グローバル・ミラーのセットアップ (DS Storage Manager)

以下の DS Storage Manager のプロセスを使用して、グローバル・ミラーを使用するための環境をセットアップします。グローバル・ミラー・プロセスはデータのリカバリー・トランザクションと同様に一般のトランザクションでも使用されます。 データ・リカバリーにグローバル・ミラーを使用すると、データはホストからリカバリー・サイトに非同期にコピーされ、 リカバリー・サイトのストレージ・ユニットでデータが維持されます。

以下のグローバル・ミラー環境を構成できます。この環境では、2 つのサイト (ローカルとリモート) および複数のストレージ・ユニットを利用できます。
ローカル・サイト
A ボリューム (ソース・ボリューム) が存在します。 A ボリュームは、グローバル・コピーを使用して、 リカバリー・サイトにコピーされます。
リカバリー (またはリモート) サイト
B ボリューム (ターゲット・ボリュームおよび FlashCopy ソース・ボリューム) および C ボリューム (FlashCopy ターゲット・ボリューム) があります。
注: ローカル・サイトのストレージ・ユニットはグローバル・ミラー・マスターとして指定され、他のすべてのローカル (または実動) ストレージ・ユニットは従属ストレージ・ユニットとして指定されます。 マスター・ストレージ・ユニットは従属ストレージ・ユニットにコマンドを送信します。 これらの従属は、共同で働いて整合性グループを作成し、FlashCopy コマンドをリカバリー (またはリモート) サイトに送信します。 すべての状況は、グローバル・ミラー・マスターにリレー・バックされます。

このタスクは DS CLI または DS Storage Manager を使用して実行できます。

DS Storage Manager のセットアップ・ステップ

以下のステップを実行して、グローバル・ミラー・プロセスの環境をセットアップし、整合したデータのバックアップ・コピーを作成します。

  1. 使用しているストレージ・ユニットが構成され、割り当てられ、 正常状態で作動していることを確認します。詳しくは、「ストレージ・ユニット - メインページ」を参照してください。
  2. ファイバー・チャネル・パスが確立されていることを確認します。
    • すべてのグローバル・コピー・ソースおよびターゲット・ペア
    • マスター・ストレージ・ユニットと従属ストレージ・ユニット
    注: ボリューム・ペアを確立するには、ボリュームがある LSS の間にパスがなければなりません。 作業手順については、『リモート・ミラーおよびコピーのパスの作成』を参照してください。
  3. グローバル・コピー・ペアを作成します。確立したパスを使用して、 ローカル・ストレージ・ユニットからリカバリー・ストレージ・ユニットへのボリュームを作成します。 作業手順については、『メトロ・ミラー・ボリューム・ペアの作成』を参照してください。
    注: グローバル・コピーを使用してボリューム・ペアを作成すると、ボリューム上のデータは時間の一貫性がなくなるため、通常、 ローカル・サイトのすべてのデータが特定の時刻までコピーされない限り、リカバリー・サイトには役立ちません。 災害時回復に役立つためには、ターゲット・ボリュームの一貫性を定期的に保持する必要があり、データのコピーを作成する必要があります。 グローバル・コピー・ソース・ボリュームは、 初期コピーの最初の受け渡しを完了するまで、 グローバル・ミラー・セッションでアクティブになりません。
  4. FlashCopy 関係を作成します。 リカバリー・サイトで、グローバル・コピーの 2 次ボリュームと FlashCopy のターゲット・ボリュームの間に関係を作成します。FlashCopy 関係に入るすべてのボリュームを再同期させます。 作業手順については、『FlashCopy ボリューム・ペアの作成』を参照してください。 FlashCopy 関係を作成するときに、以下のオプションを選択します。
    Enable Change Recording (変更記録の使用可能化)
    FlashCopy 関係に参加しているボリューム・ペアの変更記録をアクティブにする場合にこのオプションを選択します。
    注: 「Persistent FlashCopy (永続 FlashCopy)」オプションは、このオプションのデフォルトです。
    Inhibit writes to target volume (ターゲット・ボリュームへの書き込み禁止)
    ターゲット・ボリュームに更新が行われないようにするには、このオプションを選択します。 これにより、ターゲット・ボリュームのデータ整合性が維持されます。 「Inhibit writes to target (ターゲットへの書き込み禁止)」オプションを選択すると、ターゲット・ボリュームでは 変更記録フィーチャーがアクティブにならず、ソース・ボリュームでのみアクティブになります。
    注:Initiate background copy (バックグラウンド・コピーの開始)」オプションを選択しないでください。 データは、ソース・ボリュームのトラックが変更された場合にのみ、ソース・ボリュームからターゲット・ボリュームにコピーされます。
  5. グローバル・ミラー・セッションを作成します。 作業手順については、『新規グローバル・ミラー・セッションの作成』を参照してください。
  6. ボリュームをグローバル・ミラー・セッションに追加します。 作業手順については、『グローバル・ミラー・セッションへのボリュームの追加』を参照してください。
セットアップが完了すると、以下のプロセスによって 2 つのサイト間でデータの整合性が確立されます。
  1. ボリュームの整合性グループがローカル・サイトで作成されます。
  2. データの増分コピーがリカバリー・サイトに送信されます。
  3. FlashCopy 操作がリカバリー・サイトで実行されます。
  4. グローバル・コピー操作が再開されます (同期していないデータのみがコピーされる)。
  5. 手順が繰り返されます (繰り返しは定義された時間枠によって決定される)。
関連概念
グローバル・コピー
グローバル・ミラー
関連タスク
リモート・ミラーおよびコピー・パスの作成
高速反転プロセスを使用した災害からのリカバリー
フェイルオーバー・リカバリー操作の実行
計画フェイルオーバーおよびフェイルバックに対する グローバル・ミラー の使用
関連資料
16 進値の使用について
ライブラリー | サポート | ご利用条件 | フィードバック
© Copyright IBM Corporation 2004, 2006. All Rights Reserved.