDD 環境にマイグレーションするための準備をします。
    1. ホスト接続スクリプト (devices.fcp.disk.ibm.rte) を NAS ゲートウェイ 500 上に初めてインストールする場合は、MPIO ドライバーを除去する必要があります。 接続スクリプトがインストールされているかどうかを確認するには、 コマンド行で次のコマンドを実行します。lslpp -La | grep 1750
    2. 図 1 は、MPIO (devices.fcp.disk.ibm.mpio.rte) がインストールされていて、1750 ホスト接続スクリプト (devices.fcp.disk.ibm.rte、SDD の前提条件) がインストールされていない状態を示しています。NAS ノード上に、両方のバージョンを共存させることはできません。 両方を存在させる場合は、構成を解除して、MPIO パッケージを除去してください。
      図 1. インストールされたファイル・セットの例
      </>-->lslpp -La | grep ibm1750
        devices.fcp.disk.ibm.mpio.rte        1.0.0.0   C   F   IBM 1750 Host Attachment
      </>-->_
  2. 次のステップを実行して MPIO 装置の構成を解除し、取り外すディスクを決定します。
    1. コマンド・プロンプトから、root ユーザーとして次のコマンドを発行します。 lsdev -Cc disk
      重要: 以下の例では、 最初の 2 つのディスク (16 ビット LVD SCSI ディスク・ドライブ) hdisk0hdisk1 はオペレーティング・システムのディスク (内部 SCSI ディスク) です。 これらは、除去してはなりません。 ここに記載の数値は単なる例です。 ご使用のシステムでは異なることがあります。
    2. コマンド rmdev -dl hdiskX -R を使用して、 すべての MPIO ディスクを削除します。 次のコマンドは、すべての子デバイスを含め、ODM 内のディスクを削除します。 たとえば、rmdev -dl hdisk2 -R
      図 2 は、 内部ディスクのみがある環境を示しています。ご使用のシステムでは、ディスク番号が異なることがあるので注意してください。
      図 2. すべての MPIO 装置が削除された環境の例
      </>-->lsdev -Cc disk
      hdisk0 Available 1S-08-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
      hdisk1 Available 1S-08-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
    3. これで、devices.fcp.disk.ibm.mpio.rte ファイル・セットを除去できます。 root ユーザーとして、コマンド行を開き、 コマンド installp -u devices.fcp.disk.ibm.mpio.rte を入力します。 このコマンドにより、MPIO ファイル・セットが除去されます。

      これで NAS ノードは、devices.fcp.disk.ibm.rte をインストールする準備ができました。

  3. ストレージ・ユニットに付属の CD で、該当のスクリプトを検索します。 CD またはファイル・セットの入手については、ストレージ・ユニット管理者にお問い合わせください。 インターネットからファイル・セットをダウンロードするには、 次の Web サイトにアクセスします。 http://www-03.ibm.com/servers/storage/support/software/sdd
  4. 1750 host attachment scripts」というリンクをたどり、「1750 Host Attachment Script for SDD on AIX」を選択します。これを選択すると、Web ページが表示され、「Download」欄で「AIX Host Attachment Script」を選択することができます。
  5. devices.fcp.disk.ibm.rte.tar ファイルを、Web ページから NAS ノード上のローカル・ディレクトリー (/usr/sys/inst.images) にダウンロードします。
  6. cd /usr/sys/inst.images コマンドを使用してこのディレクトリーに移動します。 ダウンロードされた devices.fcp.disk.ibm.rte.tar ファイルを、 tar -xvf devices.fcp.disk.ibm.rte.tar コマンドを使用して解凍します。
  7. inutoc . コマンド (このピリオドはコマンドの一部です) を入力して、新しい目次ファイル (.toc) を作成します。このファイルは、後のインストール手順で使用します。
  8. smitty install_latest コマンドを入力して、SMIT メニュー (ファースト・パス付き) のインストールを実行します。 パスを指定します (既にディレクトリーを変更したのでピリオド (.) を使用できます。あるいは絶対パスを指定します)。 Esc+4 を押して、該当の入力ディレクトリーを選択します。 たとえば、 /usr/sys/inst.images <Installation Directory>
  9. SOFTWARE (ソフトウェア)」にカーソルを置いて、Esc+4 を押し、インストールするソフトウェアをリストします。
  10. カーソルを「ibm1750」に移動し、Esc+7 を押して IBM 1750 ディスク装置を選択します (>ibm1750 ソフトウェアの前に表示されます)。
  11. Enter キーを押すと、インストールが始まります。
  12. lslpp -La | grep ibm1750 コマンドを使用して、ファイル・セットがインストールされていることを確認します (図 3 を参照)。
    図 3. インストールされたホスト接続スクリプトの例
    </usr/sys/inst.images>-->lslpp -La | grep ibm1750
      devices.fcp.disk.ibm.rte         32.6.100.18    C    F    IBM 1750 Disk Device
    </usr/sys/inst.images>-->_         

    ストレージ・ユニットと SAN が正しくセットアップされ、ボリュームが NAS ゲートウェイ 500 に割り当てられると、lsdev -Cc disk コマンドの発行でディスクのリストが表示されます。 ストレージ・ユニット上にあるすべてのディスクは、 記述欄に情報 hdiskx...... FC2105xxx を表示するはずです。

    システム・ディスク hdisk0 には (また、システムに 2 つの内部ディスクがある場合は、 hdisk1 にも)、1750 の記述はありません。

    ヒント: この時点で、ボリューム・グループ、論理ボリューム、 またはファイル・システムをストレージ・ユニット・ディスク上に構成することは推奨できません。この操作は、SDD をインストールした後に実行する必要があります。 ボリューム・グループを先に作成すると、管理者は hdisk ボリューム・グループを vpath ボリューム・グループに変換しなければなりません (SDD の資料に記載の hd2vp コマンドを参照)。

    SDD ボリューム・グループ物理ボリューム上で、物理ボリュームに hdisk 装置と vpath 装置を混合した場合は、 この問題を解決するために dpovgfix ユーティリティーの実行が必要になります。 この操作を実行しないと、SDD が正しく機能しません。 この問題を解決するには、dpovgfix vg_name コマンドを発行します。

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