OpenVMS ファイバー接続の各ボリュームには、ユーザー定義の ID または
ユニット装置 ID (UDID) が必要です。このセクションでは、ストレージ・ユニット・ボリュームごとに UDID を定義する方法について説明します。
ID は負でない整数とし、OpenVMS の
装置名を作成するときに使用します。すべてのファイバー接続ボリュームの割り振りクラスは、$1$ の後に DGA、その後に UDID が続きます。
OpenVMS システムに割り当てるすべてのストレージ・ユニット LUN は、オペレーティング・システムがこれを検出して装置名を付けられるように UDID が必要です。
LUN 0 にも UDID が必要ですが、システムは LUN 0 を $1$GGA<UDID> として表示し、$1$DGA<UDID> としては表示しません。ファイバー接続ストレージ・デバイスについての詳細は、HP 資料「Guidelines for OpenVMS Cluster Configurations」を参照してください。
IBM® System
Storage™ DS Storage Managerまたは DS CLI を使用して、AlphaServer システムがボリュームの UDID として使用する値をストレージ・ユニット・ボリューム名フィールドで設定できます。(この資料では、DS CLI の例が提供されています。)
DS CLI は、ストレージ・ユニットに付属の CD にあります。
詳しくは、IBMSystem Storage™ DS6000™コマンド行インターフェース・ユーザーズ・ガイド を参照してください。
DS CLI は、各種ストレージ・ユニット機能をサポートする汎用ユーティリティーです。
DS CLI では、ストレージ・ユニット・ボリューム名フィールドの入力に 16 の英数字を使用できます。
OpenVMS UDID の値には、0 - 32767 の整数を使用します。このため、
入力内容が UDID に正しくサポートされていることを確認する必要があります。
ユーティリティーは、UDID 規則を強制実行しません。OpenVMS に無効な値 (たとえば、
AaBbCcDd) でも受け付けます。
複数のストレージ・ユニット・ボリュームに同一の UDID 値を割り当てることができます。ただし、
OpenVMS システムに割り当てる各ボリュームは、そのシステムにとって固有の値とするか、
またはそのシステムが属する OpenVMS クラスターにとって固有の値と
する必要があります。UDID 規則について HP OpenVMS の説明書を参照し、
入力値が有効であることを確認してください。
注: UDID の値を 9999 よりも大きくすると、OpenVMS クラスターから他のシステムに対して MSCP の使用ができません。
以下の例では、DS CLI を使用して、既存の DS ボリュームに名前を追加するか変更します。
この例では、DS CLI は対話モードになっていて、構成プロファイル・ファイルが定義済みです。
最終コマンドでは AlphaServer コンソールを使用し、ファイバー接続ボリュームをリストします。
- chfbvol コマンドを使用して、固定ブロック・ボリュームの名前を変更します。
たとえば、UIDD の値を 21 にセットするには、chfbvol -name 21 0001 と入力します。
DS CLI コマンドの中の名前パラメーターの値は、HP AlphaServer の UDID フィールドです。このコマンドにより、
ボリューム ID が戻されます。
次に、出力の例を示します。
CMUC00026I chfbvol: FB volume 0001 successfully modified.
注: 最初のボリューム LUN 0 は、ディスク・ボリュームとしてではなく、CCL デバイスとして報告されます。
- “VMS_A0”という名前のボリューム・グループを作成し、そこにボリュームを追加するには、
mkvolgrp -type scsimap256 -volume 0001 VMS_A0 と入力します。
このコマンドにより、
ボリューム・グループ ID が戻されます。
次に、出力の例を示します。
CMUC00030I mkvolgrp: Volume group V0 successfully created.
- DS CLI を使用して OpenVMS ホストを作成し、そのホストにボリューム・グループを関連付けるには、
mkhostconnect -wwname 10000000ABCDEF98 -hosttype HpVms -volgrp v0 ES40_A と入力します。
このコマンドにより、ホスト接続 ID が戻されます。
次に、出力の例を示します。
CMUC00012I mkhostconnect: Host connection 0005 successfully created.
- ホスト接続の定義済み属性を表示するには、showhostconnect
0005 と入力します。
次に、出力の例を示します。
Name ES40_A
ID 0005
WWPN 10000000ABCDEF98
HostType HpVms
LBS 512
addrDiscovery LUNPolling
Profile HP - Open VMS
portgrp 0 volgrpID
V0 atchtopo -
ESSIOport all
- あるボリューム・グループのボリュームとその属性を表示するには、
showvolgrp v0 と入力します。
次に、出力の例を示します。
Name VMS_A0
ID V0
Type SCSI Map 256
Vols 002A 0000F 0001
- AlphaServer コンソールで wwidmgr -show wwid コマンドを使用すると、
ファイバー・チャネル・ホスト・アダプターが検出したファイバー接続の
ボリュームが表示されます。ボリュームに UDID がない場合、または無効な UDID が付いていると、ボリューム UDID はマイナス 1 (-1) となります。
OpenVMS をブートすると、-1 の付いたボリュームは UDID 番号としては検出されません。『OpenVMS のファイバー・チャネル・スイッチ接続の確認』セクション内の OpenVMS のファイバー・チャネル・スイッチ接続の確認に、これについての詳しい説明があります。