グローバル・コピー機能には、非同期の長距離コピー・オプションがあるため、実動場所のストレージ・ユニットに対する書き込み操作は、リカバリー・サイトのストレージ・ユニットに送信される前に完了したと見なされます。
グローバル・コピーは、非同期のミラーリング機能で、メトロ・ミラー操作への代替ミラーリング・アプローチです。 ソース・ボリュームに対するホスト更新では、リカバリー・サイトのストレージ・ユニットによって確認されるまで 待機することによる遅延は発生しません。 ソース・ボリュームは、絶えず更新を送るのではなく、更新済みトラックの定期的な増分コピーをターゲット・ボリュームに送信します。 従属書き込み操作は、ソース・ボリュームに適用される順序と同じ順序で転送されることは保証されません。 この非同期操作によって、リカバリー・サイトでの「ファジー・コピー」が行われます。ただし、操作手順によって、データ・マイグレーション、バックアップ、および災害時回復に適切なポイント・イン・タイム整合コピーをリカバリー・サイトに作成することができます。
データの整合コピーが必ず作成されるようにするには、グローバル・コピーからメトロ・ミラー・モードに定期的に切り替えます。 次に、アプリケーションの入出力を停止するか、またはソース・ボリュームへの書き込みアプリケーションをフリーズして、すべての保留更新がリカバリー・サイトにコピーされるまで待機します。 この時点で、リカバリー・サイトで FlashCopy 操作を作成して、整合したデータを取得することができます。
グローバル・コピー機能は、長距離で操作でき (メトロ・ミラーでサポートされている 300 km よりも長距離)、アプリケーションへの影響も最小で、距離はネットワークとチャネル拡張テクノロジーによってのみ制限されます。
災害時に、データは、作成済みの最後に認識され整合した増分までを復元できます。 つまり、実動場所に書き込まれた、リカバリー・サイトへの転送を待機しているデータは、2 つのストレージ・ユニットが通信できなくなると失われます。グローバル・コピー機能の使用にあたっては、データ損失に対する保証がないことに注意ください。一方、グローバル・ミラー機能では、パフォーマンスに重大な影響を与えることなく一貫性のあるデータ・セットを継続的に形成することによって、 長距離リカバリー・サイトにおける実動データのリカバリー可能コピーが提供されます。これにより、実動場所で災害が発生したときに、リカバリー・サイトで即時に再始動することができます。