migratepv コマンドの使用

以下の情報を物理ボリュームに関連付けられているデータをマイグレーション するために論理ボリューム・マネージャー (LVM) の migratepv コマンドを使用する方法のガイドとして使用してください。

LVM の migratepv コマンドを使用すると、物理ボリュームに関連付けられているデータを マイグレーションすることができます。

以下の例は、migratepv コマンドの使用方法を示しています。
# migratepv hdisk1 hdisk2

# migratepv -l datalv hdisk3 hdisk9
  

この例では、hdisk1 から hdisk2 にすべてのデータが マイグレーションされます。 migratepv コマンドは、すべての LVM 参照を更新します。 このコマンドが完了した後、LVM は、前に hdisk1 に保管されていたデータにアクセス するためにここを使用しません。 データが物理的に移動すると、ターゲット物理ボリュームには、ソース物理ボリュームのデータを収容するための スペア物理ボリュームが確保されます。 このコマンドが完了した後、ボリューム・グループからソース物理ボリュームを除去できます。

ユーザーを妨害しないように、システムがアクティブな間は migratepv コマンドを使用します。

migratepv コマンドは、以下のアクションを実行してデータをマイグレーションします。
  • 移動中の論理ボリュームのミラーの作成
  • 論理ボリュームの同期化
  • 元の論理ボリュームの除去
migratepv コマンドを使用すると、同じボリューム・グループ内のある物理ボリュームから 別の物理ボリュームにデータを移動することができます。 以下の使用パラメーターは、このコマンドに適用されます。
 migratepv [-i] [-l LVname] SourcePV DestinationPV...
注: 複数の宛先物理ボリュームを指定することができます。
最初に、データのマイグレーション元のソース・ディスクを識別します。 次に、データのマイグレーション先のターゲット・ディスクを識別します。 rootvg ボリューム・グループにあるディスクのみをマイグレーションすることができます。 rootvg ボリューム・グループにあるディスクのリストを取得するには、lsvg -p rootvg コマンド を実行します。 以下の例は、lsvg -p rootvg コマンドを実行した場合の出力を示しています。
 # lsvg -p rootvg 
   rootvg: 
   PV_NAME  PV STATE  TOTAL PPs  FREE PPs    FREE DISTRIBUTION 
   hdisk0   active    515        116             57..00..00..00..59 
   hdisk1   active    515        515             00..00..00..00..00 

マイグレーションするディスクで現在使用されているスペースを判別します。 これは、該当するディスクの合計物理区画 (PP) の値から空き PP の値を引いた数になります。 上記の例で、(515 から 116) PP または 399 物理区画を使用している hdisk0 を参照してください。

次に、使用可能なスペースがあるディスクを見つけます。 この場合は、hdisk1 には 515 の空き物理区画があります。 この値は、必要スペースである 399 物理区画より大きいです。

rootvg に固有の状態は、該当するディスクにブート・イメージが含まれているかどうかです。 通常、これが論理ボリューム hd5 です。 以下の lsvg -l rootvg のリストの一部では、この論理ボリュームはタイプ boot です。
LV NAME    TYPE   Ps   PPs  PVs  LV STATE        MOUNT POINT 
hd5        boot   1    1    1    closed/syncd    N/A 
マイグレーションするディスクに ブート・イメージがあるかどうかを判別するには、lslv -l コマンドを実行します。 以下の例は、lslv -l コマンドを実行した場合の出力を示しています。
# lslv -l hd5 
   hd5:N/A 
   PV          COPIES         IN BAND       DISTRIBUTION 
   hdisk0      001:000:000    100%          001:000:000:000:000 

この場合、マイグレーションするディスクにブート・イメージが存在しています。 最初に migratepv -l コマンドを使用してブート・イメージを移動する必要があります。

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