ボリューム管理方式を使用した DS6000™ ストレージ・ユニットへのデータのマイグレーション

データ・マイグレーション用の UNIX ボリューム・マネージャー方式 は、AIX システムで使用される方式に類似しています。 この方式では、データをコピーおよび移動するコマンドやコマンドの組み合わせを使用します。

以下の方式は、UNIX ボリューム・マネージャーで使用できます。 選択する方式は、ご使用の操作環境によって異なります。
cplv 方式
cplv コマンドを使用して、論理ボリューム全体のコピーを作成します。 cplv コマンドは、コピー中の論理ボリュームに含まれているデータへのアクセスを妨害することなく実行できます。 ただし、このコマンドの使用には欠点が 1 つあります。 このコマンドを使用すると、アクティブ論理ボリュームがコピーされない場合があります。 このコマンドを実行する前に、論理ボリュームをクローズする必要があります。
整合性を保持し、このコマンドに関連付けられている問題を制限するには、以下の処理を実行します。
  1. 論理ボリュームが構築されているファイル・システムをアンマウントするか、またはオープンの未加工論理ボリューム を持つデータベースをシャットダウンして、論理ボリュームをクローズする。
  2. cplv コマンドを実行する。
  3. システム構成ファイル /etc/filesystems を更新し、新規論理ボリュームおよびファイル・システムの 関連構成データを組み込む。
  4. fsck コマンドを実行してファイル・システム保全性チェッカーを実行し、新規論理ボリューム内のデータの整合性 を保持する。
migratepv 方式
この方式は、ユーザーを妨害しないでデータを移動する場合に役立ちます。 migratepv コマンドを使用して、物理ボリューム内に含まれている各論理ボリュームのミラーを作成します。 このコマンドを実行すると、両方のコピーが同期化されます。 このコマンドを使用は、アクティブ・システム上で実行することができます。

作成の自動性やコピーの同期化が原因でパフォーマンスが低下する場合があります。 この処理は各物理区画を書き込み、その他のプロセスがアクセスしないようロックします。 このため、データへのアクセスが低下しますが、データ保全性が保持されます。

mklvcopy、splitlvcopy 方式
この方式は、論理ボリュームのコピーを作成する場合に役立ちます。 mklvcopy コマンドを使用し、データのミラー・コピーを作成して自動的に同期化することによって、 データ保全性を保持します。 アクティブ論理ボリュームで splitlvcopy コマンドまたは cplv コマンドを実行しないでください。 分割が実行されている間にプロセッサーがデータを更新すると、両方のコピーのデータ整合性を保証することができなくなります。 splitlvcopy コマンドを実行した後、システム構成ファイルを更新します。 新規論理ボリュームおよびファイル・システムに関連する関連構成データを組み込みます。 fsck を実行してファイル・システム保全性チェッカーを実行し、新規論理ボリューム内のデータの整合性を 保持します。
mklvcopy、rmlvcopy 方式
この方式は、パフォーマンスの低下を受け入れることができる場合に、アクティブ論理ボリュームを マイグレーションする場合に役立ちます。 この方式では、ミラーが自動的に作成および除去されるため、データ保全性が保持されます。
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